わが子の転倒に対する対応について、つくづく考えさせられました。
3日前にわが子が公園で転倒し、口の中を切りました。石畳みの上を歩いていて転び、石に顔をぶつけて歯で口の中を切ってしまったのです。
口内炎のひどいものができたのと同じ状態になっているため、何を食べても痛みが出るようで、食事する時には泣き続けています。かわいそうですが、治るまで待つ以外に方法はありません。
転んで顔を石畳にぶつけた理由が、とても変わっているのです。
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転倒しても怪我をしにくいわが子ですが
転倒して口の中を切ったのですが、わが子は基本的には転倒して顔を地面で打つことはありません。手を突いて顔が地面にぶつかるのを防ぐことができるからです。
しかしわが子の場合は、2つの理由で顔を守り切れないことがあります。
- 余裕で手を突こうと考えてのんびり構えた時には手を突くのが間に合わない
- 手に物を持っている時に転倒すると、手の付き方を普通ではないやり方にして顔を地面にぶつける
今回は両手に物を持っていたので、そのまま転倒すると石畳に握ったこぶしを突くことになります。固い石畳にこぶしを突けば痛いですし、こぶしを怪我してしまう可能性も高いです。それを避けるためにこぶしを突くことを止めて肘をついて対処しようとしました。
しかし肘を突くと手を突いた時よりも突く位置が下半身寄りになります。1歳児は頭が大きく足が短いため、重心が頭寄りです。そのため肘を突くと頭が重いので足が持ち上がって頭が下がり、顔を石畳にぶつけてしまったのです。
子供が物を持ったまま転んだ時に、瞬間的に物を持っていることを思い出して手を突くのを止めて肘をつくことを考えて実行する。1歳7ヶ月の子供ではあまり見られない行為かもしれません。
私はわが子がこの時に転ぶ様子を見ていました。離れていたので助けることはできなかったのですが、その時に「両手に物を持っているので、こぶしは絶対に突かないな。肘を突くだろうけど頭が下がって顔を石畳にぶつけそうだな」と瞬間的に思いました。そしてその予想通りでした。
このような動きは、私が子供のころとそっくりです。私も手で物を持っている時に転ぶと、こぶしを怪我しそうで肘を着くなどしてこぶしを痛めないようにしていました。わが子も同様に転ぶときにどうすれば怪我を避けられるのか、瞬間的に判断してその通りに体を動かる能力があるようです。
わが子がまだ1歳1ヶ月の時、右手におもちゃを持って転倒した動画があります。
この時には物を持って転倒するときの対応がまだ上手ではないので、物を握った右手をおかしな形で突いてしまっています。
しかしいつものように手を前に出してしっかり突くことをせず、体中で倒れこんでいます。
物を持っている時は倒れ方を変えています。この時にこの子は、私と同じように転倒する時にもいつも冷静で、的確に転び方を考えられる子だと知りました。
そして今日はまさにその能力の進化版をしっかり見ることができました。
1歳でも転倒時に手を突く
わが子はハイハイしたあと自分でお座りして、バランスを崩して転倒していました。その時には座った状態からゆっくりと倒れます。赤ちゃんは転倒時に手を突く能力が、最初は備わっていません。
しかしお座りからの転倒は、とてもゆっくり倒れるので、手を突くことを少しずつ習得できるのです。その結果、たっちして転倒しても手を突くことができました。
そして歩くようになってからも、それまでの経験から激しく転倒しても手が突ける子になったのです。。
ハイハイをたくさんされることが大切だと思い、わが子には誰にも負けないくらいたくさんハイハイさせました。ハイハイは必ず手を突いて移動します。この動きをたくさんしたことが、歩くようになってから転倒時に手を突けることにつながっている可能性もあるのでしょう。
瞬間的な判断力を持っているということ
転んでも手を突けることに加えて、物を持った時にはそれに合わせた対応ができること。これは瞬間的な判断ができるだけの能力が備わっていることになり、サッカーやバスケットなどのスポーツにも生きるのではないかと期待してしまいます。
わが子の手を突く行動が当たり前なのか、それとも特別なのかはわかりません。私は私とわが子しか転倒する時の対処方法を観察した対象がないため、他の人が手に物を持ったまま転んだ時、どのように対応するのか知らないのです。
もしわが子の行動が特別ならば、「私の子、すごい!」と思いたいところですね。
ちょっとずつわが子が私みたいなオカルト的な人間になっていく気がしています。
この子を育てるのは楽しすぎます。