意識と悩み0~2歳

1歳児の人見知り対策 わが子の成長が停滞するのを改善したい

1歳7ヶ月のわが子が、いつの間にか人見知りをするようになっていました。

幼児期の人見知りはその子の特徴の一つであり、対策する必要はないと言われることがあります。私たち夫婦も最初は人見知り対策は必要ないと考え、「いつか人にも慣れてくれるだろう」と言っていました。

しかしわが子の場合、人見知りがあまりにもひどいため、家の外で遊ぶことがなくなり、成長が停滞するようになってしまいました。

人見知りは、親の力で改善した方がいい場合があります。わが子の人見知りは、絶対に直してあげるべきだと判断したため、頑張って人見知り対策をしました。

目次

突然人見知りに

わが子は1歳までは人見知りがまったくありませんでした。知らない人が話しかけてきても泣きませんでした。いつもニコニコして、とても愛想よく笑っていました。

しかし1歳4ヶ月くらいになった時に飲食店で食事をしていると、体の大きな男性店員が話しかけてきたら突然泣き出しました。わが子が知らない人に話しかけられて泣いたのは、これが初めてのことでした。

それから知らない人を怖がることが次第にひどくなり、1歳半になった時には強烈な人見知りになっていました。

家族以外の人が家のそばにいると、外に出ようとしなくなったのです。

この人見知りは完全に環境によるものだと思っています。わが子の人見知りは起こるべくして起きたものです。

わが子が生まれる3ヶ月前に私の仕事の関係で、なじみの薄い土地に引っ越しました。知り合いはまったくいません。地域の付き合いもほとんどないところでした。人との交流がないため、わが子はほとんど他人と関わり合わずに育って行きました。

私たちも人と関わりがないことは良くないと思っていたので、子育て支援センターに妻が子供を連れて通っていました。しかし新型コロナウィルスが世界中に蔓延し、支援センターが休館になってしまったのです。

コロナウィルス感染を避けるため、外食を含めた外食も減りました。

このためわが子は2ヶ月間、人とまったく関わらずに過ごし、その間に人見知りがひどくなってしまったようです。

人見知りの弊害

1歳半を過ぎたころからわが子の健全な成長のために、遊具のある公園に連れて行くことが増えてきました。

それまでは広い自然を生かした遊具のない公園に行き、たくさん歩かせていました。しかし遊具で遊ぶことで健康的な子供に育つと考えて行く公園を変えてみたのです。

そこでびっくりしたのは、わが子は公園の遊具でまったく遊ぼうとしないことでした。

遊具のある公園は大人気で、いつ行っても大勢の子供が遊んでいます。親御さんも付き添っています。そのような人の多い場所では、人に近寄ろうとしないわが子では遊具で遊べないのは当然でした。

わが子は無表情で、公園にいる人を遠くからじっと見ているだけでした。

最初はこんなものかと思ったのですが何度公園に行っても、遊具で遊ぼうとする意識を持ってくれることがありませんでした。

人見知りは無理して克服させなくてもいいという意見もあります。しかしそれも状態によります。わが子は人見知りがあることで、親しくない人には絶対に近寄らなくなっていました。

公園だけでなく、家のまわりでも人見知りの悪影響が出ていました。わが子を外で遊ばせるため家から出ようとしても、外に人がいると家の中に引っ込んでしまうのです。

外で遊んでいてもそばに人が来たら、すぐに庭まで逃げるように移動します。そして人がいる間は、遠くからずっとその方を見続けていて何もしないのです。子供に散歩や庭遊びをさせられなくなっていました。

外遊びは大切だと考えていたのですが、それができないのです。早急に対策が必要になりました。

※家の中では元気すぎるくらいで毎日大変な距離をどたばたと走り回っていましたから、運動自体は不足しているわけではありませんでした。

人見知り対策を考える

人見知りを何とかしたかったので、夫婦で対策を考えました。そしてなるべくいろいろな所で人と触れ合う機会を作ることにしました。

子育て支援センターに連れて行く

新型コロナウィルスの影響で、子育て支援センターもすべて休館。コロナが怖いので子供を連れての買い物も減りました。これが引き金でわが子は気付いた時には人見知りになっていたのかもしれません。

6月になり新型コロナウィルス緊急事態宣言が解除され、近くの子育て支援センターが業務を再開しました。妻はすぐにわが子を子育て支援センターに連れていきました。

わが子は久しぶりに子育て支援センターに行ったとき、激しく泣いたそうです。人が大勢いる部屋に入るのが嫌だったのでしょう。

2日目は少しだけ慣れてあまり泣かなくなり、3日目にはまったく泣かなくなったようです。わが子の場合、強制的に人と交わる機会を作ることは人見知り対策になったようでした。

人と触れ合う機会を作る

その週の土曜日に公園に連れてくと、ぱらぱらと少しだけ雨が降っていたためか一組の親子しかいませんでした。

わが子はその親子に近づくのを最初は嫌がりましたが、しばらくするとわが子は自分からその親子の方に近づいていきました。ちょっと人に慣れたように見えました。

その日の晩は近所を散歩しました。途中で出会った人にわが子は「こんにちは」ということができました。2ヶ月の間、そのようなことはまったくなかったので、びっくりしました。

その後は母親である妻が毎日車で公園に連れていきました。それが功を奏して一週間で家の外に人がいても、外に出ることができるようになりました。

3週間後に来客があった時、最初は緊張した感じでしたが数分後には慣れたようで、平気で家の中を走り回るまでになってくれたのです。

わが子は人となるべく関わる機会を強制的に増やすことで人に慣れてくれました。それに伴って人見知りも劇的に改善されていきました。

対策をするかしないか

人見知りが激しくてもいつかは普通に生活できるものです。そのため人見知り対策はしなくても構わないという意見があります。これはおおむね賛成です。無理して人の多いところに連れて行って、人に慣れさせる必要はないと思います。

しかしわが子のように人とまったく会わないために人見知りになった場合は、人に慣れさせることが必要だと私は考えます。

人見知り対策を立てなくてもいいのは、普通に人と交流がある場合です。人とそれなりに交流があるのに人見知りなのですから、積極的に人のいる場所に連れて行っても改善が見られない可能性が高いです。

そのような場合は人見知りもその子の特徴の一つだと考え、無理に改善しようとせず長い目で見ればいいのではないでしょうか。

しかしわが子のように人に会わないから人見知りになってしまった場合は、まず人のいる場所に連れて行き、慣れさせてみるべきだと思います。

1歳半の幼児は、外で遊ぶことはとても大切で、体を使って遊ぶことでたくさんのことを覚えて成長します。わが子はそれができなくなるほどの人見知りだったので、改善させて良かったです。

まとめ

人見知りは性格によることが多いので、その場合は気にせずに育ててもいいのかもしれません。

しかし人との触れ合いが足りなくて、人に慣れていないことで人見知りになる場合は、子育て支援センターなどに出向いて、人と触れ合う経験をさせることは大切だと思います。つまり人との触れ合いが足りない子には、触れ合いをさせる経験が必要なこともあるでしょう。

その結果わが子は人見知りが改善されました。

しかし問題は残る

わが子は人見知りが改善されたので、公園で遊んでくれることを期待しました。しかし残念なことに、相変わらず公園では遊具に興味を持ってくれないのです。

どうやら家の外では母親に抱かれることだけを考えており、その他のことは興味を持たないようでした。これでは大切な外遊びができません。

わが子は1歳7ヶ月の時点で、まだ母乳を飲んでいましたが、甘えを少し減らして欲しいので断乳を決意しました。

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