ジャングルジムは、歩けるようになった幼児に喜んで使ってもらえる遊具です。
ジャングルジムで遊ぶためには公園に行くことが普通ですね。でもわざわざ公園に行くのが大変だと思う方は、家庭用のジャングルジムを購入してはいかがでしょうか。
わが家でも滑り台付きジャングルジムを購入しました。運動不足解消など、たくさんの効果がある家庭用ジャングルジムは、わが家でも買ってよかったと思える物の筆頭です。
子供の遊び場になっているLDKの真ん中にどーんと置かれていて、子供が大喜びで毎日遊んでいます。
家庭用ジャングルジムを購入するメリットと、おすすめ品を紹介します。
目次
家庭用ジャングルジムを購入するメリット
家にジャングルジムを置くメリットは、以下の通りです。
メリット
- 上ったり下りたりすることで、普段使わない筋肉を使うため、まんべんなく体が鍛えられる
- 歩くようになると手を使った運動が不足気味になるが、ジャングルジムによじ登ることで手が鍛えられる
- 雨の日や、暑い日、寒い日も公園に行くことなく遊べる
- ジャングルジムで運動するので夜によく寝てくれる
- 身近に楽しく遊べる遊具があることで、運動しやすくなるため太りにくくなる
- パイプの上に立つことで、バランス感覚が磨かれる
- 高いところに登ることに慣れる
子供に体を使った遊びをたくさんさせることはとても大切です。
わが子は2歳前ですが、良く体を動かすので体脂肪率が驚異的に少ないです(1歳8ヶ月時で82cm 9.8kg)。これはジャングルジムを購入したことも大きな要因だと考えています。
幼児期に太らないことは、その後も太りにくい体質になると言われています。よじ登ることを楽しめるので、腕力が付くことも実感できています。2歳前に鉄棒に10秒以上ぶら下がることができるようになりました。
ストライダーに乗るようになった時、最初から両足を地面から上げて走り続けることができました。ジャングルジムで遊ぶことが、バランス感覚を向上させた可能性もあります。
わが子は1歳半の時から急に人見知りが激しくなり、2ヶ月ほど公園などで遊ぶことができない時がありました。この時にも家の中のジャングルジムで遊び続けていたため、運動不足にはなりませんでした。この時には家にジャングルジムがあって、本当に良かったと感じられました。
幼児は滑り台が大好きです。家で手軽に滑り台で遊ばせてあげられるので、子供の笑顔をたくさん見ることもできます。
子供が楽しめるだけでなく、運動能力の向上も期待できる家庭用ジャングルジムは、行動的なお子さんには絶対に購入してあげるべきものですよ。
家庭用ジャングルジムとは
室内で使える家庭用ジャングルジムは、多くのものはプラスチックでできており、簡単に移動させられるくらい軽いです。気軽に設置できるのです。
折りたたむことができるものがほとんどで、使わない時にはコンパクトにできるので、保管する場所に困ることもほとんどありません。
ジャングルジムの購入を検討している方は、それほどこだわりを持って選んでいないことが多いです。店頭で見てその中で良さそうなものを購入する人も、かなり多いようです。
しかしジャングルジムにも様々な機能がある物が多く、買ってから「この機種を選んで失敗した」と思うことは多いのです。
わが家で選んだ室内用ジャングルジム、【しまじろうのワクワク ぼうけんじま】は、広いスペースがある家ではとても快適に使えます。
レビューはこの記事の以下のパートにあります。
たくさんの種類がある家庭用ジャングルジムですが、どれを買うか迷う方のために、選ぶためのポイントを以下にまとめました。
ジャングルジムの選び方
ジャングルジムを選ぶときには、以下のことに気を付ける必要があります。
ポイント
- 設置面積
- 耐荷重
- 対象年齢
- 折り畳みできるか
- 滑り台があることは重要
- ブランコ付きのものを買うか考える
- 設置場所に敷物が必要
これを一つ一つ説明していきます。
1) 設置面積
ジャングルジムを購入する場合、最も考えなければならないのは設置場所です。ジャングルジムを買って使わせたくても、設置する場所がなければどうしようもありません。設置場所に入る大きさの物を買わなければなりません。
ジャングルジムを買って失敗したという理由の多くは、大きすぎて設置できなかったというものです。
ジャングルジムがぎりぎりで置けても、快適に使うことはできません。楽しく遊ぶためにはゆとりのあるスペースが必要です。
滑り台を降りてすぐの位置に壁があったら、勢いよく滑り降りられません。ジャングルジムによじ登っている時に手を放して後ろに倒れた時、壁が近くにあると頭をぶつけるかもしれません。安全に楽しく遊ばせるには、まわりに1mくらいは余裕があった方がいいでしょう。
もし滑り台側に余裕があると、滑り台からボールや転がしたり、ミニカーを走らせたりして遊ばせられます。広いスペースがあると、よりいっそう安全に、楽しく快適に使えます。
わが家ではジャングルジムは大型の物を買いました。大きくて高さがあるものは、機能性は高いですが、設置面積が大きくなります。
置くスペースを作るため、わが家ではLDKからダイニングテーブルとリビングテーブルを撤去しました。もちろんLDKにテーブルが一つもないと、大人はかなり不便を感じます。しかし子供が健全に成長してくれるならば、その不便さは気になりません。
LDKに子供の遊べるスペースを取ったので、家の中で三輪車のD-bike miniやバランスバイクのストライダーを乗り回すことまでできます。
このことは、1~2歳児が家の中で遊び回れるLDK 【どの家庭でもできる】子供が遊ぶための空間を作る方法という記事を書いていますので、是非ご覧ください。
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1~2歳児が家の中で遊び回れるLDK 子供が遊ぶための空間を作る方法
続きを見る
ただし普通の家庭では、わが家のように割り切ることは難しいかもしれませんね。その場合は、無理なく部屋に入れられる大きさのジャングルジムの選定をお勧めします。
2) 耐荷重
子供用のジャングルジムは、幼児ならば問題ない耐荷重になっています。極端に耐荷重の少ない製品はないので、それほど心配することはありません。
大きくなったよその子供が遊びに来た時に、勝手にジャングルジムに乗って激しく遊ばれたことがありますが、かなりジャングルジムがしなっていました。
その子供の親が慌てて止めていましたが、やっぱり耐荷重を越えた子供が使うと、プラスチック製の物は怖いですね。
3) 対象年齢
まだ1歳程度の子供がジャングルジムに登ると、登る技術がないのでつたない登り方をすることが多く、落下して怪我をする可能性があります。対象年齢を確認し、子供に合ったジャングルジムを購入する必要があります。
年齢が低いと危険に対する意識も少ないため、落下の怖さを知らず、いきなり高いところで手を放して落ちてしまうこともあり得ます。対象年齢に合った物を選ぶことは、安全上は重要なことです。
しかし子供は成長しており、購入時の年齢に合わせて購入すると、小さなものしか選べなくなります。その場合、あとで物足りなくなることもあります。そのようなことを避けるため、対象年齢を無視してジャングルジムを買う人もいるでしょう。
わが子に購入したジャングルジムは2歳以上が対象ですが、1歳の時に購入しました。もちろん一人で遊ばせたら危険なので、上に登った場合は常に落下しないように付きっきりでフォローすることが必要でした。
対象年齢に合わない物を購入したい場合は、安全に使えるよういつも必ずフォローできるかどうかを考えてください。
4) 折り畳みができるか
使う時だけ広げて、使わないときは折りたためる機種があります。これはとても便利です。
リビングなどの来客がある場所に設置する場合は、人が来る時に折りたたみ、洗面所や寝室などに一時的に置くことで、すっきりした状態で人を迎えられます。
いつも置きっぱなしなのか、それとも使い終わったら片付けるのかを考えて、機種選びをしましょう。
5) 滑り台があることは重要
わが子はジャングルジムに登る理由が、滑り台を滑りたいという理由であることがとても多いです。つまり滑り台があるジャングルジムは、楽しく遊んでくれる可能性がとても高いのです。
今発売されているジャングルジムは、滑り台付きのものがとても多いです。滑り台付きの物はスペースを取りますが、子供が楽しく遊ぶためには、滑り台は欠かせません。
滑り台も取り付ける箇所が2ヶ所あり、角度が変えられるものがあります。まだ幼いころは滑り台の角度を緩やかにして、慣れてきたら急にするようにすると、長く楽しく遊べます。
6) ブランコ付きのものを買うか考える
ブランコが付いている機種があります。ブランコを取り外すと鉄棒になります。ジャングルジム、滑り台、鉄棒、ブランコと、4つの遊び方ができる便利なものです。
ここで考えておきたいことは、ジャングルジムに付属する鉄棒及びブランコは、家庭によってはあまり効果的に使えないということです。
鉄棒の高さは固定で、上げたり下げたりできません。年齢が上がってからは、この鉄棒で遊ぶには、低すぎて難しいこともあります。
ジャングルジムに付いているブランコは、ストロークも短く、あまり乗りやすいものではありません。
それならば鉄棒やブランコは、いっそのことない方がいいと考えることもアリでしょう。
わが家ではブランコ付き(鉄棒付き)の物は購入しませんでした。そして鉄棒は別に購入しました。小学生になってからも使えるしっかりしたものを使いたかったからです。
ジャングルジムに付いている簡易的な強度の低い鉄棒では、小学生になってからは使えません。
ジャングルジムに、ブランコや鉄棒が本当に必要かどうかを見極めて、機種選びをしましょう。
7) 設置場所に敷物が必要
多くの場合は材質がプラスチックになります。この場合、すぐに動いてしまいます。激しく使った場合は、床に築か付くこともあります。
そのため我が家では、ジョイントマットを敷いた上に設置しています。
ジョイントマットを敷くと、フローリングの床よりも本体が動きにくくなり、床に傷が付く心配もありません。
安全性を考えても、ジョイントマットがあると安心です。わが子は滑り台から転落したことがありましたが、ジョイントマットのおかげで無傷でした。
家庭用ジャングルジムにはジョイントマットを敷くことをお勧めします。
ジョイントマットについて、ジョイントマットは何がおすすめ? わが家で選んだ最高のジョイントマットという記事を書いています。
興味のある方は是非ご覧ください。
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家庭用ジャングルジムがあると雨の日も室内で遊べます 滑り台付きの中からおすすめを紹介
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以上のことを考えて、タイプ別でお勧め機種を選んでみました。
おすすめのジャングルジム
大きさと機能のバランスが取れたもの
【ワンワンとうーたん おりたたみロングスロープジムEX 室内用ジャングルジム すべり台 いないいないばぁっ】
滑り台付きジャングルジムは、場所を取ります。ある程度コンパクトでそれなりに安価。
そして長く使えるものを選ぶと、このワンワンとうーたん おりたたみロングスロープジムEX 室内用ジャングルジム すべり台 いないいないばぁっになります。
ワンワンとうーたん トイパネル付きおりたたみロングスロープジム ジャングルジム 折りたたみ 室内 遊具 すべり台 いないいないばあっ! おかあさんといっしょ 【ワールド 野中製作所】
滑り台が高くて長い
家庭用ジャングルジムは、滑り台が短いタイプの物が多いです。それらは3歳過ぎになると、物足りなくて使わなくなることが多いです。
しかしこのジャンル付き滑り台は、普通よりも一段高い滑り台が付いています。
そのため使える期間が長くなりますし、角度も急にできるため、スリルを味わうこともできるため、子供が喜びます。
安価
このタイプの滑り台付きジャングルジムでは、安価な部類に入ります。
省スペース
滑り台が付く面にジャングルジムが配置されています。
他の物はジャングルジムから飛び出して滑り台が付いているため、スペースを多く取りますが、省スペースを考えた造りになっています。
この配慮は素晴らしいです。
気になる点
付属するものがない
鉄棒やブランコなどが付きません。
気になる点はその程度です。折り畳みもできますし、あまり短所のない素晴らしい製品です。
大きな設置スペースがある場合に選ぶジャングルジム
【しまじろうのワクワク ぼうけんじま】
わが子のために、私はこの滑り台付きジャングルジムを購入しました。
優れている点
他のものよりも高くて大きい
この機種の優れているところは、一般的なジャングルジムよりも一回り大きいので、高さも高くて滑り台も長く急になるところです。
3歳くらいになると、ジャングルジムが低すぎたり滑り台が短くて緩やかすぎたりして、興味を持たなくなります。
この【しまじろうのワクワク ぼうけんじま】は、ジャングルジムが3段になっていて、2段のものがほとんどの室内用ジャングルジムの中で、1段高い物になっています。
このため他のものよりも飽きが来ず、長い期間使えます。
滑り台の角度が変えられる
滑り台も取り付ける場所により角度を変えられます。高い位置に取り付けると角度が急になります。
わが家では1歳半まで低くて緩やかな角度で滑り台を付けていました。1歳半を過ぎて、高いところに取り付けて角度を急にしました。
成長に合わせて滑り台の角度を変えられることは、とても便利です。
上部に音の出るボタンがある
登って上部のボタンにタッチすると音が出ます。
購入したばかりには、ここに登ってタッチすることが楽しみだったようです。
そのおかげで1歳3ヶ月でも登ることに楽しみを感じて、すぐに登ってくれました。
気になる点
広い場所が必要
大きいため広い場所が必要です。快適に使うためには、6畳くらいの広さが必要になります。
他の物より高価
これよりも小ぶりの製品は、1万5千円くらいで買えますが、これは2万円近くします。やや高価になります。
省スペースを考えて選ぶジャングルジム
【アンパンマンうちの子天才ジャングルパーク】
これは滑り台とジャングルジムのセットです。省スペースを考えたら、これがお奨めです。
【しまじろうのワクワク ぼうけんじま】に比べてかなりの省スペースです。
【しまじろうのワクワク ぼうけんじま】が幅114cm× 奥行き201cm× 高さ130cmなのに対し、【アンパンマンうちの子天才ジャングルパーク】は幅105cm×奥行き145cm×高さ71cmで、設置場所が狭い場合に最適です。
優れている点
折り畳みができる
【アンパンマンうちの子天才ジャングルパーク】は折りたたんで収納でき、使う時だけ広げて使えます。
来客時などにしまう場所がなくて困ることを回避できます。
気になる点
3歳以上になると、小さいので物足りなくなる
ジャングルジムの高さは2段で低く、滑り台の高さも長さもあまりありません。
そのため少ないスペースでも設置できるのですが、やはり3歳を超えると物足りなくなり、使わなくなる子がいるようです。
大きくなってからも使う物と考えず、小さなうちに思いっきり使うのに適したモデルです。
頑丈なジャングルジム
【現役ママが考えた 木製 ジャングルジム】
わが子は【しまじろうのワクワク ぼうけんじま】で滑り台を急な角度にセットしても、歩いて登り、歩いて降ります。
滑り台にかなりの負荷がかかっていて、かなりしなっていますから、耐久性が心配です。
そのようなちょっと無茶な使い方をする子供には、滑り台が頑丈なたんすのゲンの【現役ママが考えた 木製 ジャングルジム】お勧めします。
優れている点
木でできていて頑丈
滑り台を走って降りるような使い方をするには、強度が必要です。
一般的な組み立て式ジャングルジムに付いている滑り泰は、薄いプラスチックの板で、軽いですが強度があまりありません。
その点タンスのゲンの滑り台は、木製で強度も充分です。
温かみがある
プラスチックの派手な滑り台は、軽くて気軽に設置できますが、安っぽいです。
しかしタンスのゲンの【現役ママが考えた 木製 ジャングルジム】は、木製でとても丁寧な仕上げをされているため、リビングに設置したままでも、インテリアとして考えることもできる容貌です。
気になる点
高価
どの滑り台付きジャングルジムよりも高い2万円近い価格です。物はいいのですが、高いです。
小さい
このジャングルジムは幅106×奥行132×高さ70cmの大きさで、小さいです。
他の製品よりも少し小型です。3歳を超えて使うのには厳しいこともあります。
折り畳みできない
組立も少々面倒で、折り畳みもできません。
重いので簡単に持ち運びもしにくいため、移動や収納を考えるような用途には向きません。
鉄棒、ブランコ付きジャングルジム
【アンパンマン うちの子天才 カンタン折りたたみ!ブランコパークDX】
鉄棒ブランコ付きジャングルジムは、【アンパンマン うちの子天才 カンタン折りたたみ!ブランコパークDX】をお勧めします。
アンパンマン うちの子天才 カンタン折りたたみブランコパークDX
先ほど紹介した【アンパンマンうちの子天才ジャングルパーク】に鉄棒が付いているタイプです。
鉄棒が付いているためスペースは取りますが、幼児が使える高さの鉄棒が付いていて、その鉄棒に付属のブランコを取り付けることができます。
優れている点
鉄棒、ブランコが付いている
これ一つで、ジャングルジム、滑り台、鉄棒、ブランコと、様々な遊びに使えます。
確かにスペースは取りますし、鉄棒やブランコはどれも小振りのため、長い期間使うには厳しいです。
しかしこれだけ多くの物が付属していると、3歳までは雨の日でも子供を楽しく遊ばせることができるでしょう。
気になる点
スペースを取る
デメリットはスペースを取ることです。鉄棒のスペース分だけ大きくなります。
またその鉄棒ですが、専用の鉄棒よりも高さが低いですし、強度も低いです。
3~4歳の子供が使うのには問題ありませんが、もっと大きくなって使うには強度的にも高さ的にも厳しいです。
滑り台が小さい
【アンパンマンうちの子天才ジャングルパーク】と同様に、滑り台が小振りのため、3歳以上になると物足りなく感じるようになります。
まとめ
大型の物は機能性も優れていますが、スペースを取ります。
1~2歳に使わせるのならば、大型のものでなくても楽しく遊んでくれるので、まずは小型の物を購入することもお勧めです。
設置するスペースを考えて、購入する製品を選んでください。
●スペースの少ない家庭に絶対のおすすめ
【アンパンマンうちの子天才ジャングルパーク】
●スペースのある家庭に絶対のおすすめ
【しまじろうのワクワク ぼうけんじま】
普通の家庭ならば、この二つのどちらかを選べば満足できるでしょう。