4歳~5歳のお子さんの自転車を選ぶ場合ですぐに補助輪なしで乗らせたいなら高級な物を選ぶことをオススメします。
とはいえ特にこだわりがなければタイヤサイズが16インチで10kgをちょっと超えるくらいの補助輪付自転車を買ってあげればいいと思います。
値段も安いですし補助輪付きならすぐに乗れるようになる子が多いでしょう。
自転車に乗れる時期にはこだわらない(まわりの子よりも乗れるのが遅くなっても気にしない)場合は、最初は安い自転車に補助輪を付けて自転車に慣れさせるというやり方でいいと思います。
しかし同じ月に生まれた子供の友達は自転車に乗っているのに自分の子供は自転車に乗れない場合は寂しく思う気持ちが沸いてくるかもしれません。
もしそのような気持ちになる可能性があると思う方は安易に安い自転車を選ばずもう少し買う機種を検討したほうがいいと思います。
しっかり自転車選びをしっかりすることですぐに補助輪なしの自転車に乗れる可能性が上がります。
お子さんのために少々値が張ってもいい自転車を買ってあげる気持ちのある方はぜひこの記事を読んでいただけたら幸いです。
目次
自転車に早く乗れることのメリット
早い時期に自転車に乗れることにそれほど魅力を感じない人もいると思います。
5歳くらいになると体も大きくなり筋力も増えるので比較的簡単にどんな自転車でも補助輪なしで乗れるようになる子が多いです。それよりも早く乗れたところでメリットはないと思うかもしれませんね。
しかし私はメリットが多いと思ったためわが子を少しでも早く自転車に乗れるように考えました。子供は少しでも早い時期にできることが増えると多くの能力が向上すると感じられるのです。
早い時期に自転車に乗れると「うれしい」「楽しい」という気持ちがあふれて脳に刺激が入り知能が成長することを私は目の当たりにしました。わが子は自転車に乗れた瞬間から発語が一気に進んだのです。また自転車を乗り回すことでバランス感覚も鍛えられました。
自転車に3歳で乗れる場合は3歳でそれを経験しなければ身に付かないことがあるかもしれません。3歳という低年齢で自転車に乗れたことが今後の運動に生きることがあるかもしれないのです。
これらはすべて憶測の域を超えませんが、それでも私はこんなメリットがあると信じているので早い時期に自転車に乗れるようにすることをオススメしています。
根拠のない話ではなくわが子は早い時期にできることを増やしたら同年の子には負けることがないくらいの運動神経を持つようになりました。
まだちょっと卑しいメリットですが、自分の子供が他の子よりも早く自転車に乗れることは、ちょっと誇らしく思えるでしょう。これも大きなメリットの一つですね。(見栄が張れるということです・・・)
しっかりと自転車を選ぶと早く乗れるだけでなく快適に乗り回せるので自転車に乗るのが大好きになります。3歳のわが子に軽い16インチの自転車を買ってあげたらうれしくていつも乗り回すようになりました。
いつも楽しく自転車を乗り回しているわが子を見ているのは気持ちがいいです。
子供に合った自転車を買うと早く乗れる確率が絶対に上がります。自転車選びは大切ですよ。
4歳5歳の自転車は軽い物を
自転車の重さにより乗りやすさは変わる
私はわが子が4歳になる前に軽量自転車を購入しましたが、自転車4歳~5歳で始めて自転車を買う場合は、補助輪付きの10kgを少し超えた重さの自転車を買うご家庭が多いようです。
1万円くらいで購入可能な自転車となります。公園に行くとそんな自転車を乗っている子供をたくさん見かけます。
多くの親御さんが4歳くらいでそのような自転車を買って補助輪を付けてお子さんに乗らせ、5歳くらいでその自転車の補助輪を外して乗らせようとしているようです。
しかし早く自転車に乗らせたいと思う気持ちがなくても重い自転車より軽い自転車の方が多くのメリットがあるのです。4歳~5歳の子供はまだ足の筋力が少ないので自転車の軽さが乗りやすさに直結します。
すぐに補助輪を外して乗らせる場合は強い足の力がないと重い自転車の場合は安定して走るだけのスピードを出せないこともあります。つまり補助輪なしの自転車にはなかなか乗れない場合が多いのです。
しかし軽い自転車なら弱い足の力でもスピードを出せるので補助輪なしの自転車に乗りやすいのです。
キックバイクから自転車に移行する場合を考えてみましょう。
キックバイクは2kg~3kgくらいの重さです。それがいきなり12kgにもなると取り回しがしにくくなります。倒れても起こすのに一苦労でしょう。
もし4歳になったばかりで12kgの自転車を買った場合は重さが急激に変わることに対応できず、楽しさが失われて自転車に乗ることに興味を失ってしまうかもしれません。
このように4歳~6歳くらいで補助輪を外して乗らせようと考えている場合でも軽い自転車の方がメリットがたくさんあるのです。
補助輪付きの自転車でも軽い方が快適
補助輪付きの自転車を買えばとりあえずは自転車に乗って走ることができると考える親御さんも多いと思います。しかし補助輪付きの自転車は意外に乗りにくいことも理解された方がいいと思います。
補助輪の付いた自転車は漕ぎだしがとても重いのです。補助輪の摩擦抵抗はとても大きいからです。
補助輪の摩擦抵抗が大きい理由は補助輪にはベアリングが入っていないことです。
自転車のタイヤにはシャフトとホイールの間にベアリングが入っています。これがシャフトの回転する摩擦抵抗を大幅に減らしてくれるのです。
しかし補助輪はこのベアリングがないため回転がとても重くなります。補助輪を地面から浮かせて回すと簡単に回るように思うかもしれませんが、地面に接地して重量が掛かると大変な摩擦抵抗が起きます。
また自転車のタイヤに比べて補助輪の輪はとても小さいです。自転車のタイヤが1回転する時に補助輪は5回転も6回転もすることになります。軸の回転スピードが5~6倍になるのです。動きが激しいので摩擦も多く発生します。
このような理由で補助輪の付いた自転車はペダルを回してもなかなか前に進んでくれないのです。
「キックバイクは乗っていたけど三輪車には乗ったことがない」というお子さんはペダルを回す練習ができていないので、地面の条件が悪いとなかなか補助輪のある自転車でペダルを回すのがきついかもしれません。つまり補助輪を付けてもなかなか乗れないこともあるのです。
平地では順調に乗れていてもほんの少し登りのある場所を走ったり路面の凹凸が激しい場所に来ると、補助輪付きの自転車では急激に走れなくなって止まってしまうことがあります。
ペダルを回したことのないお子さんは最初はペダルに力をうまく加えられないことが多いです。
悪路ですぐに自転車が止まってしまうと「自転車はすぐに止まってしまうので楽しい乗り物じゃない」と思い込んでしまい乗る意欲を失ってしまうこともあるのです。
このような場合でも車体が軽いと路面の条件が悪くてもスピードが落ちにくいのです。
軽さ以外のポイント
軽い自転車はメリットが多いですから予算が許せばなるべく軽量自転車を買うことをオススメします。
ここからは自転車を選ぶ場合に軽さ以外の選ぶポイントを説明します。
補助輪をすぐに外す予定の場合は大きめの物は避ける
補助輪を付けている場合は転倒する危険はほとんどありません。その場合はかろうじて両足のつま先が地面に届く程度でも問題なく乗れる場合があります。
補助輪を付けて乗らせることしか考えない場合は、つま先でもいいので両足が地面に着くのであればその自転車を購入してもいいと思います。ただしすぐに補助輪を外すことを考えている場合はつま先立ちになってしまう自転車を買うのを避けた方がいいです。
サドルに座ってつま先がやっと着くような大きめの自転車で補助輪を外した場合は、乗り出しでバランスを崩すと足がしっかり着かないので確実に転倒します。親が後ろから倒れないように支えてくれたとしても手を放されてバランスを崩せば転倒します。
まだ自転車に乗ってしっかりバランスが取れない時に足が着かない恐怖は相当なものです。その恐怖感があると補助輪なしの自転車には乗ろうとしなくなります。
足がべったりと付くくらいの自転車であればバランスが崩れてもすぐに足が着くので転倒を避けられます。これはとても重要なことです。
逆にしばらくは補助輪を付けたまま乗らせる予定の場合は少し大きめの自転車でも問題ないことが多いです。転倒の心配がありませんからサドルに座って足が地面にしっかりつかなくても怖いと感じることがありません。
買い替えをしたくないので大きめの自転車を選びたい気持ちのある方はすぐに補助輪を外して乗らないことを念頭に置いたうえで購入しましょう。
ただし大きい自転車にすると重量増になり補助輪を付けた場合はさらに進みにくくなります。このことは考えておいたほうがいいと思います。
自転車のサイズは足の長さで考える
補助輪なしの自転車に乗る場合、幼少期の子が使う自転車メーカーのidesでは、自転車を買うときのサイズを以下のようにしています。
出典:ides>>子ども用自転車サイズの選び方まとめ | インチと年齢・身長目安>>自転車のサイズと子供の年齢・身長の目安
この表は目安としてとても役に立ちます。
しかしあくまで目安であり3~6歳児でも身長に対する足の割合は子供によって大きく違います。
身長が100cmに満たない子はサドルの高さが40cmを超える自転車に乗る場合はしっかり足が着かないことが多いようです。しかし中にはぴったりと足の裏が地面に着く子もいます。足の長さは人それぞれなのです。
自転車を選ぶときは実車にまたがって足着き性を確認すると間違いないです。それができない場合はサドルを一番下に下げた時の高さをカタログなどから確認し、2歳~3歳用のキックバイクなどで確認することができます。
わが子のために買ったストライダーもへんしんバイクも45cmくらいまでサドルを上げられます。買いたい自転車と同じ高さにサドルを調整して足の着き方を確認すれば完璧でした。
もしキックバイクがない場合は販売店に行ってサドルに座らせてもらって足着き性を確認したほうがいいと思います。
わが子には16インチの自転車を購入しようと考えました。その自転車はサドルを最も下げた時の高さが43cmです。
ストライダーのサドルを43cmの高さまで上げてわが子に跨がせると裸足で片方のかかとがほんのわずかに浮くくらいでした。
靴を履いたら両足ともぴったりと地面に着くでしょう。これならわが子にはサイズは問題ないと思えたのでその自転車を購入することにしました。
自転車を購入する前にお子さんの脚がしっかり地面に着くかどうかを確認するといいと思います。
ただしわが子の場合はすでに補助輪なしの自転車に乗れていたのでこのサイズの自転車を購入しました。もしこれから補助輪なしの自転車に乗るための最初の一台を選ぶのであればもう少し余裕のある自転車の方が絶対にいいです。
転びそうになって足を地面に着こうとした時に、上の画像の位置に足を着いても不安定で倒れそうだと思いませんか? 倒れそうになっていると自転車のすぐわきに足を着いても転んでしまいます。もっと外側に足を着く必要があります。
補助輪を外して乗ることが初めての場合はひざが少し曲がるくらいの余裕のある自転車の方が、倒れた時に足を着いて転倒を防ぎやすい気持ちを持てますから頑張って自転車を乗りこなす気持ちになりやすいのです。
ブレーキレバーの握りやすさも重要
自転車のサイズや重さ以外で重要なのはブレーキレバーの握りやすさです。
ブレーキをかけるためにブレーキレバーを握らなければなりませんが、グリップからブレーキレバーが遠い機種はブレーキが掛けにくいのです。
これも手の大きさなどの個人差がありますから実際に握って確かめるのがいいと思います。
私はインターネット通販で16インチの自転車を購入しましたがブレーキレバーの画像を見て、グリップの太さからグリップとブレーキレバーの距離を計算してそれまで乗っていたへんしんバイク2と比較してみました。
わが子でもブレーキレバーが問題なく握れているへんしんバイク2と、新しく購入する予定の自転車はグリップからブレーキレバーの距離がほぼ同じだと計算できました。
わが家で買った16インチの自転車紹介
わが子には補助輪のない16インチの自転車を購入しました。
わが子の場合はすでに12インチの補助輪なし自転車を乗り回していました。そのため新しい自転車には補助輪は必要ないと判断しました。
わが子の足の長さからサドルの高さを最も下げると43cmになり、ブレーキレバーも問題なく握れるライトウェイZit16を購入することにしました。
わが子はストライダーに乗っていた時の癖でとっさの場合はまだまだ靴底を地面に擦り付けて止まる「足ブレーキ」を使うことがしばしばあります。
ライトウェイZit16は足がぴったりと付くのでわが子の足ブレーキでも問題なく対応できます。
そして先ほど紹介したとおりブレーキレバーもしっかり握れました。
この自転車の特筆すべきところは車重がとても軽いことです。
16インチの自転車だと10kgを切ると軽量だと言われるようです。このライトウェイZit16は何と6.5kgしかありません。わが子がこの自転車を買う前に乗っていたへんしんバイク2が6.6kgですが2回りも大きいのに逆に軽いのです。
転倒した時に自転車を起こすのは幼児にとってはなかなかの重労働です。軽ければ簡単に起こすことができますから転倒してもあまり気にならないでしょう。
自転車を変えると重量も変わります。車体が重くなるとブレーキも効きにくくなります。しかしわが子の自転車は前の自転車と車重がほぼ同じです。
そしてこの自転車はかなり高性能なVブレーキが付いていますので止まりにくくなることはなく(逆に効き過ぎる)安全性に問題はありません。
この自転車の欠点は子供用の自転車にしては値段が高いことです。子供の体が成長するため長くても3年くらいしか乗れない自転車に4万円も出したくないと考える人も多いと思います。
しかし私はわが子が大喜びしてくれてとても楽しく乗り回しているので安い物だったと思っています。
この自転車に値段以外では泥除けが付いていないこと以外は隙がありません。
性能で選ぶならこの機種が絶対のお勧めです。
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この自転車についてはRITEWAY(ライトウェイ) ZIT 16レビュー 4歳~5歳の子供にベストな選択というレビュー記事を書いています。
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RITEWAY(ライトウェイ) ZIT 16レビュー 4歳~5歳の子供にベストな選択
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ぜひご覧ください。