意識と悩み0~2歳

おむつ外しをトイレトレーニングなしでできました。おむつの汚れを気にしないわが子でも成功!

幼児のおむつ外しに苦労している方もいると思います。でも苦労せずに簡単におむつを外す方法があります。

私はおむつ外しの常識が間違っているから、多くの親御さんがおむつ外しに苦労しているのだと思っています。

おむつ外しを苦労せずに行う方法は、おむつ外しが簡単にできる年齢になってから始めることです。

そんなのは当たり前だと思った方もいると思いますが、この考えを実践している人はほとんどいないと思います。多くの場合オムツ外しは、「親がおむつ外しをしたい」時期に始めているのではないでしょうか?

親が子供のおむつ外しをしたいと考える時期と、子供がおむつを外したいと思う時期は違うことが多いです。

苦労せずにおむつ外しをするために、子供がおむつを外したいと思える年齢まで待ってみましょう。

私がそのような考えに至ったのは、わが子の特徴から早い時期からおむつ外しを行えなかったからです。

目次

はじめに

3歳から幼稚園や保育園に通わせようと考えている方は、それまでにできる限りでおむつ外しをしておくことをおすすめします。

幼稚園や保育園の先生に、余計な負担を与えないようにしてあげたいからです。

子供のおむつ外しをしようと親が頑張った結果、おむつが外れなかったのは仕方がないことだと思います。しかし親がおむつ外しをまったく考えず、「幼稚園で教えてもらえる」と他力本願でいる場合は、幼稚園の先生に大きな負担がかかります。おむつを交換しにトイレに連れて行く間は、他の子の面倒が見られなくなります。これは先生にとってはできれば避けたいことだと思います。

この記事ではおむつ外しを子供がやる気になった時が、おむつ外しをするべき時だとしていますが、それは幼稚園や保育園に入園する前までであると限定として、考えていただけたら幸いです。

わが子の特徴

わが子はおむつが外れるのは、絶対に遅いと思っていました。それはおむつが汚れることを、まったく嫌がらない子だったからです。

わが子の場合はおしっこやウンチがオムツにたくさんたまっても、まったく気にすることがありませんでした。

ズボンを履いているために、おむつがパンパンになっているのに気づかないことがあります。そのような場合、おむつがおしっこなどで重くなりすぎて、歩いているとおむつが重さでズボンまでもずり落ちてしまうことが頻繁にありました。

私たち夫婦はそのようなことがあっても、どの子も同じだと思って気にしていませんでした。しかしそんなことはあり得ないと人に言われて、わが子の特異性にびっくりしたことがあります。

わが子がおむつの汚れで泣いたことや嫌がったことは、2歳半までにただの一度もありませんでした。おむつの汚れを気持ち悪いと思わない子は時々いるようですが、それでも生まれてからただの一度もおむつの汚れを気にしたことがない子は、まずいないのではないでしょうか? 言葉が話せるようになってからも、おむつが汚れたので替えてほしいと訴えてくることは一度もなかったのです。

このような状況だったため、わが子のおむつが外れる時期は、相当遅くなると覚悟していました。

わが子にはまったくなかったことですが、1歳半くらいになると、おしっこが出たくなると言葉が話せなくても何かしらの合図を出して、親に知らせることもあるようです。

このような場合はおむつ外しは早いかもしれませんね。わが子にはそれもまったくありませんでした。

ゆるいやり方でおむつ外し

わが子にも言葉の理解が進んだ2歳4ヶ月の時、わが子のおむつ外しを考えたことがあります。

方法はおしっこやウンチが出たくなったら言うようにしたことと、毎朝必ず便器に座らせて、おしっこをさせようとしたことです。

ところがこれは、わが子にはまったく効果がありませんでした。

おむつ外しを始めてから、ただの一度もおしっこが出たいと言ってくることはありませんでしたし、便器に毎朝座らせても、おしっこが出たのは1ヶ月でただの1度きりでした。

わが子には以下の言葉は効きませんでした。

  • みんなトイレでおしっこをしているよ。
  • お父さんもお母さんも、トイレでおしっこをするよ。
  • 大きくなったらトイレでおしっこをするのが普通だよ。
  • おしっこをトイレでしてくれたらうれしいな。

これらの言葉をかけても、わが子は「おしっこはトイレでしない。ここでする」と笑いながらおむつを指さして言うのです。

それでもトイレでおしっこをしてくれるようになる日が来るだろうと思っていたのですが、わが子が変わることはありませんでした。

このため1ヶ月で、(ゆるいやり方の)おむつ外しは諦めました。

幼稚園の説明会に参加

転機が訪れました。

2歳8ヶ月でわが子と一緒に、希望の幼稚園の説明会に参加したのです。わが子は幼稚園に興味を持ったようで、「幼稚園に行きたい」と言い出しました。

そこで妻は、「幼稚園に行くと、一人で何でもやらなきゃならないよ」と言いました。そしておしっこもトイレでしなければいけないことを説明しました。わが子はそれを理解してくれました。

そして妻は、次の日からわが子のおむつを外して生活をさせました。

最初は2回、ズボンを履いたままおしっこをしてしまいました。しかしその後はおしっこがしたくなると、それを妻に伝えるようになりました。

その日は寝るまでに3回も、トイレでおしっこをしてくれました。

そして1週間後には、昼間にはまったくおもらししないようになっていました。

わが子のおむつが外れた理由は二つです。

保育園に行くという目標を持ち、そのためにはトイレでおしっこができなければならないと説明したことが、おむつ外しがうまくいった理由の一つ。もうひとつは、ママがこの機会におむつ外しについて、子供に真剣に取り組んでもらいたいと思い、おむつを履かせず普通のパンツを履かせたことです。

おそらくわが子は、真剣に2歳くらいからおむつ外しを頑張ったとしても、2歳8ヶ月まではおむつが外れなかったのではないかと思います。そして2歳8ヶ月でおむつ外しにトライすると、すぐに成功したのです。

おむつ外しは、トレーニングにより技術や能力が向上する運動などとは違います。本人の意識的な要素が多いおむつ外しには、トレーニングはあまり必要ないのではないかと思うのです。練習すれば少しずつできるようになるということは、おむつ外しには当てはまらないと思います。

幼児は1~2ヶ月で知能も運動能力も、見違えるほど向上することがあります。

自転車なんて幼いころに苦労して乗らせようとしても、なかなかうまくいかないことがあります。しかし6~7歳になってから練習させると、すぐに乗れることが多いでしょう。自転車だけでなくおむつ外しも、年齢が高くなってから始めた方が成功率は上がると思います。

おむつ外しは子供が1歳半になった時からなど、かなり早いと思える時期にトライする人もいるようです。2歳くらいからトライする家庭も多いと聞きました。

私はわが子におむつ外しをした経験から、おむつ外しのベストな時期は、目的のために頑張ろうと思える知能が育ってからの方がよさそうだと思っています。それもかなり強い気持ちが出た時がいいと思います。

1歳半にもなれば、何かを会得するために努力できる子はいますが、その月齢で初めても、まだまだ以下のような意識があるので、うまくいかないのではないでしょうか。

  • 親の期待に応えようとする気持ちが希薄
  • 親を困らせないようにしたいと思う気持ちが希薄
  • 親の行動を見て、同じことをしたい気持ちが希薄

おむつ外しがあっさりと完了した理由は、親との良好な関係があったことも理由の一つだと思います。

親を困らせたくない、親に褒めてもらいたい、親と同じことをしたいという気持ちは、どの子供も持つことかもしれません。しかしその気持ちの強さは、子供によって違いがあるのではないでしょうか。それらの気持ちが強ければ強いほど、子供も真剣におむつ外しをしようと考えるのだと思います。親を困らせないように頑張ってくれる気持ちが強いと、おむつ外しもうまくいくと思います。

わが子の場合はそのような気持ちを持っていながら、真剣になろうとしませんでした。しかし「幼稚園に行くにはおむつを外さなければならない」という明確な目的が加わり、真剣になったのです。

お子さんによってはおむつ外しを真剣に考えるための要素が違いますから、それを見つけて真剣にさせることが大切です。

2歳前後の早い時期からおむつ外しにトライしてうまくいかないのであれば、2歳後半になってからおむつ外しにトライした方がいいのかもしれません。まだおむつを外すべき理由が理解できない頃におむつ外しにトライしても、うまくいかないのではないでしょうか?

3歳近くなってくると、どの子も知能がかなり発達してきます。そうなってからおむつ外しの理由を説明してトライすれば、思いのほかすんなりとうまくいくこともあると思うのです。

2歳半にもなると、おむつ外しを頑張るお母さんも増えてくるようですが、わが家ではおむつが外れないことはあまり気にしていませんでした。そして2歳8ヶ月になっておむつを本格的に外そうとしてみると、あっさりと成功しました。これはその時期のわが子は知能がしっかり育っていて、おむつを外す理由を理解し、真剣に頑張ることができたからだと思います。

2歳3ヶ月からおむつ外しにトライして、2歳7ヶ月の4ヶ月でおむつが外れた子がいたとします。その場合は2歳3ヶ月で始めず、2歳7ヶ月で始めたとしても、やっぱり2歳7ヶ月でおむつが外れたかもしれないのです。

最終的にはおむつが外れない子はいません。無理して早い時期から始めず、充分精神的に成長してからおむつするというやり方が、ベストな場合が多いのではないかと感じています。

 

わが子がおむつ外しができたのは2歳8ヶ月で、おむつ外しにトライしてから7日でおおよそ完了しました。調べてみると2歳8ヶ月でのおむつ外しは、決して遅い方ではなく、やや早いくらいのようです。苦労もまったくありませんでした。

おむつ外しを始めてから完了するまでには、半年から1年かかる子が半数以上だということです。早く始めたところで、終わる時期は一緒なのではないかと思っています。2歳前後の子供がおむつ外しの訓練をしても、それが身に付くことってあまりないと思います。つまりそのころのおむつ外しの苦労は、まったくの無駄である可能性もあるのです。

わが子の場合は一度ゆるいおむつ外しを2歳4ヶ月で始めましたが、1ヶ月で諦めました。真剣におむつ外しをその時からずっと続けていても、おむつが外れたのは2歳8ヶ月だった気がします。

おむつ外しのきっかけ

おむつ外しのきっかけですが、わが子の場合は幼稚園に行くためには、おむつを外している必要があることを理解したことから始まりました。しかしこれはわが子の場合であり、他のお子さんには当てはまらないかもしれません。

私が様々なところから情報を集めた結果、以下のようなおむつ外しのきっかけを作って成功した人がいるようです。

  • 好きなキャラクターのパンツを購入し、それを汚さないように考えさせた。
  • トイレの壁に好きなキャラクターの絵を貼った。
  • トレーニングパンツを履かせた。

様々なやり方があると思いますが、いかなる場合も「トイレでおしっこをしたい」と思わせることが重要です。その気持ちを持つことができる精神的な成長をしていることが条件だと思います。

おむつ外しのデメリット

おむつ外しが成功してしばらくは、ほんの少しおしっこがしたくなるだけで「おしっこがしたい」と言い出します。

おむつが外れる1週間前に、どうしても必要な用事があり、親子で片道300kmくらいのドライブをしました。この時にもしおむつが外れていたら、「おしっこしたい」の連発だったと思います。特に自動車での長距離移動がある場合は、トイレに行きたくてもサービスエリアやパーキングエリアがすぐ近くにない場合もあります。そのようなイベントがある場合は、おむつ外しを延長してイベントが終わった後から始めた方がよさそうです。

お子さんにもよると思いますが、知り合いの子は30分に1回は「おしっこが出る」と言ってトイレに行くことを求めたそうです。頻度が高すぎて、おむつが外れなければよかったのにと思ったそうです。

おむつが外れるのが早すぎるのも、苦労が増える場合があるようです。

オムツ外しがうまくいく場合

トイレでおしっこをしてくれるようになっても、まだまだお漏らししてしまうこともあるようです。

お漏らしがなくなるには、おしっこを絞り出す気持ちが出てくることが重要だと思います。

わが子は2日ほどは、トイレでおしっこをするだけでした。したいだけ出していました。膀胱の中にたまったおしっこを、すべて絞り出す気持ちはなかったようです。

この場合膀胱の中に、いくらかのおしっこが残っています。そこに時間とともにおしっこが追加されていくので、すぐに尿意を催します。30分くらいで「おしっこしたい」と言うのは、トイレでおしっこをすべて絞り出さないからだと思います。

わが子はおむつ外しを始めてから3日目には、おしっこを普通に出した後、お腹に力を入れておしっこをびゅっと何度も絞り出すようになりました。膀胱にたまったおしっこを、すべて出してくれるようになったのです。

このようになるとトイレに行きたいと訴える頻度が減りますし、寝る前に体の中におしっこがゼロの状態になるため、夜に寝ていておしっこをしてしまうことがなくなるようです。

トイレに行くたびにおしっこを絞り出せるようになることが、おむつが完全に外せるポイントになると思います。

わが子は自分で考えて、おしっこを絞り出すようになりました。しかしなかなかそれがうまくいかない子もいると思います。

おしっこを絞り出すことを教えるには、ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、親が見本を見せることも必要かもしれませんね。

おむつの汚れを気にしない子もおむつ外しができる

先に書いたように、わが子はおむつの汚れを気にしたことがありません。それでもあっさりとおむつ外しができました。おむつの汚れを気にしない子でも、おむつ外しがあっさり終わることもあります。

おむつの汚れを気にしないから、おむつ外しも遅くなると思っている方がいるかもしれませんが、わが子の場合はそれは関係ありませんでした。諦めずに頑張ってみましょう。

効果を上げるために大切なこと

わが子は本格的におむつ外しをした初日、3回トイレでおしっこをしました。妻が夕方私のスマートホンにわが子の動画を送ってきたのですが、そこにはわが子が「3回、3回」と3本指を立てて嬉しそうに話している様子が映っていました。(その時は、何が3回なのか意味が分かりませんでしたが・・)

寝る時もトイレでおしっこをしたことを、私に伝えたいと言っていたようです。しかしその日のわが子はスイミングでハッスルして疲れ切っていたので、残念ながら私が帰宅した時は寝ていました。

しかし次の日の朝、わが子は起きたらすぐに、食事している私のところに走ってきて、「3回、3回」と言ってきました。

前の日の夜に妻から様子を聞いていた私は、これ以上ないくらいたくさんわが子を褒めてあげました。これがとても大切だと思っています。

わが子はトイレでおしっこをすると、私たち夫婦が喜ぶことを理解しています。そして喜んでもらいたいと思っています。わが子がトイレでおしっこをしたと言ってきた時に、私は絶対にたくさん褒めてあげなければいけないのです。褒められたことでわが子もうれしくなり、より一生懸命おむつ外しができるよう頑張ってくれたのです。

できたことをほめてあげることは、どんな場合でもとても大切なことですね。

 

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