運動3~4歳

自転車に乗れない場合の対処方法 乗れるようになる方法をわかりやすく紹介

お子さんがなかなか自転車に乗れないと思っている親御さんに伝えたいことがあります。とても大切なことですが自転車に乗れない理由はすべての子が同じではないということです。

お子さんによって乗れない理由が違いますから乗れない理由を把握したうえで対応を考える必要があります。

正しい対応を取ることができればお子さんを自転車に乗れるようにすることができます。

目次

バランスを取れない

わが子には上画像のようにストライダーに乗って両足を上げて進めるようにしてから自転車に乗らせています。

ストライダーなどのキックバイクに乗らせていると自転車には簡単に乗れるという話があります。ストライダーに乗ることでバランス感覚を向上させられるからです。

ストライダーでスピードが付いた時や緩斜面を降りる時などに両足を上げて進めるようになれば自転車に乗っても倒れません。ストライダーに乗っていても両足を上げて進むことができない場合は自転車に乗るまでに苦労する可能性があります。

ただしバランス感覚は多くの場合が自然に備わるものです。ほとんどの子はいつか必ずストライダーなどのキックバイクで(スピードをつければ)両足を上げてバランスを取って進むことができます。

その時まで無理して自転車に乗らせることをせずに、キックバイクに慣れておくほうが効率的に自転車に乗れるようになると思います。

自転車には役乗れるようにさせたいと思う親御さんの中には、二輪車でバランスを取って進むことをあまり重要視しないことがあります。

少しストライダーに乗れると下り坂を足を上げて降りられない状態でも自転車の練習をさせてしまうことがあります。

ストライダーで足を地面に着けなくてもバランスを取って進めるようになってからペダルを回す練習をすることを強くお勧めします。

ペダルが回せない

補助輪付自転車で走る子供

わが子は二輪車でバランスが取れるようになってもペダルがすぐに回せないので補助輪なしの自転車に乗れませんでした。そこでペダルを回す練習をさせるため自転車に補助輪を取り付けました。

補助輪があれば倒れないのでペダルを回す練習ができます。

自転車のペダルを回すのは簡単だと思う親御さんが多いと思います。しかし最初から簡単にペダルを回せない子はたくさんいます。特に4歳になるまでの小さなお子さんはペダルがすぐには回せないことが多いです。三輪車に乗らせたり補助輪付きの自転車に乗らせるなどしてペダルを回すことを覚えさせる必要があります。

これも年齢が上がるとすぐにできる場合が多いです。5歳くらいになるとペダルを回す練習すら必要なく簡単に乗れる子も出てきます。

いずれにしろスムーズにペダルが回せないと自転車には乗れません。

なかなかペダルがスムーズに回せない場合はペダルを回す練習をさせることが第一で考える方がいいと思います。

自転車が大きすぎる

自転車で転倒するのは怖いと考えわが子の最初に乗らせた自転車は、すべての自転車の中でサドルの高さが最も低くなる【へんしんバイク2】でした。

わが子はしっかり足が地面に着くことで安心してペダルなしの自転車に乗ろうという気持ちが出たようです。

自転車が大きすぎて乗っている子の足がしっかりと地面に着かない場合は、転倒が怖くてなかなか自転車に乗れるようにならない場合が多いです。

上の子のお下がりのため自転車が大きいとか長く乗らせたいので大きめの自転車を買った場合は、足がしっかり地面に届かないため乗れるようになるまでに時間がかかるようです。

子供によって程度の差はありますが自転車に跨って足がかかとまでぴったりと地面に着くくらいでないと、補助輪なしの自転車に乗るのを怖がる子もいます。

大きすぎる自転車で練習させないほうがいいでしょう。

自転車が重すぎる

自転車の補助輪を跳ね上げて乗っている子供

わが子には最初の自転車はできる限り軽い物を選んで乗らせました。

自転車に乗れるように練習するのですが自転車が重いと漕ぎだしが大変でなかなかスピードが上がりません。自転車はある程度のスピードがつかないと倒れてしまうため自転車が重すぎてスピードが出ないと乗れるようになりません。

ただし4歳くらいになると市販の14インチの自転車ならどんな物を買っても普通なら重すぎることはないと思います。

重過ぎるために乗りにくいのは平らではなく上りの道を走る場合と、地面がデコボコなどスピードが出にくい条件の場合です。このような条件で重い自転車に乗るとスピードに乗るまでが大変なので自転車の練習をする意欲がなくなってしまうかもしれません。

わが子は上画像のように跳ね上げることができる補助輪を付けたまま自転車に乗る練習をさせました。しかし補助輪が重いためスピードが出ないと気付いてすぐに補助輪を外しました。

補助輪を外すと車体が軽くなりスピードが出るようになったのですぐに補助輪なし自転車に乗れるようになりました。

練習場所が適切でない

わが子が自転車に乗る練習をさせたのはアスファルトの上です。自転車が重すぎる場合でも触れていますが、走る地面の状態が悪いとスピードが出せないので自転車に乗れるようになりにくいと考えたからです。

転倒しても怪我がしにくいように土の上や芝生の上で自転車に乗る練習をさせる親御さんを見たことがあります。その場合はタイヤが回転しないのでスピードが出にくくバランスが取れないのでなかなか乗れるようになっていませんでした。

このような場合は練習場をアスファルトの上に変えると、あっさりと乗れる場合があると思います。

転倒が怖い

ストライダーで転倒した1歳児

条件を揃えても乗れない子はいます。自転車に跨ったまま転倒することを極端に恐れる場合です。

キックバイクなら転びそうになったら足を地面に着いて倒れることが防げるのに、ペダルを回すとその行為に集中してしまい転びそうになった時にとっさにペダルから足を離して地面に足を着けない場合があります。そのような形で転倒してしまうと転倒を極端に怖がる子は自転車に乗る意欲を失ってしまうこともあります。

これは臆病なわけではないですし能力が低いわけでもない場合が多いです。転ぶのが怖いのは本人の体を守る意識が強い場合が多いですし転倒は誰だって怖いからです。

転倒を怖がって自転車に乗る意欲がわいてこないお子さんは怖がらない年齢になるまで自転車に乗る練習をさせないほうがいいかもしれません。

自転車は多くの場合はいつか必ず乗れるようになります。もし乗れない場合は、まだ時期が早かったと考えた方がいい場合があります。

4歳以上になって体が大きくなり小さな自転車なら余裕をもって足が地面に着くようになると、恐怖心もなくなり簡単に乗れる子も増えてくるようです。

まとめ

私がわが子を育てて気を使ったことと公園などで他のお子さんが自転車に乗る練習をしているのを見た経験から、上記のようなパターンでなかなか自転車に乗れない子は多いようです。

大きめの自転車を買った→足が着かないので転倒が怖い→転んでも怪我をしないように芝生の上で練習する→スピードが乗らないので乗れない

このような悪循環も多いようです。

ここまでのことをまとめると、以下のように考えると自転車に乗れるようになりやすいのです。

  1. 足がぴったりと地面に着くサイズの自転車を選ぶ
  2. キックバイクもしくは自転車のペダルを外した車両で走らせ、両足を上げてバランスを取って進めるようにする
  3. ペダルをスムーズに回せない場合は補助輪を付けてペダルを回す練習をする
  4. 適切なスピードを出せるように上り坂や芝生や土の地面を避けて、平らなアスファルトの上で乗る練習をする

このようにすれば自転車に乗れるようになりやすくなります。

自転車になかなか乗れない原因は1つではない場合があります。

「どうしても自分の子供には早い時期に自転車に乗らせたい!」という強い希望がある場合は別ですが、そうでなければお子さんが成長するまで待つことが最も簡単な解決方法かもしれません。

幼児期にはバランス感覚などは放っておいても日々伸びていきます。

いつか簡単に自転車に乗れる時がきっと来ると思います。

 

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