日記

転倒をよくする2歳児 なぜ転ぶのかわが子の場合を考える

わが子がよく転倒します。1日に最低でも50回くらいは転倒しているんじゃないでしょうか? 転倒回数が多すぎます。

わが子がよく転倒する理由を考えてみました。

目次

せっかちで足元を確認しないので転倒する

わが子は運動能力的な問題で転倒しているわけではないと考えています。転倒が多いのは気持ち的な問題です。

普通の人は行きたい場所に歩いて向かう場合、行きたい気持ちと同様に行くまでの過程を考えます。

家の中でリビングから冷蔵庫の前まで行く場合ですが、行く途中にキッチンがあればそのキッチンにぶつからないように注意して歩くでしょう。歩く時は冷蔵庫の前まで行くことに10%の意識を持ち、今歩いていることに90%の意識を持つのではないかと思います。歩いている時には歩いていることが意識の中心になるわけです。

しかしわが子は冷蔵庫の前まで行く場合、冷蔵庫の前に行くことが意識の90%を占めます。行くまでの過程には10%程度しか意識を持っていません。極端に言えば冷蔵庫しか目に入らない状態で冷蔵庫に向かっているということです。しかもせっかちなので走って目的地まで向かいます。わが子はこのような子供なので、目的の場所に行く途中に障害物がある場合、それを真剣に避けようとせずにぶつかって転倒することがよくあるのです。

そんな特徴を持った子供だとしても、普通は一回でもキッチンにぶつかったことを経験すると、痛いことを記憶して同じような目に合わないように次からは注意するはずです。しかしわが子はぶつかったり転倒したりしても、0.1秒後にはそんな些細なことは意識の外に放り出してしまうことです。つまりキッチンにぶつかったとしても反省しません。そのため何度も繰り返し、同じところにぶつかったり転倒したりするのです。

ここまで読んでいただいた方の中には、どうして私がわが子の気持を細かなところまでわかるのか、不思議に思う人がいるかもしれませんね。

でもこの想像は100%当たっているでしょう。それは父親である私がまったく同じ考え方を持って行動しているからです。

そのような特徴を持った私が、そのような目でわが子の動きをいつも見ています。そしてわが子は私の予想通りの動きをいつもしているのです。

床に置かれたおもちゃを踏んで転びそうになることがあります。転倒しそうな時バランスをうまく取ることは得意なわが子は、転ばずにバランスを取ります。ここまでなら何の問題もありません。

しかしわが子はバランスを崩してそれに対処したばかりで、体が安定しない状態にもかかわらず、目的地に向かおうと次の足を踏み出します。そこでもう一度別のおもちゃを踏みつけた場合は、対処できなくて転倒するのです。

ただし倒れても他のおもちゃの上に倒れて、痛い思いをすることはほとんどありません。手を突いたりして怪我がないように対処できます。対処できるからこそ、適当に歩き回って転倒を重ねるのです。

このようなわが子の様子を私は見ていて、すべて私の予測通りわが子は動いていることを1年以上前から知っています。

目的を達することがすべて

わが子があまりにもひどい転倒する様子を先日見ました。

室内でストライダーに乗っていて、ダイニングで停止しました。前方に歩いて行きたいところを見つけたようです。

普通ならばストライダーの横方向に降りて(普通の降り方をして)、それから前方に歩き出すのでしょう。

しかしわが子はそのまま直接前方に行くことを考えたようで、ストライダーのハンドルをまたいで降りようとして、バランスを崩してストライダーと一緒に転倒していました。

またぐときにはハンドルは片手でしか支えられません。ハンドルから片方の手を放して、放していないハンドルを持った手に体重を掛けたら、ハンドルが動いてバランスを崩すのは当然です。横に降りてから前に進んでも、1秒しか余計に時間はかからないでしょう。しかも無理な体制で転倒の恐れがある降り方をするのですから、メリットよりもデメリットの方がはるかに多いと誰もが判断するでしょう。

しかしわが子は違います。「少しでも早く目的地に行く」ということを考え、転倒するかもしれないやり方を選択するのがわが子なのです。

そんなめちゃくちゃな子がいるとは、普通は思わないと思います。でもこの子は私にそっくりなので、考えもすべて理解できます。私もあり得ない行為をして転倒などをし続けてきました。わが子にはそんなおかしな私の性格がそのままコピーされてしまったようです。

ストライダーで転倒した時は、さすがにわが子も驚いていました。ここまでひどい行為を今後は繰り返さないでしょうが、反省はしていないでしょう。

理由のわからない転倒は検証するわが子

ただしまったく転倒に対して何も考えないわけではありません。

わが子がストライダーに乗っていて、ハンドルを切りすぎて転倒したことがあります。

二輪車はハンドルをひどく切りすぎると、突然フロントタイヤが真横に動いて不安定になります。この状態になったら誰もが絶対に転倒するでしょう。

わが子はそのような転倒をした時、転倒が納得いかなかったようです。

それからしばらくどのくらいの角度でハンドルを切ると、転倒してしまうのか確認する様子が見られました。

この画像は停止してハンドルを強く切り、どのくらいハンドルを切ると倒れやすいのか、そしてどのくらいの位置をタイヤが通るのか確かめているところです。動画の抜き出しです。

この行為を見た時わが子はおそらくストライダーで転倒した時は、転倒する可能性をいつも予想していたのだと思いました。

だから普通の転倒をしても驚きません。驚かないから体が硬くなりません。体が硬くならないから最大の体を守る動きができます。このようなことがあるのでわが子は転倒しても怪我をしないのです。

怪我をしないから転倒を気にしないのですが、ストライダーを超低速走ってハンドルを切りすぎて転倒したことは、わが子は予想していなかったのでしょう。

予想できないことはもう一度状況を確かめて、原因と対策を考えているのです。つまりわが子は決して適当に走り回って転倒しているのではなく、転倒するのは織り込み済みで、織り込み済みの転倒などは気にする必要がないと思っているのでしょう。そして織り込み済みでない転倒は、すぐに織り込み済みにするために実況見分を行うのです。

なんともまあ変わった子供だと思います。

予想外のことに対しては納得するまで徹底的に考えるって、子供は思ったよりもたくさん頭を使うものなのですね。

 

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