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除菌じょ~ずαレビュー ミルトンとのコスト比較も紹介

わが家では哺乳瓶殺菌は、電子レンジで行いました。とても便利でした。

わが家で使っていた電子レンジで哺乳瓶殺菌を行えるCombi (コンビ) 除菌じょ~ずαを紹介します。

赤ちゃんに哺乳瓶で授乳する場合、授乳後に哺乳瓶を洗い、殺菌しなければなりませんが、この殺菌は薬品を使って行うととても面倒だと私は考えました。

そこでCombi (コンビ) 除菌じょ~ずαを使ってみました。殺菌を手軽に確実に行ってくれる優れモノでした。

目次

哺乳瓶の殺菌

まだ生まれて間もない赤ちゃんの哺乳瓶は、いつもきれいにしておきたいと私は思いました。

調べてみると殺菌しないと食中毒を発症するなどの危険があるということです。

粉ミルクは無菌ではありません。ごく少量ですが、「Cronobacter sakazakii(サカザキ菌)」や「Salmonella enterica(サルモネラ菌)」といった細菌が入り込んでいることがあるということです。

これらは5℃以上の温度で増殖することがわかっており、哺乳瓶を殺菌しないと、これらの菌の繁殖により、食中毒を起こすことがあるとされています。

以上のような問題があると知ると、かわいいわが子の哺乳瓶は、何が何でも殺菌をしてあげたいと考えました。

殺菌するためには、哺乳瓶使用後にしっかり石鹸で洗い水分を切っておけば、多くの場合は問題ないようです。しかしまだ小さな生れたばかりの赤ちゃんに万が一のことがあったら取り返しがつきません。

リスクを減らす意味でも、哺乳瓶の殺菌をわが家では絶対にしっかり行うことにしたのです。

哺乳瓶の殺菌方法

1)消毒液に付けて殺菌

ミルトンなどの消毒液に、哺乳瓶を漬けておく方法が一般的のようです。

容器に殺菌用の液を薄めて入れ、それに漬けて殺菌します。

しかしミルトンでの殺菌は、時間がかかるうえに手間もかかります。

少しでも哺乳瓶の殺菌は手軽に行いたいので、殺菌に時間がかかる消毒液での殺菌のはわが家ではできませんでした。

2)電子レンジで殺菌

哺乳瓶を水と一緒に電子レンジに入れ、加熱して高温の蒸気で殺菌する方法です。

この方法でよく使われるのが、Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαです。プラスチック製の本体の中に哺乳瓶と水を入れ、電子レンジで加熱します。

水が電子レンジで高温の蒸気になることで、殺菌ができるのです。

わが家ではCombi (コンビ) 除菌じょ~ずαを使う

わが家では電子レンジを使って殺菌する、Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαを購入して使用しました。

Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαは、本体と小物収納ケースのセットとなっています。

この製品を選んだ理由は以下です。

哺乳瓶をすぐに殺菌したい

わが家では3つの哺乳瓶を使いまわしていました。

完全母乳で育てたのですが、わが子は母親のおっぱいを直接飲むことができませんでした。そのため哺乳瓶に搾乳した母乳をストックする必要があったのです。3つの哺乳瓶は、いつも素早く洗って使える状態にしておかなければなりませんでした。

漬け置くのに時間がかかると、わが家のやり方では哺乳瓶が足りなくなるのです。(もう一つ哺乳瓶を買うという選択肢もありますが・・・)

いずれにしろ哺乳瓶は使い終わったらすぐに殺菌して、いつでも使える状態にしておくことがわが家では必須だったため、消毒液での殺菌は考えませんでした。

子供の授乳はすべて哺乳瓶で行っていたため、哺乳瓶殺菌の頻度も激しかったため、手間のかかる煮沸殺菌はしたくありませんでした。

手軽に短時間で行うことを考えると、Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαを使った電子レンジでの殺菌が最も適していることになりました。

コストが安い

またCombi (コンビ) 除菌じょ~ずαの使用コストは、消毒液殺菌の代表格であるミルトンと比べてもかなり安いのです。

わが家では一日に延べ8本の哺乳瓶を殺菌します。ミルトンで行うと、4Lの水に2錠のミルトン錠剤を使うことになります。

60錠のパックで1ヶ月使えます。これが定価で1,900円(+税)するので、1ヶ月のコストはそのまま1,900円となります。

Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαは、購入すると定価2,400円(+税)ですが、追加費用はかかりません。使うたびに電気代のみがかかります。(水もごく少量使いますが、限りなく0円に近いくらいわずかな料金ですので除外しています)

1回に3本の哺乳瓶を消毒していましたから、1日の頻度は2.5回となります。

電気代は、わが家の場合はワットチェッカーで測定したところ、1回で0.71円でした。2.5回/日×0.71円×31日=55円/月となります。

最初の1ヶ月目だけは、除菌じょ~ずαの購入費用がありますから、ミルトンの方が安いです。

しかし2ヶ月目からは圧倒的に除菌じょ~ずαの方が、コストは抑えられます。

熱で殺菌できない菌がいても問題なし

ところでCombi (コンビ) 除菌じょ~ずαでは、殺すことのできない菌もいることをご存じでしょうか?

Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαは、中に入れた水を電子レンジで加熱して高温の蒸気とし、殺菌しています。

しかし高熱では殺菌できない菌も存在するのです。

バイ菌の多くは煮沸や電子レンジでも除菌できます。しかし、枯草菌などの芽胞をつくる細菌は、熱では取り除きにくいと言われています。Milton CPは、このような菌に対しても有効です

出典:洗浄&除菌の必要性 Milton CP

枯草菌

芽胞は熱や消毒薬などに対しても耐久性を示す。このため、一般的な消毒手法でも除去しきれないことがあり、培地や食品の汚染(コンタミネーション)の原因になることがある。ヒトに対する病原性を持たないため医学上問題視されることは少ないと考えられているが、菌血症、心内膜炎、呼吸器感染症、食中毒、眼感染症をごく稀に引き起こす

出典:枯草菌 Wikipedia

確かに枯草菌(こうそきん)は、熱に強くて、Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαで完全に死滅させることは難しいようです。

しかしこの菌は空気や土壌など、どこにでも存在します。この菌を気にしていたら、日常生活ができなくなってしまうでしょう。

またこの菌は病原性を持たないとされているため、特殊な場合を除き、この菌による人間への害はほぼないと考えられます。

つまり哺乳瓶を電子レンジで殺菌する場合、万が一枯草菌が哺乳瓶に少数残ったとしても、その存在は無視しても構わないと判断しました。


以上のような理由で除菌じょ~ずαを選びました。

除菌じょ〜ずαを使ってみて絶対にこれでよかったと実感することになりました。

それについては最終章で紹介しています。

Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαを使う注意点

とても便利に使えるCombi (コンビ) 除菌じょ~ずαですが、欠点がないわけではありません。

除菌じょ~ずαが使用できない電子レンジがある

Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαは、どのような場合でも使えるわけではありません。本体の大きさがW253×D125×H205mmで、電子レンジの大きさや、出力によっては使えないこともあるのです。

下表で使える電子レンジのサイズや出力をご確認ください。

また電子レンジの内寸が推奨寸法を満たしていても、テーブル回転式の電子レンジで、本体を入れてテーブルが回転しない場合は使えません。

Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαを購入する前に、ご自身の使われている電子レンジを必ずご確認ください。

使用直後の熱に注意

殺菌が終了したばかりのCombi (コンビ) 除菌じょ~ずαは、本体がかなりの熱を持っていますので、すぐに取りだすのは危険でした。

また、開けた時に熱い蒸気が出てくるので、それでやけどすることもあり得ます。顔を近づけないほうがいいです。

殺菌終了直後の取扱には注意してください。

電気代がかかる

電子レンジを動かすのですから、電気代がかかるのは当然ですね。

ただし先ほど紹介したとおり、かかる電気代は微々たるものなので気にする必要はないでしょう。

電子レンジの音が出る

わが家では電子レンジと子供を含めた家族が寝ている場所が離れていましたから、殺菌中の電子レンジの音はまったく気になりませんでした。

しかし寝る場所が近いと、夜に電子レンジを使う場合は、家族が寝ている時になるご家庭もあるでしょう。

子供が音に敏感だと使いにくいかもしれません。夜に使う場合は、電子レンジの音が出ることは考慮しておきましょう。

哺乳瓶の同時殺菌本数が少ない

Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαは、哺乳瓶の同時殺菌本数は3本であり、決して多くはありません。

一度に大量の哺乳瓶を殺菌するのは不向きです。


以上のことを考えた上で、Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαを購入してください。

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Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαの殺菌方法

Combi (コンビ) 除菌じょ~ずαに入る哺乳瓶

この製品は内部に入れるケースが付属されています。このケースに哺乳瓶などを入れて使います。

内部の高さが190mmほどありますから、ピジョンの240ml哺乳瓶は問題なく入れられます。ピジョン以外の物でも、ほぼすべての哺乳瓶を入れることができるでしょう。

我が家で使っている搾乳機のピジョンのさく乳器 母乳アシスト 電動 Pro Personalの洗うべきパーツも、一緒に殺菌できます。

このように入れれば、哺乳瓶3本と、搾乳機のパーツが同時に殺菌できます。

乳首3個と搾乳機パーツがちょうど入ります。この入れ方でないと入りません。

わが家では240mlの哺乳瓶2本と、150mlの哺乳瓶1本を使っていましたから、ちょうど搾乳機の乳房に密着する部分のパーツを、うまく入れることができました。

ピジョンの哺乳瓶3本と、ピジョンの搾乳機パーツをすべて一緒に殺菌する場合、240mlの哺乳瓶は2本にして、もう一本は150mlの物にする必要があります。

使い方

哺乳瓶や乳首をセット

哺乳瓶や乳首は、石鹸で洗って汚れを落とし、よくすすいで、哺乳瓶をセットします。乳首なども一緒に入れます。

水を入れる

入れたら規定量水を入れます。本体の横に計量カップが付いています。

これにいっぱいまで水を入れて、本体に流し込めばOKです。

加熱

これを電子レンジに入れて加熱します。

600Wの場合、3分で殺菌が完了します。

水切り

消毒が終わったら水を切るため哺乳瓶を倒しておきます。

消毒終了後、哺乳瓶には蒸気になった水が内側にも入り込んでいます。立てたままにしておくと、哺乳瓶の中の水が抜けません。

普通に蓋を開けると哺乳瓶は倒れています。

念のため哺乳瓶の口が、除菌じょ~ずαの本体にぴったりと接地していないことを確認しましょう。接地していたら、哺乳瓶を動かして、口を本体から離します。

このようにすると、哺乳瓶の中に入っていた水が、すぐに蒸発して消えてくれます。

水が残っても菌が増殖するわけではないのですが、気持ち的に哺乳瓶はカラッと乾いていたほうが気持ちがいいので、私は必ず哺乳瓶の中の水が消えるようにしていました。

Combi (コンビ) 除菌じょ~ずα使用感

わが家でミルトンではなく 除菌じょ~ずαを使ってよかったと思うことは、何と言っても手軽に使えると言うことに尽きます。

わが子が0~1歳までは子育てが大変で、普通の子育てとの違いを考えることはあまりありませんでした。

しかしわが子が1歳半になったくらいから、わが子は特別に育てにくい手間のかかる子供だったことを再確認しました。

わが子が母親のおっぱいを吸うとき、必ず力のすべてを使って全力で吸うのです。これがすさまじく、一瞬でむせて、激しくせき込みます。それが収まったと同時にまだ全力で母乳を吸い込んで、またむせるのです。つまりむせてばかりで飲むことができないのです。

新生児でこんなめちゃくちゃな話は、聞いたことがありません。それでやむを得ず、搾乳して哺乳瓶を使って授乳したのです。

哺乳瓶を横に傾け、乳首に入る母乳の量を少量にすると、わが子がいくら思いきり乳首を吸っても、母乳は大量には吸い込めません。

そのような工夫をしなければならないくらい、わが子は元気でした。そして夜はあまり寝ませんでしたし、泣きまくっていました。

そんな子だったため哺乳瓶殺菌のわずかな手間ですら、あれ以上手間がかかっていたら、過労死してしまいそうでした。簡単に哺乳瓶殺菌ができる除菌じょ~ずαが発売されていてよかったと、今更ながら思っています。

とにかく新生児の中にはびっくりするほど手間のかかる子もいて、そのような子を育てる場合は、使うのが簡単な除菌じょ~ずαを強くおすすめします。

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