わが子が生まれた時、2つの才能を持って生まれてくると信じていました。
ひとつは走るのが速いことです。私も妻も心拍数が少なくて、心肺機能はとても強いです。その子供ですから、マラソンを走らせたらとても速くなると信じています。
この件については0歳児の心肺能力を心拍数で考えるという記事を書いています。ぜひご覧ください。
わが子は手先が器用
マラソンが速いこと以外に、もう一つわが子に才能があるだろうと思っていることがあります。それは手先が器用なことです。
正直私は結婚するまで、手先の器用さで父親以外に負けたと思ったことが一度もありませんでした。
父親はどんなことでも起用で、彫り物などはプロ並みにこなしていました。父親と工作するような遊びをしたのは私が小学生のころだけだったので、私が大人になった時に、私と父のどちらが器用なのか、比べたことがないのでわかりません。
父は誰にも負けることがないくらい器用でしたが、私はそんな父にも負けていない気がします。
器用さについては、細かな物を作る職人さんに比べたら、私の器用さなど子供レベルかもしれません。それでも普通に生活しているだけであれば、私は器用さで誰かに負けたことはないので、誰が判断しても器用だと言ってもらえるレベルだと思います。
しかし妻と結婚し、時々ですが「この人は自分よりも器用に何かをこなすことがたまにあるな」と思うことがあります。これは私にとってはかなりの衝撃でした。今まで手先が器用だと認めた人が、父以外は誰もいなかったのです。その私ですら妻の手先の器用さには驚くことがあるのです。
結婚したばかりころの話です。釣りに行った時にめちゃくちゃに絡まったラインを、妻は簡単にほどいてしまいました。私がやりたくないと思って放棄した物なのに、いとも簡単にほどきました。あれは今でも忘れていません。
いずれにしろ私たち夫婦の器用さは、きっと高いレベルにあると思います。
そんな夫婦に生まれた子供ですから、絶対に器用だと信じていました。過去に私が書いた日記を調べてみると、わが子が器用だと思える時が来たのは、今から1ヶ月余り前の2019年8月8日。わが子が生後9ヶ月と7日になった時でした。
わが子がステック状のお菓子を、つまむようにして食べられるようになったのです。
今まではこぶしを握るような掴み方でお菓子を掴んでいましたが、鉛筆を握るような形でつまむことができていたので、その時はとてもびっくりしたと書かれています。
このつまみ方でお菓子を持って食べていると、短くなります。食べられないくらい短くなると、もう一方の手に持ち替えます。
持ち替える時は、食べやすいようになるべくお菓子が長く指から出るようにします。そんなやり方をすることで、ステックのお菓子を最後まで1人で食べ切ることができるようになったようです。短くなったステック菓子を、反対の手に持ち替えるのも、生後9ヶ月では難しいことだと思います。
手先が器用だと、人よりも物がうまく作れます。これは一生において大変なアドバンテージとなることを、私は身をもって知っています。そのためわが子が器用だと思えたことは、とてもうれしかったのです。
生後10ヶ月で髪を拾い上げる
そしてそれから1ヶ月あまり経過した今日、生後10ヶ月と18日のわが子がさらに器用だと感じられることがありました。
わが子が床に落ちていた髪の毛を、簡単につまんで拾っていたのです。
髪の毛を拾えるようになるのは、生後10ヶ月くらいでできる子もいるようですから、特別に早いわけではないのかもしれません。しかしわが子は苦も無く簡単に拾ってしまうのです。
おそらく髪の毛を拾おうとしたのが今日が初めてで、拾うつもりになればもっと前から拾えたと思われます。もしくは今までも髪の毛くらいはつまみ上げたことがあったのに、私たち親がそれに気付かなかったのかもしれません。
わが子の場合は、両親の手先が器用であるため遺伝の可能性は高いです。それでも手先が器用になるよう成長するためには、手を使うことが大切だと言われることがあります。
ハイハイすると手先も器用になるという説もあるようです。わが子は大変なスピードで毎日大変な距離をハイハイしますから、それが手先を起用にしてくれたのでしょうか?
しかしハイハイするのに指を器用に動かす必要はありません。そう考えるとハイハイすることが直接、手先を器用にするわけではないような気がします。
わが子が髪を生後10ヶ月でつまむことができたのは、ハイハイをたくさんさせた効果というよりも、いつも手を動かしていることが要因だったのではないかと思います。
わが子は手もいつも動かしています。物をつかもうとしたり、開いたり閉じたりしています。手を動かす機会が多いので、指先を動かす神経の発達が早いのかもしれません。
そう考えると、指を動かす遊びをさせれば、手先が早い時期に器用になるのかもしれませんね。早い時期に手先が器用になったところで、あまり意味がないと思う人がいるかもしれません。しかし私は、早い時期に手先が器用になることは、赤ちゃんにとってはプラスになると思います。
- 何かができるようになると、達成感を覚える。その達成感が脳に刺激を与え、知能が向上する。
- 手先が器用になると、扱える道具が増える。それを使えるようになることでさらに手先が器用になる。
これらは私の考えなので、間違っているかもしれません。しかしできることが増えていくことに、マイナスはないと思います。デメリットもありません。
手先を使って行うことは、なるべく早く習得させたほうが子供にとってプラスになるのかもしれません。