赤ちゃんが歩くことは、成長していく中で一番の喜びと考えている人は多いようです。そのような方のために、赤ちゃんをできるだけ早く歩かせる方法をまとめました。
この記事は知り合いのお子さんがやっていたことを参考にしながら、わが子の成長を加味して作成しました。早く歩かせるための記事ですが、注意していただきたいのは、私は早く歩かせることはすべきでないと考えています。
その理由も書いてありますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。
目次
赤ちゃんを早く歩かせるために
赤ちゃんの骨格形成や能力向上などを一切考えずに、早く歩かせるためには何をすればいいのかまとめました。
以下の方法を実践すれば、すべての赤ちゃんが早く歩くことができるとは限りませんが、半数くらいの赤ちゃんは、8ヶ月くらいで歩行開始が始まるようにできると思っています。
お座りをさせる
寝返りができるようになったら、お座りできるように訓練します。
体を支えてあげながら、お座りのポーズを保てるようにします。お座りできる椅子に座らせて、お座りする楽しさを理解させることもいいでしょう。
赤ちゃんにとってお座りは、寝ているよりも高い目線で遠くまで見渡せます。まだまだ視力が発達していないので、視覚的な楽しみは少ないかもしれませんが、ぼんやりとした視力でも遠くまで見渡せるため、座りたいという意識は高まります。
最初は前や後ろにすぐに倒れてしまいますが、繰り返しお座りの練習をさせていると、安定して座れるようになります。
つかまり立ちをさせる
お座りができるようになったら、つかまり立ちをさせます。最初はやや斜めの物に倒れ掛かるようにして立たせます。ソファーの背もたれに立たせるのがいいでしょう。
やらせたばかりの頃は、立つというよりもしがみついているような感じになります。しかしそのうち足が立つことに慣れてきます。
ある程度慣れてきたら、自力でつかまり立ちできるように促します。赤ちゃんが立った時のへそくらいの高さの取っ手などを握るように促し、握ったら親が子供の腰を持ち上げるようにして、立つことをフォローします。
最初はフォローしないと立てない赤ちゃんも、繰り返しフォローして立たせているうちに、自力で立ち上がることができるようになります。自分では立った状態から手を放してお座りに戻ることができませんから、床に座る時もフォローしてあげましょう。
手押し車を使う
つかまり立ちができるようになったら、手押し車を購入し、自分の足で前に進む感覚を掴ませます。立った状態で歩行することはとても楽しいもので、多くの赤ちゃんはとても楽しそうに手押し車を使います。
立つだけでなく歩く楽しさを覚えさせることは大切です。
歩くことをフォローする
子供の脇の下を抱えるようにして、倒れないようにしながら歩くことをフォローします。
手押し車と併用して歩きのフォローをしているうちに、歩くための足が出来上がり、一人で歩けるようになります。
歩くための練習まとめ
以上で歩くために練習させることは終了です。この状態ですぐに歩きだせるかどうかは、赤ちゃんの性格と、ここまでの行動によります。
怪我を恐れない性格であったり、いつも動き回ってころころと転がったり転倒したりしている赤ちゃんは、つかまった物から手を放す度胸が備わっています。
赤ちゃんにとって、立った状態でつかまった物から手を放すことは、大変な恐怖感が伴う場合があるのです。その恐怖感がない赤ちゃんは、すぐに歩き出そうとしてくれます。
私の知り合いの子供で、なるべく早く歩かせたいとここまで紹介したような練習をさせた人が複数います。しかし実際に歩行した時期は大きく異なります。
立ってから歩行開始まで
A君 怖がらずに手を話せたので、8ヶ月で歩行開始された。
Bさん 手を話せるまでに時間がかかったため、歩行までに半年かかった。
A君は立つ練習だけでなく、ハイハイしたりお座りしたりして、コロコロとよく転がっていたようです。繰り返し転がることで手を付いて体を守ることを覚え、立った状態から転んでも、体を守れる自信があったと思われます。そのためつかまった物から手を放すことができ、すぐに歩行することができたのです。
しかしBさんは、立ったまま手を離すのを怖がって、歩くことのできる筋力は備わっていたのに、歩き出すまでに時間がかかりました。
このように、歩ける体を作っても、つかまり立ちの状態から手を離すことができなければ、歩けるようにはならないようです。歩くための重要なポイントは、つかまったものから手を放すことができることです。これは性格の違いによるものがとても大きいのです。
早く歩きだせるように訓練することは絶対条件ですが、あとは性格で本当に早い時期に歩けるかどうかが決まります。また歩くことはできても、一人では床に戻れない子もいます。親がフォローしないと、座ることもできないのです。
早く歩くことは間違い?
これは私の考えですが、早く歩かせることにメリットはあるのでしょうか?
早く歩かせたメリット
- 歩き出すことは重要なイベントで、早く歩けると安心できる
- 人に自慢できる
私は以上のメリットを思い浮かべました。このメリットのために、早く歩かせる必要はないと私は考えました。でもこのメリットがとても重要だと考える方もいると思います。(そのほかにもメリットはあるかもしれませんね)
私は育児研究の専門家ではありませんからこの考えは間違っているかもしれません。早く自分の子供を歩かせたいと考えている方は、多くの情報から自分なりの答えを見つけ出してください。
わが子の育て方
わが子は「絶対に早く歩かせない」という強い気持ちで育てました。理由は、ハイハイをしっかりさせることでメリットがあると考えたからです。
これはあくまで私の考えですから、正しいかどうかはわかりません。その点はご注意ください。
私がインターネットで調べた中で、ハイハイをたくさんさせると得られる効果はたくさんありました。その中で魅力的と思えたものを紹介します。
ハイハイの効果
- 体幹が鍛えられる
- 転倒に強い子になる
- 運動神経が良くなる
- ADHDの発症率が下がる
- 腕が鍛えられる
- 腕を使う運動をすることで脳にもいい影響がある
- 手先が器用になる
ハイハイにはたくさんの効果があるとされています。しっかりハイハイさせることは重要だと私は思えました。
そのため歩かせるのはできる限り遅らせるようにしました。立たせないこと、歩く楽しさを教えないことがポイントでした。
歩くことを教えないように考えた結果、わが子はたくさんのハイハイをしてくれました。
つかまり立ちを阻止した理由とやり方を書いた、つかまり立ちは急ぐ必要はありません 早く立たせないで健全な成長をという記事を書いています。興味のある方は是非ご覧ください。
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つかまり立ちは急ぐ必要はない。わが子を早く立たせようとは考えません。
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早く歩かせなかったわが子は、以下のような成長をしてくれました。
早く歩かせなかった効果
- 高速ハイハイができるようになり、運動神経の向上が見込めた
- ハイハイ大好きになり動き回るので、体脂肪率が下がって身軽になったので、すべてで動きが早い
- 言葉を発するのが早い
- バイバイ、パチパチなども早くできた
- 指差しも早くできるようになった
- 知能が早く発達して、8ヶ月で親をからかう行動も見られた
- どんな転倒の仕方をしても、手を付くことができるようになった
- 手先が器用になり床に落ちた紙を簡単に拾える
- 1歳半過ぎても足がO脚にならず、きれいなストレートの足になっている
これらすべてが早く歩かせずに、ハイハイをたくさんさせたからできたわけではないでしょうが、それでもたっぷりとハイハイさせた効果は少なからずあると思っています。
ハイハイの重要性について、高速ハイハイで赤ちゃんの運動神経が大きく向上! 重要性と効果を紹介という記事を書きました。興味のある方はご覧ください。👇
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高速ハイハイで赤ちゃんの運動神経が大きく向上! 重要性と効果を紹介
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