運動0~2歳

1歳児に斜面を歩かせて歩行能力を大きく向上させました

まだ1歳そこそこのわが子に斜面を歩かせましたが、歩行の成長だけでなくバランス感覚などを磨くことできて、とてもいい運動になりました。

わが子が歩くようになって2ヶ月くらい経ったころに斜面を歩かせたのですが、これにはたくさんの効果があると実感しました。

※この記事はちょっと一般的ではないかもしれません。自分の子供にほんの少しでも危険なことをさせたくないと考える方には、まったく合わない記事かもしれませんのでご注意ください。

 

わが子に斜面を歩かせるきっかけは、1歳2ヶ月のわが子が斜面を恐れることなく、そこを歩きたいという意思を示したことでした。

そのころはまだ歩きも安定していなかったため、私と妻が両側からわが子の手を持って転倒しないように歩かせていました。

しかしわが子は私たちが歩くのよりも速いスピードで、ずんずんと先に歩いて行くような感じでした。私たちの手が引っ張られてい状態です。そしてとても楽しそうでした。

そこですぐ近くでわが子をフォローしながらも、一人で歩かせてみました。坂は芝生であったため転倒しても怪我をすることはなさそうでした。

1歳2ヶ月の子供に斜面を歩かせてみたところ、かなりの効果を感じました。

目次

斜面を歩かせる効果

それではあまり一般的でない1歳前半の子供に斜面を歩かせる効果を紹介します。

斜面を下らせることも、登らせることも、幼児にとってはかなりの効果があると考えています。

斜面を下らせることと、登らせることに分けてメリットを説明します。

斜面を下らせる効果

足場の悪い斜面を降りることで、転倒に対応するためにバランス感覚が磨かれる

斜面を下らせて思ったのは、バランス感覚が究極に磨かれていくということです。

わが子を下らせた斜面は、荒れた芝生だったため凹凸があってで歩きにくかったです。凹凸に足を取られてすぐにバランスを崩します。必死で転倒しないように対応することで、わが子のバランス感覚が磨かれていくのがよくわかりました。

ゆっくり歩くことでもバランスを取りながら歩かなければならないので、バランス感覚は磨かれるでしょう。しかし走って降りると瞬間的に崩れたバランスを補正しなければなりません。これがとても難しいのです。

私は超田舎育ちで家の周りに平らなところがまったくない山の中で育ちました。

毎日そんなところを走り回っていたので、凹凸のある急斜面でも平気で走り降りられます。これが普通だと思っていたのですが、中学になって他の子がこのようなことがまったくできないことを知りました。

足を取られた瞬間に体勢を立て直すことを日常的にやっていた私は、バランス感覚はやっぱりまわりの人より明らかに優れていました。サーフィンでも最初の波で一発でボードの上に立てました。

このようなことがわが子にもできるようになりそうです。

わが子は足場の悪い斜面を瞬間的にバランスを取りながら走り降りるようになりましたが、素晴らしいのは足元を見ないことです。視線を前に向けて足の感覚だけでバランスを取っていました。斜面を下ることをさせていると、そんなことが簡単にできるようになります。

1歳2ヶ月から斜面を降りることをさせたことが功を奏したのか、わが子は2歳前にすごいバランス感覚を身に付けることができました。

ストライダーに乗り始めたばかりなのに、簡単に両足を上げてバランスを取りながら進むことができたのです。

運動神経の向上が見込まれる

斜面を下ることで瞬間的にバランスを取るように体を動かします。反射神経も磨かれ運動能力の向上が期待できます。

知能が発達する

坂下りは常に転倒する危険をはらんだ状態に身を置くため、必死で体を動かす必要があります。

必死で体を動かす行為は、運動能力の向上させるだけではありません。頭をフル回転させで対応するため、脳に刺激が入って活性化することで知能が向上することも私は期待しています。

集中力が身につく

幼児は頭が大きく重心が高いので転倒しやすいのです。そんな子供が足場の悪い斜面を走り下りると、気を抜いたらすぐに転倒します。

転倒は誰でもしたくありません。転倒しないように必死になります。必死になることで集中力も身に付くでしょう。

斜面を登らせる効果

おしりやふくらはぎに筋肉が付く

斜面を登るのは、つま先立ちで登る必要があります。必然的にふくらはぎの筋肉が鍛えられます。

1歳そこそこの幼児は歩くのも基本的にはべた足です。あまりふくらはぎの筋肉を使う歩き方ができません。

小さなころからふくらはぎの筋肉を鍛えることで、早い段階でべた足で歩くことから脱却し、大人のような歩き方ができるようになっていくと考えています。

歩く時はおしりの筋肉も使います。

斜面の上り下りをさせていると、幼児でもかなり筋肉の付いたおしりになりますよ。

心肺機能が向上する

また斜面を登るのは息が切れるほどの大変な運動になります。斜面を登ることで心肺機能が鍛えられます。まだ幼児のころから心肺機能を鍛えることで、将来マラソンが得意な子になるかもしれません。

これに関しては根拠があります。私は心肺機能がとても強いです。

わが家は大変な山の中にあり、家に帰るにはすごい山道を登らなければなりませんでした。これを毎日繰り返していたため心肺機能が強くなったと考えています。

幼いころから息が切れる運動をすることは、将来とても強い心肺機能を手に入れることができるかもしれません。

わが子の坂下り

わが子が1歳3ヶ月の坂下りの動画です。

わが子の坂道を駆け下りる動画を見て、転倒シーンにびっくりする方もいるかもしれませんね。

派手に転倒しているので危険だとか、絶対にわが子にはこんなことさせないと思う人があるのも当然です。自分の子度を転倒をさせないように、細心の注意を払う親御さんもたくさんいます。

賛否両論あると思いますが、私たち夫婦は少々危険なことでもなるべくさせて、たくましく育ってほしいと思っているので、わが子が少々の転倒をすることなどあまり気にしていません。

わが子が1歳3ヶ月になったばかりの頃の話です。

私たち家族が坂道を降りている時に、1歳半くらいのお子さんを連れたご夫婦が同じ公園に来ていました。

私たち家族が登り降りした斜面を、そのお子さんも下りようとしていました。するとすぐにその子供のお母さんが「危ない!」と言って降りるのを阻止していました。まだ1歳半くらいではその坂道を降りるのは危険だと判断したようです。

確かに小さな子供が斜面を歩いたら転倒するかもしれません。

私たち夫婦も最初から急斜面を一人で下らせたわけではなく、急斜面は手を取って転倒しないようにしながら歩かせました。親が注意して見守れば危険度はかなり減らせると思います。

その子供も斜面を下りたいという気持ちがあったのですから、危険だと思うのなら親が手を繋いであげて、転倒しないように注意しながら親も一緒に斜面を下ってあげればいいのではないかと思いました。

幼児期の体験はとても重要です。

私が子供のころに住んでいた家は、山の中の一軒家。山の中腹にありどこに行くのも坂道です。そこで育てられたため、山の急斜面を下る能力は大人になっても誰にも負けません。わが子もそんなたくましい子供になってほしい気持ちがありました。

わが子が平気で坂を走って下るのは、転倒を怖がらないように育ててきた結果だと思っています。歩き始める前から、頻繁に転倒して耐性が付いています。そのため斜面で転んで転がっても平気です。

そんな子なので1歳2ヶ月で急斜面を一人で登り下りさせることができているのかもしれません。

斜面を下らせるときの注意点

最初は芝生の上で行う

芝生の上ならば転んでも怪我をする可能性は少ないので安心です。

斜面を下ることは簡単ではありません。

少し歩くとスピードが付きますから、バランスを取れなくなって転倒することが多いのです。

芝生であれば転倒しても怪我はまずしません。アスファルトやコンクリートの斜面だと、転倒した時には怪我をする可能性が高まるため注意が必要です。

わが家の玄関ポーチには、スロープがつけられています。わが子は歩き始めのころ、このスロープを早歩きで下り、転倒して額に傷を作ったことがあります。

手を突いて顔や頭を守ることはできるのですが、頭が重いので斜面で転ぶと足が持ち上がって顔が地面にぶつかってしまうのです。

まだ足取りがおぼつかない幼児には、転倒しても安全な芝生の斜面を歩かせるようにしましょう。

足元を見ない子がいる

足元をあまり見ないで歩く子がいます。

わが子がそんな子供です。足場の悪い斜面でも同様です。階段でも足元を見ないで降りることがあります。このような子供は転倒がすごく多いです。

転んでも怪我をしない斜面を下らせる必要があります。

すぐに走り出し足元を見ない子供は、絶対に芝生の斜面を下らせるようにしましょう。

やらせ過ぎに気を付ける

坂道を登るのは疲れるのです。

特に歩きにくい靴を履いて、家では体験することのない坂道を登るのは大変です。よほど幼児が楽しんでくれないと、最初は登ることを拒否されてしまいます。

私たち夫婦がわが子に坂道を登らせることについて、失敗したことを紹介します。

その日は調子よく坂道を登ってくれていました。しかし斜面は歩きにくいので疲れていたようで、わが子もストレスを感じていたようです。

坂道を上っている最中に妻が5mくらいからわが子を呼び、わが子はそれに向かって登っていきました。

しっかりした足取りで登っていたのでまだ余裕があると判断した妻は、あと少しでわが子が自分の元に到着する直前に、また5m上まで移動してわが子を呼びました。

わが子は突然ゴールが延びたことにかなり不満そうでしたが、それでもまた妻に向かって登りはじめました。

そして妻の元に到着する寸前に、またまた妻が上まで移動したのです。少しでもたくさん運動して欲しいと思ったためです。

しかしわが子は泣き始めました。どうやら登るのに体力もしくは気力が限界だったようです。

そのことでわが子には坂道を登ることに対する嫌悪感が出てしまい、半月くらいは坂道を登ることをしてくれなくなってしまったのです。

わが子の体力は私たち夫婦もよく把握しているつもりでした。その日はわが子の体力ならば、まだまだ坂を登れるはずと思っていました。しかし体力はまだ残っていたと思われますが、気力がもたなかった可能性があります。

坂道を登るのには後ろに転倒しないようにバランスを取ります。荒い芝生だったので斜面も凸凹がひどく、転ばないように神経を使っていたのでしょう。そのため神経が疲れてしまったのではないかと思います。

坂道を登ることは効果的に筋力も鍛えられますし、バランス感覚も身に付きます。そして心肺機能も鍛えることができます。たくさん坂道を登らせることで能力アップができると思ったので、私たちも欲が出てしまいました。

その結果、わが子に無理をさせてしまったのです。

無理をさせて坂道を登ることを嫌いしてしまったら、何もいいことはありません。決して無理をさせることなく少しずつ坂道登りをさせることをお勧めします。

まとめ

わが子には少しでも早くたくさんの経験をさせたいと考えています。早い時期に経験させたことは、運動に対する大元の能力の向上につながると考えているからです。

これは先ほども書いたとおり、両親ともに「危ないからさせない」という考えではなく、「危ないことを少しくらいさせても、たくましい子に育てたい」という考えを持っているからできることです。

もし私の妻が慎重で怖がりだったら、1歳ちょっとの子に坂道を走らせることなど絶対に許さなかったでしょう。

夫婦共に子供にはたくましくなってほしいと願っているので、育て方に意見の違いがないことは私としてはとてもありがたいことです。

少々危険なこともチャレンジさせながら育てているので、これからどのような子になるのか私たち夫婦はとても楽しみなのです。

しかしいくら芝生とはいえ斜面を走らせれば転倒することもありますし、転倒すれば怪我をする可能性はあります。もし参考にされ方がいましたら、決して無理をさせないように配慮していただくようお願いいたします。

 

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