わが子は3歳にしては、いろいろなことができるからすごい子だと思っていました。しかし今日、すごい子は他にもたくさんいることを知りました。
わが子は平均的な3歳の子供に比べると、できることは多いです。自転車にも乗れますし、箸も完璧に使えます。ひらがなも読めますし、人の絵を描かせると服や指など細かいところまで完璧に描きます。
わが子よりも成長の早い子は、なかなかいないと思っていました。
そんなわが子をいつも見ている私でも、成長の早さがすごいと驚く子供は他にもいることを本日実感しました。
スイミングスクールで成長の早い子がいた
今日は木曜日なので、スイミングスクールに行きました。
そこに女の子とお母さんが体験入学でやってきました。年齢はわが子よりも3ヶ月後に生まれたということで、生後3歳1ヶ月だそうです。
その子の何がすごいのかというと、完璧な準備体操ができていたことです。
体験入学ですから、スイミングスクールに来たのはこの日が初めてです。初めて行う準備体操なのに、コーチの動きを一度見ただけで、前屈、シンキャク、アキレス腱伸ばし等が、完璧に真似できていました。
話に聞くと大したことはないと思われるかもしれませんが、これが3歳くらいの子供にはとても難しいことなのです。
私が今まで0歳から3歳になるまで子供が通うベビースイミングクラスでは、簡単な準備体操をすることができない子ばかりでした。わが子以外は誰もしていないのです。
2歳7ヶ月からわが子は親子スイムという一つ上のクラスに進んだのですが、そこでは3~5歳の子が後から次々に入会してきます。その子たちの中にも、初日から準備体操ができる子は一人もいませんでした。
しかし今日初めてスイミングに来た女の子は、まだ3歳1ヶ月なのに人の動きをすぐに真似することができているのです。相当知能が高いのではないかと思います。
その子が他の子と決定的に違うのは表情です。感情を表に出すことがとても少ないのです。プールに初めて入る時、嫌がる表情をするとか、楽しかったら無邪気にはしゃぐなどの表情になることが普通です。しかしその子は表情を変えることがほとんどありませんでした。子供の作り出す表情ではないように感じました。
わが子もはしゃぎますし笑いますが、時々表情を一切出さない子供になることがあります。特に新しい場所に行った時には、とてもおとなしくて無表情です。おそらくその子もいつも冷静で、物事を注意深く観察しているような子なのでしょう。
こんな子がいるんだなあと驚いてしまいました。
その日はもう一人、すごい子がいました。
いつもスイミングで一緒になる女の子とお母さんも来ていたのですが、その女の子はわが子よりも3ヶ月先に生まれています。生後3歳7ヶ月です。
その子は頭から水の中に飛び込み、水の中で目を開けているのです。わが子は頭から飛び込めますが、水の中で目を開けることはできません。
もちろん3歳のうちに水の中で目を開けられる子は、世の中にはいると思います。それでも決して多くはないと思います。幼児にとって水の中で目を開けることは、とても怖いことだそうです。それを簡単にやっていることにかなり驚きました。
3歳で頭から平気で水の中に飛び込み、目を開けて2mほど泳げる子は、スイミングスクールに通っているとしてもそれほど多くはないと思います。
この日のスイミングスクールは、私たち家族と今紹介した2組の親子の、3組しか参加していませんでした。
ここまで紹介し通り、わが子以外の2人の子供もなかなかの超人ぶりを見せています。超人率100%です。あまりにも超人率が多いので、この程度のことができる3歳児は、きっとまだたくさんいるのだろうなあと感じました。
本音で言うと、わが子は成長がかなり早いと思っていました。でもわが子の他にも成長が早い子はいます。決してわが子が特別ではないことを実感しました。
親が頑張ると能力も高くなる
ちなみに3歳7ヶ月の女の子のお母さんですが、スイミングスクールではいつも子供に寄り添って、子供がやりたいと言ったことに付き合っています。
もちろん他の保護者も子供に付き合っていますが、面倒くさそうに子供に付き合う親御さんもいますし、子供に様々なことを無理強いしている親御さんもいます。
3~6歳の子供たちですから、できるレベルも大きく違います。水の中に顔を入れることができない子もいますし、頭から飛び込んで5m以上泳ぐうえに、潜って1mのプールの底に手を突くことができる子もいます。
3~6歳の子供をスイミングスクールに通わせている親御さんを見ていると、子供を楽しませようとしている場合は子供の能力が伸びている気がしています。
一生懸命子供のことを考えている親御さんのお子さんは、子供ものびのびと楽しみながらスイミングスクールに通います。その結果、できることも増えていくのではないかと思います。
成長が早くても、いつかは追い付かれると言われます。成長が早くても意味がないという考えもあります。それは間違ってはいないと私も思います。
しかし絶対に忘れてはいけないことがあります。子供の成長が早いことは、親にとってうれしいことですし、誇らしいことです。そのような気持ちを自分の子供に持った場合、子育てが楽しくなります。これが重要なのです。
子育てが楽しくなるので子供に向き合う時間も増え、真剣になって子育てします。その結果、さらに子供の成長が早くなります。できることも増えていきます。たくさんのことをさせてあげたいと思うようになり、多くの遊びや習い事をさせることにつながります。
このようになると、やっぱりわずかながらでも子供の能力は上がるのではないかと思います。
成長が早くてもいつかは追い付かれるのかもしれません。でも東大に行くような頭のいい子供や、プロスポーツ選手になるような子供は、幼いころから飛び抜けてできることがあり、まわりの子にずっと追いつかれずに大人になっていったと思うのです。
そんな子供になることを夢見て、成長が早いこと(まわりの子よりも優れたところがあること)を大切にして、伸ばしていこうとすることは決して間違っていないと思います。