意識と悩み0~2歳

パパ見知りをしないわが子 夫婦仲が良いことが重要に感じます

赤ちゃんには「パパ見知り」という、父親を嫌がる時期があると聞きました。

頑張って育児をしている私(父親)としては、パパ見知りなど絶対に起きないようにしたかったです。そして子育てを続けているうちに、どうやらわが子はパパ見知りをすることなく育っていくことが確信できました。

わが子がパパ見知りをしないのは、夫婦仲が良いことも大きな理由だと感じています。子育てを夫婦で協力して行うと、夫婦仲が良くなり、パパ見知りがなくなることもあるようです。

目次

パパ見知りとは

パパ見知りとは、赤ちゃんが父親に対して拒絶反応を起こすようなことを言うようです。

母親と接するときは問題ないのですが、父親に抱かれると泣き出したり、ひどい場合は父親が近づくだけで泣きじゃくることもあるようです。

あるとき急に父親を拒絶するような態度が出ることが多く、拒絶された父親は、多くの場合ショックを受けてしまうようです。

パパ見知りの起きる時期

パパ見知りの起きる時期は、赤ちゃんによって違います。母親とほかの人の区別がつくようになると、パパ見知りが始まると言われています。5ヶ月くらいから始まることが多いようです。

中には3ヶ月で父親が抱くと泣きだす子供もいるそうですが、その時期に人の区別がついていることはまずないと思われます。

生後3ヶ月などの早い時期に父親が抱いて泣きだすのは、以下の理由が考えられ、人を区別して泣き出すパパ見知りとは少し違います。

  • タバコの臭いなどがするためそれを嫌がって泣く
  • 抱き方が母親より上手でないので、抱かれて不快で泣く

生後3か月程度の早い時期に父親を拒絶するように泣く場合は、上記のような理由で泣くと考えられます。その場合、父親と母親の区別がついているわけではないと私は思います。

パパ見知りとは人の区別がつくようになってから(生後5ヶ月以降)起きることと、このサイト内では定義させていただきます。

パパ見知りの原因

インターネットで情報を集めると、パパ見知りは、父親との接点が少ないことと、夫婦仲が悪いことで起きることがほとんどのようです。

家に帰るのが遅い

帰宅が21時過ぎになると、多くの赤ちゃんは寝ています。毎日帰宅が遅いと、平日は赤ちゃんと顔を合わせることがありません。

一週間連続で赤ちゃんと顔を合わせないことで、赤ちゃんが父親のことを、特別の存在ではないと判断してしまいます。

母親と仲が悪い

赤ちゃんと顔を合わせる機会が少ない 父親が、母親と仲が悪くなってしまった場合に、パパ見知りが始まることがあります。

赤ちゃんにとっては、「あまり会うことのない特別でない男が、赤ちゃんにとって『特別な存在である母親』とケンカばかりしているので、好きになれない」と思ってしまうようです。

育児でイライラすることの多い母親の態度に、父親が不快感を持つことで、夫婦仲が悪くなることが多いようです。

パパ見知り対策

知り合いに聞いた情報から、パパ見知りになってしまった赤ちゃんが、再び父親の元で笑ってくれるように、パパ見知りの改善方法を紹介します。

赤ちゃんと接する時間を作る

仕事が終わって家に帰るのが毎日遅いので、子供と接することがないとお嘆きの方。でも時々、帰宅した時にまたま赤ちゃんが起きていることはないでしょうか。このような場合は、すぐに赤ちゃんの元に行ってあやしてあげるといいと思います。

赤ちゃんの接したいとの気持ちが伝わることが大切です。赤ちゃんと接する少ないチャンスに、確実にスキンシップして赤ちゃんの好感度を上げることが大切です。

また、サラリーマンの方は出社前はあわただしいうえに、これから仕事だと考えると、赤ちゃんが起きていても相手にしたくないと考えてはいませんか?

せっかく赤ちゃんが出社前に起きたのであれば、できる限り、ほんの 1分でもいいので赤ちゃんと接してください。私も朝は大変ですが、わが子が起きてきたらできる限り相手にすることにしています。

母親と仲良く

休みの日などの赤ちゃんと接することができる時には、夫婦仲良く一緒に赤ちゃんと遊んでみましょう。

赤ちゃんにとって唯一の 特別な存在であるお母さんと仲良くしている男を、赤ちゃんも特別な人だと思ってくれるでしょう

育児のストレスを理解しよう

もし自分の妻と仲が悪くなっている場合、多くの場合は育児のストレスで奥さんが夫に対する態度を悪くすることから始まります。

男性側から考えると、育児のストレスをぶつけてくる妻が許せない気持ちを持つことがあります。仕事で疲れているのに、家で妻にイライラされたらたまらないと思ってしまうのですね。しかし育児のストレスは想像以上に大変です。これを理解してあげなければなりません。

私の妻の話ですが、夜は頻繁に起きる子供を、必ず授乳させて寝かしつけています。落ち着いて寝られることがあまりないのです。その状態で、昼間もずっと赤ちゃんの相手をしています。時々原因不明で泣きじゃくる子供をあやすこともあり、とても疲れていたでしょう。

そのような状態で休日に夫が育児をまったく手伝ってくれない場合、「夫が休みだと逆に手が掛かって疲れる。夫の休みがなくなればいいのに」とまで思う奥さんがいるそうです。

そうならないように父親(夫)が育児や家事をできる限り手伝うことで、母親(妻)のストレスが低減して夫婦円満につながるのです。

出張が多い方のパパ見知り対策

出張が多い方は、赤ちゃんとの触れ合いがまったくできず、パパ見知りを避けることができないこともあります。この場合の対策としては、父親を忘れられないように、「ネット電話で毎晩話す」という手があります。

わが子は電話でも私の声がわかるようで、電話すると電話口ではしゃいでくれます。ネット電話で映像を見ながら会話すれば、出張が多くてもパパ見知りを防げる可能性があります。

我が家はこうしてパパ見知り知らずになった

パパ見知りが起きない我が家の状況を紹介しておきます。私(父親)目線での説明となります。パパが育児を頑張ることで、ママに信頼されて夫婦円満になっている例の一つと考えてください。

平日(会社で仕事のある日)

会社で仕事のある日は、5:30に起きて自分の食事を作り、朝の支度を済ませ、食器まですべて洗っておきます。場合によっては洗濯まで行います。時々子供が起きてしまうので、その場合は抱いて近所を散歩するなどします。

時間が余る場合は、家の家事をなるべくたくさんしておきます。ゴミ出しも行います。

帰宅後

晩に帰宅してリビングに入ると子供が高速ハイハイで突進して来ます。すぐに服を着替えて、子供を抱きます。

そのまま一緒に遊んで、妻が料理を作る時には多くの場合、子供を抱いて30分くらい近所を散歩します。

食事が終わると、妻が片付けをしている間に、子供を風呂に入れます。

時々子供が妻がいないと寂しがるので、その場合は妻と一緒に子供の体を洗います。

その後は、子供が眠くなるまで子供の相手をしています。

休日

基本的には一日子供の相手をしています。

子供を含めた家族3人で一週間分の食材を買い出しに行きます。あとはずっと子供の面倒を見ています。一日に最低でも3時間は子供を抱いているでしょう。

8月の長期連休は、へとへとに疲れていて、連休が終わった時は少しほっとしたところがあるくらいです。

妻の気持ち

上記のような生活をしていた私に対して、妻は私にイライラしたことは1度しかないと言っています。その一度は、真夜中に子供が泣き叫んでいる時、横でまったく起きずに寝ていた時「少し起きて手伝って」と思ったことがあっただけだそうです。

掃除洗濯や料理なども、できる限りで手伝っています。正直、これ以上は絶対にできないと言えるレベルです。

それでは(会社での)仕事が楽だから、子供の面倒を見られると思う方もいるかもしれません。しかしそうではありません。私は子供が8ヶ月になる時に、新しい部署に異動になりました。それまでは仕事をしないで遊んでいて残業を付ける人。文句だけ言う人。そんな人間ばかりのまったく正当性のない職場だったのです。

部署移動の願いを出して、今の職場で働くようになったのが、わが子が生まれて8ヶ月の時でした。つまり子供が生まれて8か月間は、帰宅は遅いしストレスが溜まりまくる仕事でした。人間関係で頭に来て寝られないことが、一年間で100日以上はありました。帰宅も遅いので、毎日ストレスが溜まって、[このままでは死ぬかもしれない]とまで思ったこともあります。

しかし、 育児や妻のフォローにはまったく手を抜きませんでした。その結果夫婦仲は良好で、夫婦で一緒に育児できています。

わが子にとって私は、「信用できる母親と仲良く一緒にいる男」ということで、評価が下がらなかったのだと思います。

最後に

パパ見知りは、真剣に育児を自分も行おうという意思を持てば、自然に解決されるものだと思っています。

ネットの情報では、パパ見知りになった人の記事もたくさん見つかります。その中には育児に対して本気で取り組んでいないと感じるものが、正直多いです。

確かに会社勤めの夫にとっては、育児の時間が妻よりも格段に少ないでしょう。しかし私は、育児を妻に任せて、できる限り協力しているという気持ちではありません。二人で育児をしていると自信を持って言えます。家事をできる限り行い、できる限り子供の面倒を見ています。この気持ちがあれば、妻は夫の育児に対して、絶対に不満を持つことはないでしょう。

逆に他の夫の情報を得ると、「他の夫に比べてなんて、自分の夫は素晴らしい」と思ってくれると(勝手に)思っています。この気持ちを持ってもらえることが、夫婦円満につながり、結果としてパパ見知りも起きないと信じています。

私が女性だったら、苦労して子供を育てているのに、自分の夫が「気の向いた時だけ子供をあやしに来る」ことがあれば許せないかもしれません。気の向いた時ではなく、妻が困っている時に助けてあげられることが大切です。

パパ見知りをされないことは、子供の面倒をしっかり見られることに繋がります。母親だけでもく父親も真剣に子供の面倒を見ると、能力の高い子供に育てることができると考えています。子供って一生懸命育てると、いい子に育つのです。本気で1mmも手を抜かずに育てると、他の子とは違う、特別の子にできると考えています。

一生懸命育てるから、いい子に育つ。いい子に育つからかわいい。かわいいからまたさらに一生懸命育てる・・・というすばらしい流れで育児ができます。

世の中の旦那さんたち、パパ見知りなどされている場合ではありません。真剣に育児を行って、他の赤ちゃんとは一味違う子供に育ててみませんか? 本当の抱き癖が付くくらい、頑張って赤ちゃんを抱いてあげましょう。

過去記事の抱き癖をつけると本当に大変  望むままに抱いてあげることが正しいって本当?という記事に、本気で子供と接する大切さを書いています。

是非ご覧ください。

母親に抱かれてはしゃぐ赤ちゃん
抱き癖をつけると本当に大変  望むままに抱いてあげることが正しいって本当?

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