私(父親)はわが子に好かれています。
そのことはとてもメリットがあると思えるようになりました。
子供に好かれる父親
今月頭くらいから、私が会社に行くため家を出るとき、わが子が悲しそうな顔をするようになっていました。
それまでは私が朝家を出る時、笑顔で手を振ってくれていたのですが、手を振ってくれなくなりました。日に日に私が朝家を出る時、わが子の態度が悲しそうになっていくことは感じていました。
いなくなることが理解できているのは当然として、その後(夜には)家に帰ってくることも理解しているようです。それでもひと時の別れが悲しくてたまらないようです。
知能の発達が進んでいるようで、1週間くらい前からは、朝私が服を着替えると、それだけで会社に出かけることを感じ取り、泣きそうになっていました。
私がわが子を抱いていても、もうじきいなくなることがわかっているので、私に代わって妻に抱かれるように、自ら手を出していました。
私はいつもわが子の頭をなでて出ていきます。しかしそれが別れの合図になることを知っているので、最近は頭を撫でられることを拒否するように、手を出すと後ろを向いてしまいました。そして出かける時もバイバイしないで、悲しそうな顔をするのです。そんなわが子を置いて出かけるのが本当に辛いです。
私がいなくなった後は、1時間くらいLDKのドアの前で泣いていることがあるそうです。私がいなくなった後のわが子の悲しみは、日に日にひどくなっているということです。
そんなことを妻から聞かされると、わが子がかわいそうに思えるのはもちろんですが、そこまで子供に好かれていることをとてもうれしく、そして誇りにも思います。
こんなに好かれる父親は、まずいないと思います。
自信を持ってそう言えるのは、私が子供の面倒をこれ以上ないくらい頑張ってみているからです。
17時30分に帰宅すると、私は食事の時間までわが子をずっと抱いています。一緒に食事をしたら、寝るまで妻と一緒にわが子の面倒をみています。
土日は可能な限り抱いています。1日に3時間以上抱くこともあります。家族を置いて一人で遊びに行ったことは、子供が生まれてから2回だけ。やむを得ない付き合いをした時だけです。常に家族と一緒にいて、家族のために生きています。
ここまでやっていれば、好かれるのは当然でしょう。
子供との付き合いは手を抜いたことがありません。もう少しやれることがあったかもしれないなどと考えることは一切ありません。これ以上は絶対にできないと自信を持って言えるくらい、真剣に子育てをしています。
そんなことを子供がちゃんと理解してくれて、子供が私を心から好きになってくれることは本当にうれしいですし、とても大切なことだと思います。
私がわが子の面倒を見るのは、わが子がかわいくてたまらないからです。かわいく思えるから頑張って面倒を見る気になります。頑張って面倒を見るからさらに子供に好かれます。好かれるからますますかわいく思えます。
このようなループに入ると、子供ととてもいい関係を築くことができます。
私の仕事が休みの日は、朝5時くらいに起きてしまうわが子を抱いて、1時間くらい散歩をするのが当たり前になっています。
夜に妻がわが子の面倒を一晩見ています。朝食までに私が相手をすることで、妻の負担も減らしてあげたいのです。
「車が来たね」「犬がいるね」「水が流れているね」
こんな会話をわが子にしています。
もちろんまだ0歳のわが子は、意味は分かっていないでしょう。しかし歩道から車が通るのをわが子に見せると、わが子はとても喜びます。「きゃっきゃっ」と言いながら、とてもいい笑顔ではしゃいでくれます。
私としては、1時間も赤ちゃんを抱いて散歩するのは大変です。しかしわが子が車を見て喜ぶ姿を見ていると、それが刺激になって脳の成長が進むのではないかと期待しています。楽しむようにすることで、知能が上がるのではないかと思うのです。
かわいいわが子を喜ばすことができるだけでもうれしいのに、知能が伸びるかもしれないのです。子供を抱いて歩き続けることは肉体的には大変です。しかしその苦労以上の楽しみがあるのです。
会社が休みの日(日曜日)にたくさんわが子と遊びます。そのため月曜日に私が会社に行く時には、特にわが子は悲しそうになります。
私が出かけた後で1時間以上も泣いているのは、私が休み明けの月曜日ばかりだと妻が言っていました。
いつかわが子と朝の散歩をした時、車を見たわが子が「ブーブー」とか「自動車」とか言ってくれる時が来るのでしょう。
今はわが子は歩けないので、抱いて外に連れ出すしかありません。でもいつかは二人で歩いて散歩ができるようになるのでしょう。
そんな将来を想像するだけで、とても幸せな気持ちになります。
父親が好かれるメリット
父親が好かれることのメリットは、妻だけに子育てが集中しなくなることです。
このくらいの月齢になると、母親しか自分の面倒は見させないという態度を取る子供もいるようです。そうなったら育児は母親に集中します。
母親に育児が集中すると、母親は負担が増えすぎて育児がぞんざいになってしまうこともあります。
子供に与える食事を作るのが面倒になり、バランスの悪い食べ物を子供に与えることもなるかもしれません。
また子供の相手をするのが面倒になり、テレビを見見せる時間が伸びるかもしれません。寝かし付けが面倒に感じるようになり、子供がすぐに寝てくれる状態になるまで起こしておくことになるかもしれません。そうなると必然的に寝る時間が遅くなってしまいます。
父親が0歳の子供に好かれていて子育てを頑張ることで、母親の負担が減りしっかりした育児ができるのです。
このメリットは子育てにはとても大きいのです。
たかがそんなことと思わないでください。わが子は成長が早いですが、その側面にはこのような子育てをしているからだという理由もあると思っています。