わが子はとてもおとなしくて気が弱い子です。そんなわが子が幼稚園に行って友達と遊ぶことができるのかとても心配しました。
お子さんがおとなしすぎて心配をされている親御さんは私たち夫婦だけではないと思います。
しかしその心配が突然解消されました。幼稚園でおとなしかったわが子が自信を持つことで積極的になったのです。
目次
幼稚園に慣れなかったわが子
わが子は1歳から人見知りが激しく慣れてない人に近寄ることもできないことがありました。
幼稚園に入園して3ヶ月くらいは幼稚園に行っても一人でぽつんとしていたようで、親として今後がとても心配でした。
入園3ヶ月目で父兄参観に行った時は衝撃でした。クラスの子たちが床に敷かれたマットの上に座って先生の話を聞いていたのですが、マットから離れて座っている子が一人いました。それがわが子です。
先生の質問にも手を上げませんし返事もしません。それどころか先生を見てもいないのです。参観に来られた父兄の方はまったく他の子と態度が違うわが子を見て、何かの障害があるのではないかと思ったのではないでしょうか。
その様子ではクラスの子とまったく会話していないのは間違いなかったでしょう。人見知りも激しく気も弱いのでクラスになじめていないのは予想していましたが想像を超えていました。
私は家に帰ってからその様子をすぐに妻に話すこともできないほどショックを受けていました。
わが子が家でとても元気になる
そんなわが子ですが夏休みが明けて数日経ったころから家でとても元気になりました。家の中で大声を出すようになりましたし笑いながら家の中を走り回ることが増えたのです。
明らかに様子が変わったのですが、その理由はどうやら幼稚園で楽しく過ごせるようになったからのようです。
わが子によると給食を全部食べてから先生の所にお盆を持って行って見せて、先生に褒められたと言っていました。
このような行動は幼稚園児なら珍しいことではないのでしょうが、わが子がそんなことをするようになったことが私たち夫婦はとてもうれしいのです。人に自分から話しかけるのが苦手なわが子が自分から先生の所に行って話をするなんて、私たち夫婦にとっては大変な進歩だと思えるのです。
そして帰宅する時に家の前で園バスから降りた時には、バスの中の子たちに向かって手を振るようにもなりました。
自分が遊んでいたらみんながまわりに集まってきたので、みんなで一緒に遊んだと言うこともありました。さらに登園前に「早くバスが来ないかなあ」と言うようになり登園を楽しみにするようにまでなったのです。
わが子が幼稚園に慣れた理由
おとなしい子は自分に自信がないことが多いと思います。わが子も自分に自信がないのでどんな場所でもおとなしくしていたようです。
大人はまわりの子の様子をしっかり見て正しく状況を判断することができます。運動しているのを見るとできる子とできない子はすぐにわかります。しかしまだ年少の子供たちは人の動きを見て「あの子は運動神経がいいからすごい」などと思うことは少ないです。
わが子は他の子に比べて優れていることもあるのにそれに気付かないために自信がなかったのだと思います。
それだけではなくわが子は幼稚園でやる気がまったくなかったようです。できることでもやろうとしないので他の子に比べてできない子だとまわりから見られていたようです。
3歳2ヶ月に家で描いた絵は以下です。
細かいところまできれいに描けています。
しかし3歳7ヶ月に幼稚園で描いた絵は以下です。
何を描いたのすらわからない絵です。
どうやらわが子は他の子と同じような絵を描くのが正しいと思い、みんなの絵を真似して描いたようなのです。
何も本気でやらないのですからできることもできないと思われてしまいます。
友達は欲しがっていたようなのですが、そのころのわが子は自信がないので積極的になれずにいたようです。
そんなわが子が幼稚園の先生やクラスの子たちに慣れた理由は自分に自信を持ったことがとても大きいようです。
自分に自信を持つことで積極的に人に話しかけられるようになったのです。
そしてわが子の出来る部分をクラスの子たちもわかってくれるようになったのでさらに積極的になれたのです。
自信を持つことで幼稚園での態度が変わる
友達ができなくて幼稚園が楽しくないというわが子の場合ですが、自信を持ったことで積極的になれました。
そして友達を自分で作ることができるようになりました。
9月の中旬には幼稚園で英会話の体験課外授業があったのですが、一階にある自分のクラスから体験会場まで友達と手を繋いで来たと妻が言っていました。私はそれを聞いて涙が出そうなくらいうれしかったです。
自分が誘ったのか相手の子が誘ってくれたのかはわかりませんが、自分で誘って手を繋いで連れて来たのなら大変な進歩です。人と積極的に関わろうとするようになったことになります。
相手が誘ってくれたのなら、相手がわが子を一緒に行きたい相手だと思ってくれたことになりますからそれもうれしいのです。
私はここまでの経験からおとなしい子は自信を持たせることが大切だと痛感しました。わが子だけでなく消極的な子は自信を付けることで、積極的になれるでしょうし友達を作ることもできると思います。
わが子の例ですが絵をたくさん描いているので絵がとても上手です。それをみんなにすごいと思われたようです。
絵を描く練習をするなどして特技を身に付けることでお子さんが楽しく幼稚園に通えるようになるかもしれません。
わが子はたくさん歩かせたり走らせたりしています。運動量は誰にも負けないくらいです。
妻は真夏でも自分が真っ黒になることを厭わずわが子をできる限り公園に連れて行っています。そんな努力が実ってわが子の走るスピードは誰にも負けません。
運動会の練習のためクラス全員で走るのですがわが子はとても速いので皆にびっくりされます。
そのようなことでまわりにも一目置かれるようになり、他の子が友達になりたいと近寄ってくることが増えたようです。
歩かせたり公園に連れて行ったりしてたくさん運動をさせてみましょう。
運動能力も上がり自信が付きます。自信が付けば積極的になれますから幼稚園でも楽しく過ごせるでしょう。
私はわが子にできることが増えて自信を付けて欲しいので年少のうちにスイミング、ピアノ、体操、サッカー、英会話を習わせています。
年少で5つも習い事をさせることはないと思いますが、何かを習わせることはいいことだと思いますし習ったことができるようになることで自信が付くこともあるはずです。
習い事をさせることは子供に自信を付けさせる有効な手段だと思います。
自信を付けたわが子
大人だけでなく子供でも自信を持つことはとても大切ですね。
この数日間でわが子はいっそう幼稚園に行くのが大好きになりました。人に慣れて友達を作って幼稚園で楽しく遊ぶ。それができるようになったのでとてもうれしいです。
人見知りがひどい子だったので1年くらいは幼稚園に慣れないと思っていたのですが思いのほか早くて一安心です。
今までたくさんの運動や遊びをさせてきたことがここで生きたと思いました。
お子さんには積極的な子になって欲しいと思っている親御さんは、まずは自信を付けさせるために様々なことにトライさせできることを増やしてみてはいかがでしょうか?