運動0~2歳

0歳~3歳の子供にできることを増やすには【やる気スイッチ】を入れる

幼児期にはたくさんのことを覚えていきます。

親が子供に様々なことを教えることになりますが、なかなか教えたことを覚えてくれないと悲しい気持ちになることもあると思います。

子供に何かを教える時に、とても大切なことに気付きました。

3歳のわが子を見て何かができるようになるのには、やる気になることが何より大切だと知ったのです。

それは当たり前だと思うかもしれませんが、わが子を見ていると3歳までの幼児はやる気にさせることがとても難しいように思っています。

3歳までの子供にやる気を出させる重要性と、やる気を出させる方法を紹介します。

目次

やる気を持った時の能力向上

わが子を1歳9ヶ月からスイミングスクールに通わせていますが、そこで不思議なことに気付きました。

わが子はベビースイミングという0歳から3歳になるまでのクラスに入っていました。2歳7ヶ月で能力を認められて3歳から入ることができる「親子スイミング」というクラスに上がることができました。

まわりは3歳6ヶ月以上の子ばかりで、わが子は最年少。最低でも1歳は年が離れているのでわが子の体の大きさは、他の子供と一回り小さかったです。

レッスンについていけないことはなかったのですが、体の大きな子供との泳力の差はかなりありました。

頭から飛び込んでクロールで泳げる子もいて、やっぱりわが子のような2歳児と3~6歳の子では、運動能力がまったく違うと思いました。

ところがある時集団のレッスンで、ちょっと気になることがありました。

その日は水深50cmくらいのところから、ビード板を持って頭からダイブするレッスンがありました。

レッスンはブールの中で順番待ちをしながら行います。わが子はそのレッスンは楽々クリアしました。しかしわが子以外の子供は全員、ビード板を持ってダイブすることがすぐにはできなかったのです。

その時に初めて、5歳後半以上の歳の子が全員スクールを退会していたことに気付きました。つまり5歳前半くらいの子より年上の子は一人もいなくなっていたのです。

3歳から5歳前半の子だけになってしまうと、潜るのも飛び込むのもできない子が多数です。特に飛び込むことは最年少のわが子以外は誰もできなかったのです。

わが子が「親子スイミング」に通うようになってから泳力がすごいと思っていたのはすべて5歳後半以上の子ばかりで、それ以外の子はほとんど潜ったり飛び込んだりすることができなかったようです。

この時私は、スイミングはやる気になった時に泳力が一気に伸びるのではないかと思いました。

「誰かがやっているから自分もできるようになりたい」「少しでもうまくなりたい」などと考えるのは、スイミングについては4歳ではなかなか考えないことなのかもしれないと思いました。やる気がなければ、努力もしません。それではスイミングは上達しないようです。

5歳後半より上の子たちは、私が見た限りでは全員が飛び込みやクロールの真似事ができていました。つまりそれより年下の子とは、圧倒的な能力の違いがありました。5歳を過ぎてくると、スイミングを自主的に頑張ろうという気持ちが芽生えることが増えて、やる気になってレッスンを受けるため泳力が一気に向上するのではないかと私は考えました。

やる気になる時期にやらせること

子供はやる気になった時にやらせれば、苦もなくやれるようになるのではないか。そんな考えを私はわが子が2歳半くらいの時に気付いていました。

きっかけは「おむつ外し」です。

2歳になったばかりでおむつ外しをしようと思ったのですが、うまくいかずに1日で止めました。わが子がまったくやる気を出さなかったのです。

「ユウ、おしっこはどこでする?」と聞くと、ニコニコしながら「ここでする」と、おむつを指さしていたくらいです。

おむつ外しをどうしてしなければならないのか、2歳半では理由がわからなかったのでしょう。やる必要があると考えられないのでやろうとしません。これではうまくいくはずがないのです。

ところが幼稚園の見学に行き、「これからはここに通うんだよ。その時にはトイレでおしっこをしなければならないんだよ」と説明すると、わずか2日でおむつ外しは成功しました。

幼児はどんなことでもやる気がなければまったくできないし、やる気があればすぐにできるようになると気付かされる出来事でした。

子供の成長が早いのはやる気を持つから

何でも早い時期にできるようになる子がいます。わが子もどちらかと言えばそんな子だと思います。

他の子供よりもやる気になる年齢が早いこともできることが増えていく理由の一つなのでしょう。

私は子供に以下の要素があるとやる気を持つことができるのではないかと思います。

  • 怖いと言う気持ちを取り除く
  • 面倒だと言う気持ちを取り除く
  • 寒い、暑いなどの気持ちを取り除く
  • 誰かがやっているのを見て、やりたい気持ちになる
  • チャレンジしてすぐにできなくても、努力すればいつかできると考えられる

特に最後の項目が難しいのです。先ほど紹介したスイミングの例を取ってみても、5歳くらいにならないと努力してできるようにしたいと考えられないのかもしれません。

その前にできることが増えていく子供は「すでに知能が育っていて努力する大切さを知っている」という場合と、「努力しなくても難しいことが簡単にできてしまうほどの才能があった」という場合が多いと思います。

3歳くらいまでは努力してできるようになる場合は少ないでしょう。それでもまずはできるようになろうと考えなければ始まりません。

やりたいと思うスイッチを入れた上で、努力しなくても最初からできてしまうくらいに運動神経がいい子ができることを増やしていくようです。

しかし多くの場合、才能は一つだけのことがあります。

ボールが早いうちに蹴れても、ボールが早いうちに投げられても、鉄棒が早いうちにできても、それ以外のことはできない場合が多いようです。何でも驚異的に早いうちにできてしまう子はまずいないのです。

できれば多くのことを体験させて、どんなことに才能があるのか見つけるのをお勧めします。普通の子供よりも早くできることがあると、その関係のことは連鎖的に伸びていくこともあります。

わが子の例ですが、バランス感覚がとてもいいという才能がありました。そのためストライダーは2歳前に乗ることができました。

早いうちからストライダーに乗れたので、自転車にも3歳前に乗れるようになりました。このことでさらにバランス感覚が育つことになりますから、スキーなども早いうちにできるようになってほしいと思います。

このように成長は連鎖していくのではないでしょうか。こんな成長をしているうちに運動神経が上がっていくのではないかと期待しています。

スイッチを入れるために

たくさんのことを経験させることが大切です。

その中で好きなこと、才能のあることを見つけるのです。絵を描かせなければ絵が好きになるかどうかもわからず、才能があるかどうかもわかりません。ストライダーに乗らせなければストライダーが好きになるかどうかはわからず、才能があるかどうもわかりません。

やらせてみなければ何がその子に合うのかわからないのです。

経験させたものをやる気にさせることも大切です。

わが子には親と一緒にいると楽しいと思わせることから始めました。わが子は一人ではやる気にならないことも、親と一緒だとやろうと思えることもありました。また親のしていることをしたいと思う気持ちを育てることも大切でした。

これらはすべて親が好かれていることが重要になることが多いと思います。親が尊敬されれば子供が親にあこがれの気持ちを持って、親のやることができるようになりたいとか考えてくれることがあるようです。わが子が自転車に乗りたくなったのは、私(父親)が自転車に乗っているのを見て、同じことをしたいと考えたことがきっかけのようです。その気持ちを持ったからこそ、わが子は2歳で自転車に乗れるようになったのです。

親が正しく教えられることも重要ですし、当たり前のことですが、やる気になってチャレンジしたら褒めることも大切だと思います。できるようになったらまた褒めましょう。わが子は褒められるのが大好きなので、褒められると一生懸命頑張ってくれることが多いです。

いろいろなことを考えながら子供にやる気を出させることで、できることは増えていくと思います。

 

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