意識と悩み3~4歳

七五三で大きな成長が感じられたわが子

わが子が3歳0ヶ月になった時に七五三の祝いをしました。

その時に自分の子供はこんなにも成長したんだなあと、七五三での一連の行動を見て感じ取れたのです。

地域によっても違うようですが、私の住んでいる地域は、七五三の祝いをするのは、男児は5歳だけという考えが主流です。

子供の記念と考えて3歳の時に七五三の祝いをしたことは、記念の写真が撮れたことだけでなく、子供の成長が感じ取れたのでとてもよかったです。もし3歳で七五三をしなかったら、子供の隠れた成長を気付かずにいたかもしれません。

3歳で七五三の祝いをしたことは、私にとってはとても重要な意味がありました。

目次

七五三で考えたこと

わが子は3歳0ヶ月で、3歳の七五三のご祈祷を受けに行きました。私の住んでいる地域では、七五三のご祈祷を受ける神社としては最も有名な所で行ってもらいました。

一緒にご祈祷を受けた子供は3歳の女の子が多かったですが、3歳の男の子もいました。割合的には3歳の子が全体の70%ほどで、全体でも女の子が70%、男の子が30%くらいの感じだったように思います。

一眼レフカメラやビデオカメラを持参していたご家族も多く、写真撮影も盛んに行われていました。

そこで感じたことは、ご祈祷を受ける前に写真撮影して、ご祈祷が終わるとすぐに神社から出て行くご家族が多いことでした。

私たち夫婦は、わが子と神社の中でたくさんの写真を撮っていましたが、そのようなご家族は他にはいませんでした。

私たち夫婦は、わが子がせっかくのきれいな衣装を着ているのですから、少しでもたくさんの晴れ姿を写真に納めたいと考えていました。

多くのご家族は、親族での食事会などを予定しているため、神社に長居はできないのかもしれません。

しかしそれだけではないようです。

七五三の晴れ着を着て、神社の中を笑顔で歩いている子供はわが子以外一人も見ることができなかったのです。

子供たちは着にくい着物を着ていることに不満を持っていて、一刻も早く普通の服に着替えたいという強い気持ちがあったのではないかと想像します。

そんな中でわが子は、神社の中を笑顔で歩き回っていました。

神社でわが子は草履を履いていましたが、これを普通の運動靴に変えたら、いっそう笑顔の比率が上がりさらに元気になりました。

そのおかげで、家に帰る途中には様々な場所で写真撮影ができたのです。

いくら履きにくい草履を靴に替えたとしても、やっぱり着物を着ていると不快だと思います。帯でお腹は締め付けられていますし、袴は歩きにくいはずです。

それでもわが子はいつもと違ってとてもきれいな服を着ていることが、しっかりと自覚できているようで、そんなきれいな服を着ていることに喜びを感じているようでした。

きれいな服を着てうれしいと思うことが、着にくい服を着ている苦痛を上回っていることに、わが子の成長を感じられました。

帰る途中の森の中でもわが子はポーズを取ってくれました。

家に帰っても着物を脱ぎたくないと言うくらい着物が好きになり、わが子は5時間もの間、着物を着たままでした。

着物を嫌がらずにずっと着続けたことで、わが子の成長を感じられたのですが、それよりももっとわが子の成長を知る出来事がありました。

それは、写真を撮る時にわが子がポーズを取ることでした。

カメラを向けられるとポーズを取る

帰宅したのはわが子が衣装を着てから4時間経った時でした。

家に帰る家の中で写真撮影をしたのですが、わが子はカメラを向けられると、すぐにポーズを取ってくれました。

 

座って刀を掲げています。


そして最大の傑作作品です。刀を持った右手を高く上げています。

足の開き方、手の上げ方、まっすぐに向いた顔、撮影している私を見ないで正面に向けた視線、そして真剣な表情。

これが誰に言われるまでもなく、すべて自分で考えて取ったポーズです。

つま先を開いて立つと格好いいのですが、このような立ち方が自然にできるのを見て、体のバランスを取る能力がかなり成長したと思えました。

上げた手に握られた刀の角度までも、この子は考えてポーズを取っています。視線をこちらに向けないところもすごいです。

そして格好いいポーズを取っている時は、わが子はきりりと引き締まった表情を作れるのです。

わが子には刀を使った人が登場する動画は、一切見せていません。当然、刀を持ったらどのようなポーズを取ればいいのか、テレビなどで見て学習しているわけではありません。

わが子に刀を使うようなシーンのあるテレビを見せたことは一度もありません。そもそも私がわが子にポーズを教えたことはありません。

わが子は本能的に、刀という物を持った時には、このようなポーズを取ったことが格好いいと知っているようです。

どこでそんなことを知ったのでしょうか?

これがたまたま偶然、格好いいポーズを決められたわけではありません。

そのほかの写真も見てください。

 

これは片足を上の段に置いて、刀をすっと伸ばして立っています。


これは後ろ向きでポーズを取っています


その他、たくさんの格好いいポーズを取っています。

これらはすべて自分で考えたポーズです。

3歳になったばかりの子供が、このようなポーズが格好いいと知っているのことに驚きました。また格好いいポーズを取ったときは、引き締まった表情をしたほうがいいことをどこで知ったのでしょうか?

ポーズを取る指導はまったくしていないのに、次々にポーズを作るわが子に驚きながら、私はシャッターを切るだけでした。


いつもニコニコ顔のわが子ですが、ポーズを決めた時の引き締まった表情を見てください。

このようなポーズの時には、真剣な表情をするべきだとわかっていることも驚きでした。

格好いい立ち方や、手の置き方、表情などを教えたことはありません。

世の中には3歳0ヶ月で、写真を撮られる時に、格好いいポーズを取れる子はいると思います。しかしそれは、写真を撮る時にどのようにポーズを決めるのか、親が教えている場合が多いと思います。

わが子に格好いいポーズを教えたことは、本当にないのです。


そしてこれが刀で切る時のポーズです。

これだけは、思い当たることがあります。このおもちゃの刀を買ったばかりに、簡単な居合切りをリビングでしたことがありました。

教えたつもりはないのですが、わが子はそれを見て記憶して、この時に真似したのだと思われます。

簡単な動きを数回見せただけなのに、完璧なポーズを取っています。不自然なところはまったくありません。

 

この写真を撮影した時は、時間はわずか10分くらいでも、100枚くらいの写真を撮れました。

次々にポーズを取ってくれるので、ほとんどシャッターを切りっぱなしでした。

ここに紹介した写真以外も、100枚ほど撮ったほぼすべての写真で、わが子はしっかりとポーズを取っています。


でもこんなポーズは、どこで頭にインプットしたのでしょうか?

アニメの決めポーズみたいですよね。

どこかの店で買い物中に、こんなポーズを取ったポスターでも貼ってあったのでしょうか?

それにしても足の角度から手の指先まで、文句が付けられないほどばっちりと決まっていますね。

どうしてポーズを決められる?

わが子がどうしてポーズを決められるのか考えてみました。

わが子はすべてのことに興味を持ちます。歩いて、まわりの風景を見ているだけで楽しいのです。退屈そうな様子を見せたことが、生まれてから一度もありません。何に対しても興味を持ち、真剣に物事を考えているのでしょう。

そしてわが子は、興味のある物を見るとじっと観察します。

動物園でも一つの檻の前で、30分以上動かないことはざらです。

そしてわが子は、父親が大好きです。

父親の真似をするのが好きなので、立ち方や歩き方、細かなポーズが自然に似てくるのかもしれません。

父親である私も、どちらかというとバランスよく立って、バランスよく動いていると思っています。いつもそれを見ているわが子には、それが頭の中に入っていて、自然にポーズの取り方ができるのでしょうか。

2歳半くらいの頃から、音楽に合わせて即興で踊りを作り、20分くらいオリジナルの踊りを踊り続けることがありました。そんな子なので、写真撮影のためのボーズを決めることは簡単なことなのかもしれません。

わが子は確かに2歳で4~5歳が描くくらいの絵が描けますし、自転車にも2歳7か月で乗ることができました。少々普通よりも成長は早いように感じています。

しかしそのようなことよりも、次々にポーズを考えられる高い創造性が育っていることに驚きました。

そしてその撮ったポーズのすべてが、体のバランスが取れたごく自然なものであったことで、体幹もしっかりと鍛えられていることもわかりました。

0歳からやりたいことは少々危険なこともほぼすべてやらせ、たくさんの遊びをさせてきたことが、成長を促進しているのだと私は確信しています。

2歳までのわが子はとても脆い子でした。感受性も高く、同年代の子が見えないことまで見えてしまうのです。それは大人のいやらしい気持ちや、ずるい気持ちもわかってしまうということです。

そんな子ですから、私たち夫婦がひどく叱りつけたり、放置したり、わずかでも暴力をふるったりしたら、委縮してまともな子に育たないかもしれないと思っていました。

私たち夫婦は、後遺症が残るほどの怪我をするような危険なことや、人に迷惑をかけることをした場合は叱りますが、感情に任せて理不尽な叱責をすることは絶対にありませんでしたし、放置することも、暴力をふるうことも皆無です。そのおかげでわが子は繊細さはそのままに、とても強い子になってくれました。

このような育て方が、正しくのびのびとした人間に育ち、その結果たくさんのことに興味を持ち、様々なことが吸収できたのではないかと思います。

この子を清く正しい子供に育てていくことが、私たち夫婦の夢ですし使命です。

 

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