1歳9ヶ月の時から、わが子はスイミングスクールに通わせています。
このスイミングスクールですが、通わせている親によって本気度がかなり違うように思えています。
子供の泳力を高めたいと思う本気度が高いほど、子供の能力は上がるという事実を、この記事では紹介していきます。
目次
スイミングスクールの平日参加率が低い
わが子が入っているクラスは、幼稚園児約20人が会員になっています。
わが子を入れたスイミングスクールですが、3歳から6歳までは親子でプールに入ってレッスンを受ける形式です。木曜日と土曜日がレッスンの日で、木曜日は14:30からレッスンが開始されます。
木曜日のレッスンが14:30から始まることになっているのは、幼稚園から退園後に参加できるように考えられているからです。
ところが、わが子の通っているスクールでは、木曜日の参加者はわが子(と妻)以外はほとんどいないのだそうです。
もちろん幼稚園ではなく保育園に通っていて、14:30にレッスン開始では間に合わないこともありますし。全員が保育園に通っているわけではないと思います。私の地域での感覚では、半分くらいが幼稚園に通っている子ではないかと思います。保育園ではなく幼稚園に通っている子がたくさんいるのですから、木曜日のレッスンには、もう少し多くの子が参加してもいいはずなのです。
どうして木曜日のレッスンには人が来ないのか考えました。これは土曜日のレッスンに子供を連れてくるのが、ほとんどが父親だということも関係しているようです。
父親がサラリーマンである場合、木曜日の14:30には働いていることがほとんどでしょう。これでは平日に子供を連れてくることはできません。父親だけでなく母親が仕事をしている場合もあると思いますが、全員がそうではないでしょう。母親が連れてこない理由は、プールに入ることはある程度の覚悟も必要だからだと考えます。
水着を買わなければなりません。あまりお腹が出ていると恥ずかしい気持ちがあるかもしれません。水に入るとお化粧の心配もしなければなりませんし、生理の問題もあります。女性は男性よりも、プールに簡単に入れない理由が多いです。
私の妻のようにいつも必ずスイミングスクールに連れていくのが当たり前になるには、よほどの強い気持ちが必要なのかもしれません。
子供を育てる本気度
ここで子育ての本気度がわかる気がします。
わが子がスイミングをすることによって、運動能力も上がり、水にも慣れ、運動することで食事もたくさんとれるようになり、よく寝てくれるようにもなります。私は効果がとても大きいと思っていますし、妻も同様にスイミングに連れていくことで得られる効果が大きいと信じています。このために無理をしてでも妻は平日にスイミングに連れて行っているのです。
このような気持ちは、スイミングに限るわけではありません。多い日には4kmもわが子を連れて歩くことがありますし、わが子が楽しめることならなんでもさせています。私たち夫婦が子供を楽しませるために日々考えて実行している質と量は、誰にも負けない自信があります。
わが子のスイミングの能力や、ストライダーに乗る能力を羨ましく思われることがあります。しかしそうなるのには、日々の大変な親の努力があるのです。
0歳~6歳までの子供にスイミングをやらせようと考えている親は、みんな子供のことを考えているはずです。スイミングが少しでも子供の成長にプラスになると信じて、月会費を払って通わせているのです。
しかしいくら同じお金を払って入会していても、その気持ちには大きな違いがあります。
本気で子供のことを考えて、面倒だと思っても必ずスイミングのレッスン日には休まずにわが子を連れていく。こんな姿勢があれば、能力は伸びていくのだと思います。
子供を育てる姿勢の違い
本気度が高いとか低いとかも違いがありますが、子供の育てる姿勢にも違いがあるようです。
わが子は今月からスイミングスクールで一つ上のクラスに上がりましたが、前のクラスであるベビースイムクラスでの話です。
まだ3歳にも満たない子供ばかりのクラスなのですが、スイミングのレッスン中に子供をプールサイドに一時的に立たせることがあります。その時に子供が走り去ってしまう例をよく見ています。
私が知っている限りでは、逃走された親御さんは皆、プールサイドからずっと子供をやさしく呼び続けていました。
しかし一回だけ例外がありました。
ある子供がレッスン中にプールに入るのを嫌がって逃走しました。連れ戻そうとして母親が呼びかけるのですが、その子がすぐに戻ってこなかったのです。時間にして2分間くらいでしょうか。すると母親は怒りだし、背中を向けて腕を組んでプールの中で子供を無視し続けていました。
とてもきつそうなお母さんでしたが、子供が逃走しただけでどうしてそこまで怒るのか不思議でなりませんでした。そして親子は二度と見ることはありませんでした。母親が怒って連れてくるのが嫌になったのだと推測します。
運動能力はかなり高そうでした。まだ2歳なのに片足でハイキックをするような姿勢をしながらジャンプしていました。
それでも思い起こせば、その子はとても細かったです。細かった理由は、母親が子供が少し食事を嫌がったら、すぐに食事を取り上げているのではないかと思ってしまいました。
わが子は食事時間は普通で30分。遅いときは1時間くらいかかることもあります。妻は粘り強く全部食べさせるように付き合っています。
それがあるからこそバランスよく栄養を取ることができ、脳も体もうまく育っていくのだと思っています。
子供の能力を高めるために真剣に考えて実行すること、そして子供のわがままに腹を立てずに受け入れて育てること。これがとても大切だと最近しみじみと感じます。
私たち夫婦は、スイミングにわが子を連れていることが面倒だと思ったことはありません。わが子が喜んでくれるのでそれを見るのが楽しいことと、たくさん運動して強い子になってくれるのを期待しているからです。
こんな子育てをしたほうが楽しいと思うのです。