わが子には少しでも早い時期からいろいろな運動をさせてあげたかったので、生後1歳1ヶ月の時に鉄棒を購入しました。鉄棒にぶら下がることができるようにすることが最初の目的でした。
この鉄棒は、運動をさせるために購入した器具としては一番最初に買った物です。1歳そこそこで鉄棒にぶら下がることをさせたことで、腕力や握力を鍛えることができました。
普通に育てる人はあまり考えないことだと思いますが、ぶら下がりの効果を紹介しますので、ぜひお子さんがぶり下がりできるよう考えてみてください。
目次
鉄棒の効果
鉄棒は1歳になったばかりの赤ちゃんには、つかまってぶら下がるのが精一杯です。そんな小さな赤ちゃんに鉄棒をさせても意味がないと考える方もいるかもしれませんね。
しかし鉄棒にぶら下がるだけでも、大きな効果があると私は考えます。
腕力が付く
腕を使った運動をするのですから当たり前のことですが、わが子は腕力が付きました。
ハイハイをする時には手を使いますが、歩くようになると手を使う運動をすることが減ってしまいます。
小さなころから腕を使う運動をさせることで、筋肉数が増加して筋肉の付きやすい体になると言われています。鉄棒は筋肉を鍛えるいい運動になりました。
0歳~1歳半くらいのあまり腕を使った運動をしていない子は、体は太いのですが腕が細いです。丸木に細い枯れ枝が付いているようなイメージです。
しかし腕をしっかり鍛えると、腕が太くてしっかりした体になります。
幼いころに筋肉量を増やすと大人になってから筋肉が付きやすという説が正しいのであれば、1歳の時に腕を鍛えたわが子は将来スポーツする時に有利になることを期待しています。
姿勢が良くなる
ぶら下がると重力によって背筋が伸びることになります。この結果、姿勢が良くなることも効果として考えられます。
ぶら下がることを1歳になったばかりからさせているわが子は、背筋が伸びてとても姿勢がいいですよ。
頭が良くなる
鉄棒をすると腕を使いますが、腕を使うことは知能の発達に効果的だという研究結果があります。
わが子はハイハイをたくさんさせたので腕が太くなりました。
この影響があったのかわが子は社会性の成長が著しく、10ヶ月で親をからかう行為が見られ、1歳になったころには他の赤ちゃんに自分のおもちゃを譲る気持ちを持つようになりました。
これらの著しく早い成長は、たくさんハイハイした結果である可能性があります。腕を使った運動をしたおかげで知能の成長が促進されたとしたら、ハイハイ期が終わってからも鉄棒で腕を使った運動をさせることで、知能の成長を促進できるかもしれません。
運動神経が良くなる
ぶら下がることで鉄棒に慣れたので、わが子は2歳2ヶ月で足抜き戻しができるようになりました。足抜き戻しとはぶら下がった状態で足を上げ、手の間に足を通してまた元に戻ることです。
さらに2歳3ヶ月では足抜き回りができるようになりました。これはぶら下がった手の間に足を入れ、そのまま足を戻さず回転してしまうものです。
まだ2歳そこそこの早い時期にこのようなことができるようになると、運動神経の向上が期待できます。
また鉄棒をさせる理由の一つに、うんていをさせたい気持ちがあります。
鉄棒でぶら下がることを覚えさせ、その後うんていをなるべく早くさせることができたらいいと思っています。
うんていをさせると以下のような効果があると言われています。
うんていの効果
- ぶら下がることで腕力が付く
- バランスを取って移動するため、体幹が鍛えられる
- 落ちないように真剣になることで、集中力が付く
- 遠くのものを掴み取る動きの中で、空間認識力が高まる
- 手を使うため、手先が器用になる
今ではうんていをさせようと考えている人も増えているようです。うんていをさせるには、まず最初に鉄棒にぶら下がることができなければなりません。
そこからさまざまな運動につなげていくことで運動神経も向上していくことを期待しています。
鉄棒にぶら下がるために
鉄棒にぶら下がることはなかなか大変なことです。簡単にはできません。
おそらく多くの方が1歳そこそこの子供を鉄棒にぶら下がれるようにしたいと考えても、うまくいかなくて諦めるのではないでしょうか。
小さな子供が鉄棒にぶら下がれるようにするには、以下の3つの条件を満たす必要があります。
ポイント
- 体を支える筋力がある
- 体重が軽い
- ぶら下がることが楽しくなる
体を支える筋肉があること。これが身体的には絶対になくてはならない条件です。鉄棒につかまることができても、腕力や握力がないと、ぶら下がることは絶対にできません。
ただしこれは鉄棒にわずかでもつかまることができれば、それを繰り返しているうちに鍛えられていきます。
そして簡単に子供が鉄棒にぶら下がるための条件の一つとして、体重が軽いと有利なことも忘れてはいけません。
当然のことですが、体重が軽ければ少ない力でもぶら下がることができます。日々色々な運動をさせて脂肪を落としておくことも必要です。
そして一番重要なことがあります。
鉄棒にぶら下がるためには、ぶら下がることが楽しいと思わせなければなりません。ぶら下がる肉体的な能力があったとしても、ぶら下がる気持ちにならなければ、幼児はぶら下がることにトライしてくれないのです。
他の子が鉄棒にぶら下がって楽しんでいる様子を見ると、自分もやってみようという意識が芽生えることがあります。
公園で鉄棒で遊んでいる他の子供の様子を見ることも、自分で鉄棒にぶら下がる意欲を掻き立てるでしょう。
わが子のぶら下がり
わが子には物にぶら下がる力をつけて欲しいため、妻が子供を抱くときに指に捕まらせて持ち上げてから抱くようにしました。
わが子は私たち親の指はしっかりと握ります。そしてそのまま持ち上げても離しません。1歳になったばかりの時には、10秒くらいは指に掴まったままでいられるようになっていました。
毎日何度も私たち親の指につかまってぶら下がることを繰り返したおかげで、わが子の物につかまってぶら下がる能力は大きく向上していきました。
でもやはり指に掴まるだけでなく、鉄棒にもぶら下がってほしい気持ちがありました。そこで家庭用の鉄棒を購入して、それにぶら下がれるようにすることにしたのです。
鉄棒につかまることが楽しいと思わせるためには、どうすればいいのか考えました。
インターネットで購入する鉄棒を検討していたところ、ある製品のレビューが目に止まりました。「最初は吊り輪を使って、とても楽しく使って遊んでいる」というものです。
その製品は鉄棒に吊り輪とブランコが付いている物でした。吊り輪に掴まり足を浮かすと、体がブランコに乗っているように揺れます。これが幼児には楽しいようなのです。
そこで吊り輪が付けられる鉄棒を購入してみました。
生後1歳1ヶ月のわが子のために鉄棒を購入したのですが、実はなかなか鉄棒にも吊り輪にも積極的に掴まって遊んではくれませんでした。
わが家の方針としては、嫌がる子供に何かを強要したくないのです。そのためなかなか鉄棒にぶら下がる興味を持たないわが子を見守るしかありませんでした。
そして鉄棒や吊り輪に掴まることをさせようと考えてから6ヶ月。1歳7ヶ月になって、やっと吊り輪に掴まって楽しそうに遊ぶようになりました。
もちろん1歳2ヶ月には吊り輪に捕まってぶら下がることはできました。
しかしあまりぶら下がるのが好きではないようで、なかなか積極的に吊り輪に掴まることがなかったのです。
掴まれる能力はあるのに掴まって遊んでくれない。何とも言えないもどかしさはありましたが、楽しそうに掴まって遊んでいるわが子を見て一安心です。
1歳9ヶ月時には、足を上げて10秒くらいぶら下がり続けています。
わが子のために購入した鉄棒は、以下の物です。吊り輪もバスケットゴールも付いていて、とてもお買い得ですよ。
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鉄棒の選び方については、1歳の子供にも使える鉄棒の選び方 鉄棒ブランコポップンロールを購入しましたという記事を書いています。興味のある方は是非ご覧ください。
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1歳の子供にも使える鉄棒の選び方 鉄棒ブランコポップンロールを購入とレビュー
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少しでも早く鉄棒に親しませよう
私は1歳と1ヶ月でわが子のために鉄棒を購入し、つかまってぶら下がることができるようにしていくことにしました。
わが子のように1歳そこそこでも鉄棒に掴まってぶら下がる力はあるのに、それを楽しいと思わないことは稀なのかもしれません。
わが子は鉄棒でぶら下がってくれるまでに時間を要しましたが、普通の子供はぶら下がるだけの筋力を持っていれば楽しくぶら下がりをしてくれることが多いと思います。
私は子供は少しでも早くたくさんの運動を経験させるべきだと思っています。
運動神経がいいのは親からの遺伝の要素が強いと思っています。しかし生まれつき特別運動神経がいいわけではない子供だったとしても、まだ0歳~2歳くらいまでの間にたくさんの運動をさせることで、運動神経をよくすることができると思うのです。
もちろん証明できる立派な根拠はありません。しかし普通のズリバイができなかったわが子でしたから、その様子を見て運動神経は良くないのではないかと考えてしまいました。
しかしわが子はハイハイが大好きになり高速ハイハイをするようになってからは、走り出すのもボールを蹴るのもとても早い時期にできるようになりました。ほとんど誰もができないくらいのスピードでハイハイしたことが運動神経を大きく向上させたと考えています。
そのことがあり、私は乳幼児期にたくさんの運動をさせることは運動神経の向上に大きく寄与すると信じているのです。そのため鉄棒につかまることはできるだけ早くさせたかったのです。。
楽しくつかまることができるようになれば、すぐにうんていを楽しむこともできるかもしれません。そしてさらに大きな成長が期待できそうです。