先日知り合いの人が、子供が家でやることがなくて困っているという話をされました。どんな遊びもすぐに飽きてしまい、不機嫌になって怒り出すこともあるということです。
わが子は家で遊んでいて、「外に行きたい」とか「早くスイミングに行きたい」などと言うことがあります。(わが子は生後2歳10ヶ月ですが、1歳9ヶ月からスイミングスクールに通わせています)
それでも家の中で遊ぶのがつまらないから、外に行きたいと言っているのではありません。家の中よりも外で遊びたいことがある場合に、外に行きたいと言うのです。わが子は家の中で退屈したことは、2歳9ヶ月まで一度もありません。
家の中で退屈しないために、わが子にどのような環境で遊ばせているのかまとめてみました。
目次
家の環境を考える
子供が退屈しないためには、まずは家の中で遊べる環境を作ることが大切です。
LDKに大きな空間を作る
LDKのテーブルを取り去り、遊び回れる空間を作りました。
わが家にはダイニングテーブルも、リビングテーブルもありません。リビングで食事していますが、簡単に撤去できるプラスチック製の小さなコタツを使っています。
来客時は二階の主寝室を使っています。
このようなLDKにすると、大人にとっては快適ではない空間になります。最初は少しだけ戸惑いもありましたが、すぐに私たち家族はテーブルのないLDKに慣れてしまいました。
広いLDKがあると、子供がいつも走り回ることができます。とても行動的なわが子ですが、家の中でも充分に遊び回れるため、外に出たいとせがむことはあまりありません。
走り回れる空間を作ると、運動量も大幅に増えます。
子供のために大人が我慢することで、楽しく退屈せずに遊べるようにしています。
LDKにジョイントマットを敷き詰めた
LDKにジョイントマットを敷き詰めました。転倒しても痛くないのです。
この効果は絶大で、2歳時のわが子は体中を使って回転しながら踊り、いつも転倒していました。
もしジョイントマットがなければ、転倒するとフローリングの床では固くて痛いので、思う存分動き回っていないでしょう。
ストレスなく好きなだけ動き回るためには、転倒しても痛くない床にすることが大切です。
ジョイントマットを敷き詰めることはおすすめですよ。
ジョイントマットについては、ジョイントマットは何がおすすめ? わが家で選んだ最高のジョイントマットという記事を書いています。ぜひご覧ください。
-
体操はいつから始める? わが子は3歳から楽しく通っています。
続きを見る
布団の上で遊べるように
LDK横に寝室がありますが、いつでも布団を敷き詰められるようにしてあります。わが子はいつもそこで転がって遊んでいます。
子供はゴロゴロと転がって遊ぶのが大好きです。ジョイントマットよりも柔らかい布団があると、転がって遊びたい時はそこに駆け込みます。
布団の上で遊んでいるうちに、一人で前転(でんぐり返り)をマスターしました。
家庭内菜園を楽しむ
わが子は家で作っている家庭内菜園の野菜を見るのが好きです。ゴーヤやスイカが大きくなっているのを見て、とても喜んでいます。
物が成長することを理解して楽しむことは、テレビを見たり、体を使って遊ぶ生活の中で、一つのアクセントとなっています。
その他子供が退屈せずに過ごすためのポイント
運動具を買い与える
家の中で遊べる環境を整えたら、次に運動のできる遊具を、わが家ではたくさん買い与えました。
- 鉄棒
- ジャングルジム
- トランポリン
- D-BIKE MINI(3輪キックバイク)
- ストライダー(2輪キックバイク)
- へんしんバイク(自転車)
これらを例外なくすべて、わが子はとても楽しそうに使って遊んでいます。あまり体を使った遊びが好きではない子でも、いろいろ買い与えると、好きになるものもあると思います。
運動ができる遊具を与えることで、家で遊んでくれる時間も増えますし、運動能力も向上します。
おもちゃを買い与える
おもちゃは多くの過程で、たくさん買い与えると思います。わが家でも例外なく、たくさんのおもちゃを買っています。
その一部を紹介します。
・マグフォーマーを大量購入
マグフォーマーは類似品も含めて、600ピース以上あります。わが子が好きなのは、箱型に作ったフレームに車輪を付けて、車を作ることです。
ままごとセットを買い与える
男ですがままごとも好きで、料理を作ってくれます。ままごとセットはダイソーで購入しました。ままごと遊びに1時間以上も付き合わされることもあります。
・お絵かきボードなどを3種類
わが子は絵を描くのが好きなので、お絵かきボードは3種類買いました。特に気に入ったのがおえかきアーティストです。遊びすぎなくらいこれで遊びます。
・おもちゃについて
これ以外にもとてもたくさんのおもちゃを買い与えています。パワーショベルのラジコン、ぬいぐるみ10体以上、積み木2種類、ゴムのカブトムシ15種類、ディズニーワールドイングリッシュ付属のTOY、ミニカー20個など、他にもまだたくさんあります。
その他絵本は少ないですが、30冊くらい買いました。
これらのおもちゃを、どれも楽しそうに使って遊んでいます。
外遊び
私たち夫婦は、いつも子供の要求に従って、外に連れ出しています。
家の外でストライダーや自転車で遊ぶのが大好きです。散歩もよく連れて行きます。
公園には、2歳半くらいまでは、いつも連れて行っていました。
2歳後半になると、ジャングルジムやターザンロープなど、家の中でもつかまったりよじ登ったりする遊びをするようになったので、公園に行く頻度は落ちました。それでも週に1回以上の頻度で公園に連れて行きます。
わが子は家の中でも楽しく遊んでいますが、外遊びも大好きです。
適度に外に連れ出すことが、わが子が気持ちよくいられる理由の一つにもなっています。
精神的なもの
とても重要なことがあります。わが子が退屈せずにいつも楽しく遊んでいる理由は、親と一緒にいるだけで満足しているからのようです。
わが子は父親である私が家に帰ると、自分が寝るまでの2時間くらいの間に、「お父さん、ジャングルジムに登って」「お父さん、ラジコンを動かして」「おとうさん、本を読んで」など、50回以上のリクエストをしてきます。
昼間に会社に行っている私に会えないので、帰ってきてからたくさん遊んで欲しいようです。そして母親である妻のことも、わが子は大好きです。
このような親子関係になっていると、親と一緒にいるだけでわが子は満足してくれます。
ボールが受け取れるようになったとか、自転車に乗れるようになったなど、能力が向上してできることが増えると、親は喜びます。大好きな親に喜んでもらうことが楽しいので、親を喜ばすために一生懸命できることを増やそうとしてくれます。
このような状態になっていて、家で遊び回れる環境ができているのでわが子は退屈さを感じないようです。
実際にわが子は、2歳10ヶ月までただの一度も、退屈そうな様子を見せたことがありません。遊ばせることがなくて困るような状況は、私たち夫婦は一度も経験していないのです。
このような関係になるためには、父親の育児協力は不可欠だと思います。父親が仕事をしていても家事を行い育児もすることで、母親の精神状態も安定します。その結果子供に対する態度も柔らかくなり、子供との信頼関係も築けるのです。信頼関係があれば、お互いに一緒にいるだけで満足できるのです。
私たち夫婦は、わが子の要求に従って、散歩や自転車に乗るのにいつも付き合っています。土日は必ず、親子3人で外に遊びに行きます。
わが子は1歳9ヶ月から、川で泳がせていますが、わが子ほど小さな子が海や川で遊んでいるのをほとんど見たことがありません。つまりわが子ほど様々場所に連れて行ってもらっている子は、あまりいないと思います。
これはとても大変なことです。仕事での疲れを癒すための休日にしたいと思うことはありますが、それでも会社が休みの日は、ずっと子供に付き合って遊んであげています。母親である妻も、ずっと子供に付きっきりです。
このようなパパママの頑張りが、子供の信頼感を得ることになり、最終的には一緒にいるだけで心地よいので、退屈しなくなるのではないかと思います。
家で子供が遊べる環境を作ることも大切です。そしてそれ以上に、子供が親と遊ぶことが究極に楽しい気持ちにさせてあげることで、子供が退屈を感じることは減るのではないでしょうか?