意識と悩み0~2歳

妻は仕事よりも子育ての方が大切だと考えてくれました

本気で子供のことを考えて育児をしていると言える人は、どのくらいいるのでしょうか?

子供はある程度ほっておいても育つかもしれません。それでも私は、子供のことを真剣に考えて育児をすると、能力も上がるという実感を持っています。

これは私の個人的な意見ですが、親はできる限り子供を中心に生活するべきだと思っています。その結果、子供がとても元気で能力の高い子になってくれることがあるからです。

親の育児の真剣度について考えたことをまとめてみました。

目次

育児中心の生き方

育児も広い目で見てみると、人によって考え方に大きな違いがあります。

わが家での育児は母親は子供のことのみを考えて生活し、サラリーマンの父親も、会社に行っているとき以外は子供のことのみを考えて生活するのが当たり前になっています。

一昔前の日本では、女性は結婚して子供ができた時に退職し、専業主婦になって育児を行うことが多かったようです。今では女性は出産後に社会復帰することがかなり多くなってきました。

このご時世に、「女性は子供が生まれたら専業主婦になって、常に子供に付きっ切りで育てること」という考えを推奨すると、おそらく時代遅れの考え方だと思われるでしょうし、批判も出るのではないでしょうか。

しかし私は、母親もしくは父親のどちらかが、少なくとも子供が3歳で幼稚園に通うようになるまでは、ずっと子供の面倒を付きっ切りで見ることが望ましいと思っています。

わが家では母親である妻が、ずっと子供の面倒を見てくれています。

私は仕事をせずに付きっ切りで子供の面倒を見るのが、母親と決めつける必要はないと思っています。場合によっては父親が子供の面倒を見て、母親が働くパターンがあってもいいと思うのです。それでも両親のうちのどちらかは、3歳までは子供の面倒を付きっ切りで見ることで、多くのメリットがあるのではないかと思っています。

私はずっとこのように思っていましたが、このことを人に話すことも、ブログで記事にすることもありませんでした。それはそのようなことをしたことで、効果があるかどうかがはっきりわからなかったからです。

わが子が3歳間際になった時、親がいつも子供のそばにいてあげられたことが、とても大きな効果を生んだとおぼろげながら言えるようになってきました。そのためこのような記事を書くこととなりました。

両親ともに働くことが当たり前だと考える意見もありますし、出産後の女性の社会復帰を強く推奨する方もいると思います。そのような気持ちが強い方は、間違いなくこの記事の内容には反対だと思います。

しかし私たち夫婦は、ここまでの経緯も、得られた効果にも大満足しています。子供が3歳になるまでに「両親とも働く」ことでの子供との付き合い方と、「両親のうちどちらかが社会復帰しないで子供の面倒を見る」という付き合い方のどちらを選ぶのかは、家庭の経済的な状況も考慮して選択することは当然です。経済的な理由で早い時期から保育園に子供を預けることが、間違っていると言っているわけではありません。

あくまで父親か母親のどちらかが働きに出ていない場合、働きに出ていない人は時間があるのですから、働いている人よりたくさん子供の面倒を見ることが好ましいのではないかと思うのです。

もしわが子が3歳になるまでに私たち夫婦が二人とも仕事をしていて子供に寄り添う時間を少なかった場合は、今のわが子の能力はもっと劣っていたように思えます。両親のどちらかが仕事をせずに家にいて、いつも子供に寄り添って育てることで、子供の能力は向上する場合があると思います。

それらの具体的な内容を、わが子の例を挙げて紹介します。

3歳から子供の能力は差が付くのではない?

子育てについては、専門家の方が「3歳からの育て方によって、子供の能力に差が付く」と唱えているのを見たことがあります。しかし私は、子供の能力は3歳までに決まってしまうこともあると思うのです。

3歳までに多くのことを経験させ、少しでも能力が高くなるように考えて育てたことで、わが子の能力は3歳までに大きく向上しました。

たくさんの運動をさせたので、運動能力の向上があったことはもちろんですが、言葉の発達や絵を描くこと、人の気持ちを読み取ることなどの知能の向上も、わが子は順調に伸びていきました。

箸を使うなどの指先の器用さなどもかなり進んでいます。走るスピードや立ち幅跳びなのどのジャンプ、キックバイクに乗るスピードや自転車を乗り回すテクニックなども、同年代では結構進んでいるほうだと思います。

これらはすべて、母親がずっと子供に寄り添って子育てしたことから生まれたものです。3歳までに、子供に寄り添ってなければ絶対にできなかったことを上げてみます。

  • 2歳半で完璧に箸が使えるようなった
  • 2歳0ヶ月時のストライダーのスピードはおそらく2歳児最速
  • 2歳7ヶ月で自転車に乗れるようになり、テクニックは大多数の4歳児には負けない
  • 2歳後半になった時の走るスピードは3歳の子にはまず負けない
  • 2歳になったばかりで人の顔を描き、2歳後半には人や動物の体まで上手に描く
  • 2歳1ヶ月でプールに頭から飛び込めるようになった

細かなことを書けば、まだまだたくさんのことがあります。

もし妻がいつも家で子供に寄り添っていなければ、3歳までから子供にたくさんのことをさせようと考えなかったでしょう。ストライダーを買い与えないかもしれません。その場合はわが子の1歳の時も2歳の時も、同年齢では最速と思われるストライダー乗りにはなっていなかったでしょう。ストライダーに乗れていなければ、2歳6ヶ月で自転車を買い与えていないため、2歳7ヶ月で自転車に乗れるようにはなっていなかったでしょう。

いつも外に連れ出して歩かせたり走らせたり公園に連れて行ったりできたのは、妻がいつも子供の面倒を見続けていたからです。母親が家にずっといなければ、2歳で走り幅跳びやケンケン、スキップができるようにはならなかったでしょうし、立ち幅跳びで75cm以上跳ぶこともなかったでしょう。

母親がいつも家にいなければ、週に3回あるスイミングスクールには週に1回しか行けなかったでしょう。

母親が家にいて子供に絵を描くのに付き合っていなければ、2歳で細かな絵を描けるようにはならなかったでしょう。

3歳までのわが子の能力は、母親が毎日子供に寄り添って子育てした結果、生まれたものです。もし父親も母親も仕事を持っていたり、子育てに積極的でない人がわが子の親だったりした場合、3歳でわが子ができることはかなり少なくなっていたと思います。

具体的には何をしたのか

わが子に対して具体的には何をしたのか紹介します。

  • ハイハイがたくさん楽しくできる広い空間をLDKに作った
  • 1歳0ヶ月から斜面の上り下りをさせた
  • いつもたくさん歩かせている
  • ストライダーを1歳5ヶ月で買い与えた
  • 自転車を2歳6ヶ月で買い与えた
  • スケートボードを2歳5ヶ月で買い与えた
  • 1歳代はなるべく毎日公園に連れて行って遊ばせた
  • 落書きの紙は欲しいだけ与えて絵を描かせた
  • お絵かきボードは3種類買って遊ばせた
  • 1歳後半から箸の使い方を練習させた
  • 室内用鉄棒を買って遊ばせた
  • トランポリンを買って遊ばせた
  • 3歳までに3輪バイク1台、バランスバイク2台、自転車1台の計4台の乗り物を与えた
  • 1歳9ヶ月からスイミングスクールに通わせた

その他たくさんのことをさせた結果が、今のわが子なのです。それ以外にも言葉を教えたりままごと遊びに付き合ったり、毎日ずっと母親は子供に寄り添っています。

これがあったからこそ、わが子の能力は向上したのです。

保育園、子育て施設、ベビーシッターに子供を任せる場合

両親ともに忙しくて、様々な機関に子供を預けることも悪いことでありません。場合によっては親が育てるよりも、様々な能力を上げることもできる場合があるでしょう。

ただし他人に子供を預ける場合、以下の問題もあります。

親が子供と触れ合う機会が減るため、子供と親の結びつきが希薄になる

子供を他人に預けた場合、子供と触れ合える時間にどれほど一生懸命頑張っても、ずっと子供と一緒にいる親子ほど結びつきが強くはならないでしょう。

もちろん父親か母親が子供とずっと一緒にいる場合でも、子供をぞんざいに扱っているのであれば、子供との結びつきは強くならないでしょう。子供を他人に預ける時間があっても、触れ合える時間を大切にして、その時に愛情をもって一生懸命に育てた場合は、その方が子供との結びつきは強くなるでしょう。

ここでの比較は、片親がずっと家にいる場合でも保育園に子供を預けている場合でも、家庭で子供との触れ合える時間の中で、どちらの場合も同じレベルで子供と付き合っている場合とさせてください。

長い時間子供と触れ合える家庭のほうが、親子の結びつきは普通は強くなると思います。

子供に与えられる物が限られる

子供を預ける時間が長い場合、親は子供の特性を見抜くことができにくくなります。付き合う時間が少ないと、子供の状況を完全に把握できないこともあると思うのです。

その場合は、一般的な考えで子供に物を買い与えることになります。

わが子の場合は1歳2ヶ月でトランポリンを買いました。これは一般的には早すぎると思います。1歳5ヶ月でストライダーを買いましたが、これも一般的には早すぎるでしょう。2歳6ヶ月で自転車を買いましたが、これは普通なら絶対に早すぎると思います。

しかしこれらをその時期に購入したのは、「わが子ならば使いこなせる」と思ったからです。いつも子供に寄り添っていると子供の能力を見抜くことができ、適切な時期に子供に物を与えることができます。

その結果少しでも早い時期に高度な運動をすることになり、能力の向上につながると思うのです。

危険を冒す遊びはさせない

人の子供を預かった場合は、危険なことは絶対にさせないでしょう。1歳5ヶ月の子供のために親がストライダーを買ってあっても、それを使わせるベビーシッターはいないでしょう。

1歳1ヶ月で玄関のスロープを歩かせることもないでしょう。2歳のうちに自転車の練習をさせることもないでしょう。1歳3ヶ月で、急斜面を歩かせることもないでしょう。

怪我をする可能性のあることは、預かった子供には絶対にさせないはずです。明らかに危険なことだけでなく、ほんの少しでも怪我をする可能性のあるでも絶対にさせてもらえません。

この結果、少々の怪我をを回避できる代わりに、能力アップする機会も少なくなるかもしれません。危ないことをさせて危険に対する回避行動を取ることは、運動能力の向上だけでなく、瞬間的にどうすればいいのか考えることにもなり、頭を使うので知能までもが向上すると思うのです。

子供を特別扱いできない

保育園や子育て施設では、一人の子供だけ特別に何かをさせることはしません。全員ができることをさせます。

そのためいくら能力があっても、その子だけできる遊びはさせてもらえないのです。

2歳前にストライダーに乗れても、それで遊ばせてくれることはありません。そのため何かが器用にできる能力があったとしても、まわりの子と差がつくことはなくなります。


以上のように、他人に自分の子供を預ける場合、子供の能力を高める機会を減らしてしまう場合もあります。

わが子を1歳の途中から保育園に通わせていた場合、わが子の能力は今ほどは絶対に伸びていないと思います。

精神的な結びつき

子供といつも真剣に付き合う最大のメリットは、親との絆が深くなることです。

子供に対して矛盾のないことをいつも言っている場合、子供は親の言うことをよく聞くようになります。私たち夫婦には、子供に対する付き合いが違うことが何一つありません。母親がダメだと言っていることは、父親もダメだと言います。母親が許すことは父親も許します。これは夫婦間で徹底しています。

このようなことをしているのに、他人に預けると相違点が出てきます。両親にはダメと言われたことが、保育園ではやってもいいと言われることがきっとあるでしょう。反対に両親が許していることも、保育園ではダメだとされることもあるでしょう。

特に私たち夫婦の場合は、危ないことに対してはかなり寛容です。普通の親が絶対に許すことがないほどの危険なことも、自由にやらせています。

私たち夫婦が絶対にやらせないことは、以下のことだけです。

  • 他人に少しでも迷惑をかけること
  • 自分が重大な怪我をする可能性のあること
  • 行儀か悪い行動
  • 家などを破壊する行為

これ以外は極力、自由にやらせています。しかし普通の人間であれば、怪我をすることはほんの些細なことでも、絶対にダメだと考えることも多いようですから、私たち夫婦とは大きな差があります。

子供にとっては自分の両親と、保育園などの人の意見が食い違った場合は戸惑いを持つでしょう。特に2歳くらいまではどちらが正しいのかよくわからず、混乱してしまうでしょう。そのようなことはあまり好ましいことではありません。

その点、夫婦間で子供に対する対応の仕方をしっかり決めておけば、子供はしていいこととダメなことがとても分かりやすいです。正しい判断力が身に付きます。そして人に言われたことを守るという大切な能力が身に付くのです。

親が許していたことを保育園などでした場合、先生に怒られてしまうことでがあるかもしれません。危険行為をしたことで怒られた場合は、「パパママはいいと言っていたのに」と、先生に対して不満を持つか、親が間違っていたかもしれないと思うかどちらかです。

このような矛盾については、私はせめて3歳以降に経験させてあげたいと思います。そのころになれば、本音と建前についてとか、人それぞれの立場の違いなども、ある程度は理解できるようになっている可能性があると思うからです。

そのようなことを理解できないうちから両親ではない他人に指導される生活は、決していいことではないと思うのです。

生活のために仕事をしなければならないので、子供を人に預けてでも働かなければならない場合は、いつも親が子供と寄り添うことはできないですね。このような場合は仕方がないと思います。

自分の趣味に没頭するなどで、子供の面倒を見られない時間が多くなる場合は、「子供の成長」と「自分が趣味に没頭する満足感」と、どちらが大切なのかしっかり考えることをおすすめしたいです。

父親が生活のために働くことが必須の場合、母親が趣味やスポーツ競技に没頭して、育児よりもそちらに力を入れる場合は、子供の能力を上げる機会を逸し、子供との絆も弱くなるという可能性があると考えることも必要だと思います。もちろんやり方によってはそのデメリットをなくすことも可能かもしれませんが、そのためにはどうすればいいのか私は思いつきません。

私たち夫婦は共に妥協なく子供を育てたことで、わが子はとてもいい子に育ったと感じています。私たち夫婦にとっては、妥協なき育児が一番だったと思っています。

幼児期の子供は、一つできることがあると、それに連鎖して別のこともできるようになっていきます。まだその年齢では普通の子供はできないことが、自分の子だけはできていることもあります。

私の妻(わが子の母親)はそんなわが子の成長が楽しくてたまらないので、毎日わが子と付き合うことはまったく苦にならないと言っていますし、大きな喜びにもなっているのです。

どう育てても子供の能力など変わらないと思っている方は、子供を人に預けて自由なことをしてもいいと思います。育て方により子供の成長は変わると思っている方は、親がいつも寄り添って育てることをおすすめします。

子育ては遊びではないです。親として自分と自分の子供と、どちらが大切なのか考えなければならないこともあると思います。本気で子供を育てようという意識がある場合は、両親のどちらかがいつも一緒にいて、能力を上げたいと考えながら育てることで、子供の能力を大きく向上させることもあると思うのです。

両親共に仕事をしなければならない場合は仕方ありませんが、趣味などで子供と寄り添う時間を減らすことは、私としてはかなりもったいないと思います。

3歳からわが子も幼稚園に通わせる予定です。私としては3歳までで、毎日寄り添って子供に教えることは一通り終わったと感じています。

今後は集団生活ができる環境に身を置かせて、他人との交わりによって社会性を身に付けてくれた方が、わが子のためになると思っています。幼稚園に行くことでどのように成長してくれるのか、とても楽しみです。

 

3歳までに多くの経験をさせたいと思っても、なかなかうまくいかないことも多いです。3歳まではまだ大人の言うことを理解してくれないことが多いため、親が子供にして欲しいと思うことがあっても、子供はそれが好きでなければやらないからです。

いくら公園の遊具で遊んで欲しいと思っても、遊びたくないと思っている子供の気持ちを変えることは難しいです。

様々な困難があるため、3歳までに子供にたくさんの経験をさせようと真剣になる親は、少ないのかもしれないと思っています。

そのような状況があるので、「3歳までが大切」という本よりも、「3歳からの育て方で伸びる」という意見の方が多いのかもしれませんね。

しかし子育ては3歳からだけでなく、3歳までの時期も大切ではないかと思っています。その時期に頑張ることで、優秀な子にできる可能性はあるかもしれません。

わが家では母親(妻)の社会復帰はまだ考えていません。わが家には多くの年収があるわけではありませんが、私は結婚してから小遣いは毎月1円もありません。服や靴などの必需品以外で、自分のためだけに購入した物は何ひとつありません。お菓子もジュースも飲みません。もちろんお酒も飲みませんし、タバコも吸いません。そのような生活をして、妻が社会復帰しなくてもいいようにしています。

これが私にはまったく苦痛ではないのです。妻も私との生活に満足してくれていますし、わが子の能力が大きく上がって性格的にもとてもいい子に育っているのですから、それだけで私はいいのです。

育児よりも趣味を選択する人もいると思いますが、私は子供ができた時に本格的にやっていたマラソンをやめました。マラソン大会では年代別で入賞することもあるくらいでしたが、あっさりと止めました。わが子を真剣に育てるには、マラソン練習に時間を使うわけにはいかなかったからです。今ではゆっくりと数キロ、毎日健康のために走っています。

育児中心の生活に、私たち夫婦は満足しています。

私たち夫婦の今の趣味は、わが子が健全に成長してくれるように頑張ることなのです。

 

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