日記

1歳~2歳の幼児を天才にしたいと考えるのは間違い 得意なことを伸ばすのはまだ早い

1歳~2歳の子供を天才にしようとしてはいけない気がします。

この記事は運動の天才ではなく、勉学の天才について注意すべきだと私が思ったことを書いています。

最初にお断りしておきますが、私はこの分野の専門家ではないので、あくまで私の個人的な意見として捉えていただけたら幸いです。

目次

天才は幸せなのか?

ごくたまに天才的な能力を発揮する人がいます。例えば数学が天才的だったりして、一部の能力だけ突出している人がいます。

モーツアルトやアインシュタインも天才的な能力を発揮して、後世に語り伝えられるような人物になっています。しかし一般的な人ができるはずのコミュニケーションなどに失調があったと言われています。

超天才になる子供は、ほとんどいないでしょう。音楽的才能や数学的な才能など、親が自分の子供に天才になってほしいと幼児期から英才教育を施しても、天才になれる子供はごくごく一部です。

本物の天才になった子供は、どうして天才になったのか詳しく検証されることもなく、天才になった理由もはっきりわかっていないことが現実です。

しかし私の考えでは、子供のころに特定のことに異常な執着心を持ち、執着心を持ったものがたまたまその子にとって簡単に理解できるもの(いわゆる才能があったということ)であると、天才になっていくのだと考えます。

私は子供のころからずっと考えていたのですが、特別な才能があると、それに大きなウエイトがかかってしまい、その他の能力が育たないことがあると思うのです。

例えば数字を教えたらあっという間に計算できるようになり、幼児では考えられないくらいの難しい計算ができるようになる子がいるようです。

しかし子供の器は限られていて、数字計算が飛びぬけてできるようになる半面、器がそれでいっぱいになってしまい、他のことが育たなくなります。普通に備わるべき大切なことがまったくできないこともあると思うのです。

これの考えが正しければ、とても怖いです。たとえ小学生で海外の有名大学に進級できるほどの優れた学力がある人間になっても、生きていくために大切な人とのかかわりが苦手になってしまえば、幸せとは言えないでしょう。

自分の子供が天才になることなんてない

この考えが正しいとしても、天才の才能を持って生まれてくる子供はほとんどいません。普通の子に数字を教えても、文字を教えても、まったく問題ないどころか、早いうちからそれらに親しませた方が、頭が良くなるなどの効果があることがほとんどです。普通の子供にはほとんど関係ないことですから、気にする必要がないと思う人も多いでしょう。

しかし自分の子供が、天才になる可能性を秘めた子だった場合、何も考えずに育てると、場合によっては取り返しのつかないことになるかもしれないと私は考えています。

特定のことだけが突出してできる半面、誰でもできることができない子供になるかもしれないのです。わが子がそうなってしまうのは絶対に嫌です。

多動性障害って何だろう

私は多動性障害がとても怖いのです。多動性障害は様々なタイプがあるようです。

注意欠陥多動性障害などは、落ち着きがないだけでなく、特定の事には天才的な才能を発揮することがあります。

わが子は激しく動き回ります。多動性障害を疑ったこともあります。

生後10ヶ月にして大人をからかったり、物事の理解も少し早くからできています。何となく普通の子ではない気がします。

多動性障害は遺伝すると言われます。私が多動性障害を恐れるのは、父親である私が多動性障害のグレーゾーンにあると自覚しているからです。

天才時と言えるかどうかわかりませんが、それなりに高い能力を持っている部分はあります。しかし算数が大の苦手です。数学ではありません。算数です。数字が苦手なのです。

いくら天才的にできることがあっても、一般的なことが普通にできないと苦労することもあります。

私の場合は欠点が著しくひどいわけではないので、普通に生活できています。しかし決して気にならないわけではありません。私よりもできることとできないことが極端に激しい人は、社会で生活するのは大変なのだろうと想像します。

私はわが子には天才になって欲しくないのです。天才的なことがあればひどく劣る部分もできてしまう可能性があると、何となく経験から理解できるからです。

多動性障害は発症を抑えることができる

多動性障害の中には特定のことが天才的にできる半面、当たり前のことができないタイプがあります。

このようなものは、なる素質のある子供でも、育て方によっては発症を抑えることができるのではないかと思っています。

多動性障害は遺伝するという説があるのは知っていました。知っているがゆえに、多動性障害ぎみの自分に子供ができて、生まれて一週間で手足を15分以上、超高速でばたつかせているのを見た時の衝撃は忘れられません。おそらくこの気持ちは、ほとんどの人にはわかってもらえないでしょう。私は「この子は本当の多動性障害なのではないか?」と本気で心配しました。

その時から私の戦いが始まりました。多動性障害を絶対に発症させないように、精一杯やってみようと思ったのです。

それが良かったのか、それともわが子は多動性障害になる資質がなかったのかはわかりませんが、1歳になったわが子はかなり落ち着いた子供になりました。

一ヶ所で落ち着いて遊ぶこともできていますから、1歳以降では多動性障害と思われる様子は見られなくなりました。

 

わが子には言葉や数字を早い時期に教えるつもりはありません!

ひとつのことにのめりこむ子供がいます。おそらく幼少期に、ひとつの事だけ人の100倍、1,000倍もの頭を使って考えるのだと思われます。

幼児の器はそれほど大きくありません。数学にのめりこめば、それだけで器をいっぱいにしてしまい、他のことができなくなるかもしれないのです。

育て方によっては天才になる子もいますが、私は自分の子供を絶対に天才にしたくないのです。

そんな素質がわが子にあることが証明されているわけではありませんので、心配し過ぎかもしれません。でも多動性障害のグレーゾーンである私の経験から、自分の子供を注意深く観察し、わが子にその可能性があると感じています。

 

ひとつの事だけが突出している天才は、幸せではないことが多いのです。そうなってしまったらわが子に申し訳ない気持ちがあるので、文字や数学を教えるつもりがないのです。教えた結果、多動性障害を発症する可能性だってあるのですから。

 

もし自分の子供が「何となく普通と違う」と考えている方は、あまり積極的に文字や数字を教えない方がいいのかもしれません。

 

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