子供がいじめを苦に自殺する。このような事件は一向になくならないですね。
1年ほど前のネットのニュースで、13歳の中一生徒がいじめを苦に自殺したという記事を見たことがあります。
相手の命を絶つきっかけになるようないじめをすることは論外です。しかし自分の子供がいじめをしなくても、いじめを受けてしまうことがあります。子供を育てる親としては、できる限りで子供がいじめを受けないようにしてあげたいです。そして少々のいじめを受けても耐えられる力も持ってほしいと思っています。
目次
生まれた時かは弱々しかったわが子
わが子は生まれた時に、鳴き声がとても弱々しかったです。他にも何人か新生児がいましたが、わが子の泣き声が最も小さかったのです。
この時に私は、わが子が弱かったら将来いじめられるのではないかと思ってしまいました。
それからわが子は順調に成長しました。
1歳の時には運動能力は大きく向上したのですが、とにかく気が弱く見えました。
1歳7ヶ月では家の外に誰かがいると家から出られませんでした。公園では誰かがいると近づけませんでした。
人に慣れさせるために毎日公園や子育て支援センターに連れて行きましたが、なかなか人に慣れません。1歳9ヶ月で人に慣れさせるためにスイミングスクールに入れました。
スイミングスクールでは、人がいるとそのそばに一人で行くことができませんでした。人を怖がっている様子はなかなか改善されませんでした。
それでも積極的に人のいる場所に毎日のように連れて行き、少しずつ弱々しさも消えていきました。
習い事で強くなるかもしれないと考える
この頃に私は、わが子には空手を習わせようと考えるようになりました。空手道場に行くのは絶対に怖いです。おそらく絶対に嫌がるでしょう。
しかし小さなころから怖いことを経験してそれに慣れ、克服できたらとても強くなると思うのです。わが子は間違いなく普通の子よりも気が弱いと思います。だから他の子と同じことをしていてはダメです。それ以外にも習い事はさせるつもりですが、特に空手は絶対にやらせたいと強く思います。
私は中学生になった時と、社会人になった時が人は最も環境が変わると思っています。
小学生ではスポーツ系の習い事をしない場合、練習の厳しさなどをまったく知らないまま育ちます。そして中学生になって運動系の部活動をやると、今までとはまったく違世界に戸惑います。
私は中学になった時に剣道部に入りましたが、先輩や顧問の厳しさに面食らった思いがあります。私と同じクラスの部員は、厳しさについていけずに部活に来なくなるだけでなく、学校にも来なくなってしまいました。
私はわが子にはそんな経験をさせたくないのです。まったく違う世界で戸惑い、体力も技術もなくて練習についていけない。容赦なく怒鳴られるのですから、弱い子では逃げ出したくなるでしょう。
このようになった時、わが子には逃げずに頑張れる子になって欲しいと思っています。
そのためには、心も体も強い子になって欲しいと思っています。
正しい情報かどうかはわかりませんが、子供は3歳までに太らせないように育てると、その後もずっと太りにくい体質になるという研究結果があることを知りました。私はそれを信じて、1歳からわが子は絶対に太らせないように考えました。
- 甘い物は一切食べさせない。
- バランスよく食べさせる。
- 運動をたくさんさせる。
これを徹底して行いました。太っていない子にすれば、用紙をからかわれる可能性は減り、いじめられる可能性も下げることができます。運動するには体重が軽い方が有利です。運動ができればいじめられにくくなります。
私のように小学生の時に何一つスポーツも習い事もさせてもらえず、中学になっていきなり厳しい運動部に入るのは本当にきついのです。
死にたいくらいきつかったです。そうならないように、心も体も鍛えておかなければならないのです。
私の場合は中学で運動部に入り、厳しさを体験しました。しかし中学でも高校でも大学でも、運動部などの厳しい環境に身を置かずに過ごしてくる人もいます。
そのような人は社会人になるまでは厳しく怒られることもなく、責任を負うこともないまま生きています。しかし社会人になれば仕事で責任を持たされますし、その責任が果たせなければ叱責されます。もし教師や先輩に怒られるような経験が今までなかったら、まるでいじめを受けたように感じて挫折してしまうかもしれません。
どんな人間はいつかは責任を負う立場に立つわけです。その時までに少しずつ責任の重さやそれに耐えられる強さを持てるようにしておくべきだと私は考えて子育てをしています。
自分の子供は強くなるように責任をもって育てる
私はわが子が生まれたばかりで弱々しく泣いている時に、すでに自分の子供は強くなるように責任をもって育てようと考えていました。
どうすれば強くなってくれるのか、わが子のために考えていくことが絶対に必要だと思っていました。
いじめで自殺があった時、「いじめは絶対ダメだ」とか「いじめをする人間は許せない」と考えることは普通ですが、それだけでは私は足りないと思います。子供がいじめに遭わないようにすることや、いじめに遭っても負けないようにする力を身に付けさせることを考えるべきだと思います。
いじめの報道は、正確に状況を判断する必要があるのではないでしょうか?
最近は、常識的に考えたら正しい指導の一環であり、いじめになど入らないと思えることまでも、世論ではいじめとみなされる場合があります。これがいじめならば、学校の教員は指導が一切できなくなるレベルのものまでいじめになってしまいます。
私が中学生の時の部活動では、練習の厳しさで部活に来なくなったと生徒がいたと先ほど書きました。しかし考えてみてください。みんな同じ練習をしているのです。苦しいのはみんな一緒です。
私は同期では一人だけ身長が圧倒的に低かったです。相手とぶつかり合う剣道というスポーツは、体の小ささは大変なハンデでした。それでも私は負けずに頑張りました。同じ境遇に置いて、逃げる者と逃げない者に分かれるのです。私はわが子にはすぐに逃げるような子供にしたくありません。
以上のような信念で私はここまでわが子を育ててきましたし、これからもわが子が強くなるよう育てるつもりです。
理不尽な攻撃を受けることは絶対にあります。その時に耐えられるような人間にするには、幼いうちから親が育て方を考えていく必要があると私は考えます。
絶対にわが子がいじめを受けて命を絶たないように強く育てます。それが私の責任です。