意識と悩み3~4歳

幼稚園で消極的なわが子 おとなしすぎる子供の育て方を考える

先週の金曜日はわが子が通う幼稚園の父兄参観日でした。

行ってみてびっくり。わが子は幼稚園でみんなのすることを何もしていませんでした。

年少ですから先生の質問に対して積極的に発言する子は20人中5人くらいで、発言しない子はたくさんいました。おとなしい子はなかなか発言ができないみたいです。

わが子がおとなしすぎて発言できなければ問題ないのですが、発言する気持ちがまったくないように見えたのが問題でした。そもそも話をしている先生の方を向いていないことが多いのです。

どうやらわが子は人に合わせることができないようです。みんながやっているから自分もしなければいけないという考えを、ほとんど持っていないようでした。

先生に言われてみんながしていることを、あまり積極的にやらないのです。

知らない人が見たら、「あの子は少し成長が遅れているのでは?」と思われるくらいに他の子と態度が違っているのです。

このことについては、幼稚園の父兄参観会に参加しました わが子の協調性のなさに唖然としましたという記事を書いています。

目次

幼稚園の父兄参観会に参加したところ、わが子の協調性のなさに唖然としました

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これを改善するために、私たち夫婦は育て方を一変させました。

厳しくすることがとても多くなった

私が父兄参観会に参加してから、私たち夫婦はわが子に少し厳しくすることが多くなりました。いたずらしたら今まで以上にしっかりとダメだと言い聞かせることにしました。

そしてちょっとかわいそうに思うのですが、やり始めたことをすぐに放棄してもなるべく続けるように説明することにしました。後片付けなどをしない場合も、しっかりやるように教育することにしました。

意味のないことにこだわって親に手伝わせようとしてくる場合は、こだわる必要はないことをしっかり説明しました。

そしていつも「どんなことでも思い通りにはならないよ。我慢しなければいけないこともあるし、人と同じこともしなければいけないこともあるんだよ」と言うことにしました。

妻(わが子の母親)がわが子に厳しく接すると、妻だけがわが子に嫌われてしまう可能性があります。それを避けるために、私もわが子には厳しくするようにしています。

今までよりも明らかに厳しくされることで、わが子は戸惑うと思っていました。少なくとも母親に対して好意が薄れるのではないかと心配しました。

しかし育て方を変えて2日ほどでわが子は、妻(母親)のことがよりいっそう好きになったように見えるのです。

幼稚園が楽しくなった

厳しく接するようになって3日目の今日、わが子は幼稚園から帰ってくるとはしゃぎまわっていたそうです。よほど幼稚園で楽しいことがあったのではないかと妻が言っていました。

クラスの子たちに合わせることができたとか、先生の言うことを聞くようになってくれたのかもしれません。その結果、相手からの態度も変わったので楽くなったのではないかと思います。

一人で自由にやりたいことをしているのも楽しかったのでしょうが、人と一緒に遊ぶのも絶対に楽しいはずです。もしかしたらわが子は、今日は友達と一緒に遊んだのではないでしょうか。

おととい妻が幼稚園から帰ったわが子を近くの小学校の校庭に連れて行き、そこに来ていた3人の子たちと一緒に遊ばせてもらったようです。ずっと友達になった子の後をついて一緒に遊び、相手にも気に入られたみたいです。

それが楽しかったので、幼稚園でもクラスの子とも遊ぶ気持ちになってくれたのかもしれません。

親が子供を助けるべき

子供がなかなか幼稚園に慣れないこともあるでしょう。

わが子の場合は他の子と遊ばないことが少しも問題だと思っていないので、「幼稚園に慣れない」というより深い問題だったように思います。

これを親がしっかりと把握し、できる限りで改善できるように考えてあげることはとても大切だと思いました。

やり方は子供によって大きく違うでしょう。

わが子の場合は友達など欲しくないし、人と合わせる必要もないし、先生の言われたことをしたくないと思ったらしなくてもいいという考えでした。

そのため以下のようにわが子に対応するようにしました。

  • わが子を子供のいるところに連れて行って他の子供と遊ばせ、友達ができる楽しさを知ってもらった。
  • 人と合わせることに慣れさせるため、家での遊びはこちらが指定したことをさせる機会を増やした。
  • 先生の言うことはちゃんとやらないといけないことを何度も説明した。
  • 遊んだおもちゃの片付けを、絶対に自分でやらせるようにした。
  • 遊び始めてすぐに飽きた場合は、もう少し続けてやるように指導した。

これらをすることで「やるべきことはやりたくなくてもやらなければならない」という考えを持たせました。そうしていればクラスのみんなも先生もわが子を見る目も変わり、態度も変わるので楽しく生活ができるはずです。

今日の幼稚園から帰ってからの楽しそうな様子を見る限り、このやり方は少しずつ効果が出ているように思えます。

幼稚園では人に合わせることや、はきはきと先生の言うことを積極的にやる子もいます。しかしわが子は放っておいたらなかなか幼稚園の集団生活に慣れることができないタイプの子供なので、親が正しく導いてあげないとダメなようです。

こんなことを考えなくても問題なくまわりに溶け込める子がほとんどでしょうが、わが子は違うと思います。

わが子のように幼稚園で積極的にみんなと同じことしなくても、「おとなしい子だから仕方がない」「いつかできるようになるから気にしない」と考える人もいると思います。

しかしわが子の場合は何もしないで見守っていたら、まわりに合わせられるまでの時間はとても長いと思います。一人だけ取り残される可能性が高いのです。

焦る必要がないと考えて親までのんびりしていたら、先生の教えてくれることを何でもやって吸収していく子たちの中で、一人だけできないことが増えていきます。いつの間にか何もできない子になってしまったら、わずか3歳自分に自信を持てない子になってしまうかもしれません。

子育ては人それぞれで、私たち夫婦のように何でも深く考えてできることは何でもしようと思うことはないのかもしれません。必死になって子育てしなくても、多くの場合は普通に子供は育っていくでしょう。それでも頑張れば頑張るだけ、子供にはプラスになることが多いと思います。

わが子のためにもこれからも私たち夫婦は頑張っていきます。

 

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