意識と悩み0~2歳

赤ちゃんが大人に対してからかい行為をします 人をからかうという社会性が育まれています

わが子は8ヶ月になると、親をからかう行為が見られるようになり、社会性が育まれていると実感しました。

赤ちゃんが親をからかうという話をどこでも聞いたことがありません。ちょっと特殊なことなんですよね。

赤ちゃんが人をからかうためには特別な条件も必要です。

その条件に当てはまるような子育てをすると、楽しいからかいを見ることができるかもしれません。

目次

親をからかうわが子

わが子が生後10ヶ月になったころのことです。私がわが子を抱いていると、妻が近づいてきました。わが子は妻に対して両手を伸ばして抱いて欲しいという意思表示をしました。妻が抱こうと手を伸ばすと、わが子は出していた手を引っ込めて私にしがみつき、ニヤッと笑いました

そして妻が手をひっこめると、またまたわが子は妻に対して両手を伸ばします。そして妻がまた抱こうと手を出すと、すぐに手を引っ込めて笑います。これは数回繰り返されました。私も妻も爆笑しました。あらかに妻をからかっているのです。

わが子のこのようなからかいは、その後も頻繁に行われました。1歳の誕生日を迎えるあたりから、からかい行動はさらに進みました。

おもちゃを持ってそれを差し出します。こちらが受取ろうと手を伸ばすと、さっと手を引っ込めて抱え込み、 意地悪そうに笑うのです。これが 一日に10回以上は行われていました。

風船を渡すふりをして妻をからかう様子を動画に収めました。興味のある方はご覧ください。

赤ちゃんのからかい行為は普通なのか?

赤ちゃんが親をからかうという話は、ほとんど聞いたことがありません。からかうという行為には、以下の3つの条件が必要だと考えます。

  • からかおうと考える知能が育っていること
  • からかうことが好きな性格であること
  • 親をからかっても嫌われないと信じていること

これら一つ一つを説明していきます。

からかおうと考える知能が育っている

まずはからかうことができる知能が育っていなければなりません。親をからかって楽しむのは、それなりの知能が必要です。「このようなアクションを起こすと、きっと相手はこうするだろう。そうなったら自分はこうする」という考えを持つことが必要なのです。

つまり自分の行動に対して相手がすることを予測できなければなりません。高度な社会性を持たないとできないのです。

わが子のからかいの一例ですが、物を差し出してこちらがそれを受取ろうと手を伸ばすと、それをさっと引いて笑います。手をさし伸ばしてもこちらが手を出さない場合は、「うー」と声を出して手を出すことを促します。

この場合は予想したことと状況が違った(自分が手を出せば、相手も手を出してくると思っていたが、相手が手を出してくれなかった)場合には、さらなる追加の行動を考えられるわけです。

これらは0歳の赤ちゃんにとってかなり高度な計算をしていることになり、どの赤ちゃんでもできるものではないのかもしれません。

知能を高めるには、ハイハイが有効だと考えています。わが子にはたくさんのハイハイをさせましたが、その結果が知能の発達につながり、からかい行為をするまでになったのかもしれません。

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わが子は1歳の誕生日前に親をからかうだけの知能を持っていたわけですが、おそらく同じようにからかうだけの知能を0歳の誕生日前に持つことのできる子供は、全員ではないにしろ、他にもたくさんいると考えています。

しかし実際にからかうことはまずありません。それは以下の条件を満たすことは、人をからかうための知能の発達よりも、さらに難しいからだと思われます。

からかうことが好きな性格である

からかうことができる知能があっても、 からかう気持ちが起きなければからかい行為は起きません。人をからかうことが好きな性格を持っている必要があります。

性格は遺伝すると言われています。実は父親である私が大変なからかい好きなのです。人の体が私に触れると「骨が折れた」と冗談を言ったりします。いたずらやからかいがこれほど好きな人間を、私は見たことがありません。

この性格が遺伝して、わが子が人をからかうようになっているのだと考えています。

親との信頼関係ができている

赤ちゃんもなん語が出て来るようになると、知能の成長も著しいです。からかうだけの知能を持つと、親をからかうことで嫌われてしまうことは避けたいと考えることもあるはずです。

1歳過ぎた時点で考えても、私たち夫婦が子供を激しい口調で攻めたことは一度もありません。当然叩いてしまうことなどありません。わが子のどんなことでも受け入れて笑っています。このような対応をしているので、からかっても 嫌われることはないとわが子は理解していると思われます。

これはとても大切なことです。どこかでひどく怒られたことがある場合、いくら赤ちゃんでも怒られないように注意を払います。ましてや親をからかった場合、いつもイライラしている親であれば、すぐに怒られるかもしれません。それを避けるためにも、からかい行為は出ないと考えます。

平気でからかい行為をするわが子は、少々失礼なことをしても、私たちに絶対に怒られないと理解しているのでしょう。


以上のような条件が当てはまった場合、からかい行為が起こると考えます。

からかい行為は誇り

私たち夫婦は、子供にからかわれることは誇りに思っています。小学生でも大人でも、人をからかうことはその場を楽しくする効果がある半面、うっとおしいと思われて嫌われてしまうリスクもあります。

先ほども書きましたが、繰り返しからかい行為をしてくるわが子は、私たちに嫌われることなどみじんも思っていないのです。つまりちょっとしたことで怒ったり、嫌な顔をしたりしないと信じているからからかいをしてくれるのです。

子供に安心してからかうことができる父母だと思ってもらえることは、 不機嫌な態度をまったく見せずに、大切に育てることができたです。これを私たちは誇りに思っています。

エスカレートするからかい行為

1歳1ヶ月に近づくころ、わが子のからかい行為はバリエーションがさらに増えてきました。

横を向いている時に指先で私の体をちょんと触り、私が振り向く前に横を向いて知らん顔をするようになりました。そのたびに私たちは大笑いしています。

何か手に持っていると、それを欲しいと手を出してきます。渡そうとすると手を引っ込めて笑います。

からかい行為をされると、とても楽しい気分になります。可愛くて仕方がないです。

もちろん子育てが大変でたまらないこともあります。妻も同様でしょう。しかし二人で子育てや家事を協力し合い、お互いが頑張っていることがわかっているので、相手に対してイライラすることが少しもありません

そのためどれほど育児が大変でも、子供に対して怒ることが絶対にないのです。その結果、子供も楽しく私たちに接してくれるのです。

このような家庭を築くと、子育てもとても楽しいです。楽しい子育てには父親の積極的な育児参加が不可欠 です。

子供を育てているお父さんは、できる限り子育てを頑張ってみると、とても楽しいことがたくさん待っていますよ。

自分の子供が0歳にして、親をからかって笑わせてくれるようになるかもしれません。

 

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