私はわが子を1歳の時から足が速くなるように考えて育てました。
多くの親御さんは自分の子供が走るのが速くなって欲しいと思っているのではないかと思います。そうでしたらぜひ1歳のうちからお子さんが速く走れるように考えて育ててみることをお勧めします。
お子さんがまだ3歳くらいの場合は、まだしっかり走ることができないこともありますし、そのくらいの歳では走ることが遅くても気にしない親御さんも多いのではないかと思います。
でも自分の子供が速く走れるようになって欲しいと思っているのなら、なるべく早い時期から速く走れるように考えて育てることをお勧めします。
目次
走るのが速い3歳3ヶ月児
インターネット上には幼稚園の運動会で速く走れるようにする方法が紹介されています。
そこには腕の振り方などフォームの改善をするようなことが書かれています。確かにフォームの改善で走るスピードは上がると思いますが、やっぱり速く走るための筋肉も0歳から付けることを考えると速く走れます。
もし自分の子供を速く走らせたいのならば、3歳になってからではなく0歳のうちから速く走れるように考えて運動させておいたほうがいいと私は思っています。そのように育てたわが子は3歳10ヶ月で平均的な5歳の子くらいのスピードで走れるようになりました。
リビングからキッチンまでを駆けまわっているのですが、幼児のちょこちょことした走りではなくダダダっと子供のように駆けるようになりました。スピードがとても速いのでキッチンからリビングまでを走る時間を計測してみました。
キッチンからリビングまでの距離は実測で7.0mです。この距離を2.3秒で走ります。これを25mに計算すると8.2秒です。
幼児の25mを走る平均タイムですが、平成 18 年度幼児の運動能力測定報告書というデータを参考に考えてみました。
このデータによると年齢別のタイムは以下のようになります。
- 3歳前半平均:9.24秒
- 3歳後半平均:8.97秒
- 4歳前半平均:8.00秒
- 4歳後半平均:7.48秒
- 5歳前半平均:7.03秒
- 5歳後半平均:6.60秒
わが子の25mに換算した走るスピードは3歳後半の平均を上回っていることになります。
しかしわが子の走る距離は7.0mで距離が短すぎるので加速していく途中で終わります。トップスピードに入らないうちに終了です。しかも家の中は狭いため、MAXスピードを出したらゴール地点の冷蔵庫にぶつかってしまいます。最後はスピードは控えめにしていることになります。
つまり全力で走っている時間はほぼないと思われます。
これを考えるとおそらく25mを全力で走れば7.5秒を越えることはないと思います。おそらく7秒くらいで走れるでしょう。
3歳10ヶ月児では25mを全力で走り切る体力がないと思われるかもしれませんが、わが子は50mくらいの距離の急坂を息も切らせず駆け上がることができます。平地の25mならばやる気になれば全力で走り切れるはずです。
家の外で正確な25m走の計測をしたいところですがわが子はまだ靴を履くと少しですがスピードが落ちます。そして裸足より走りにくいらしく本気で走ってくれることがありません。そのため現時点で25mの正しい測定ができていません。
これから幼稚園に行って友達と遊ぶようになれば本気で走ることを覚えてくれるのかもしれませんが、現時点では家の中を(本気モードになった時限定で)走る時しかわが子の本気の走りは見ることができないのです。
土の上で全力で走る姿を見られないのですからその時点で5歳の子供には負けているのでしょう。あくまでこの記事は単純な走るスピードだけを考えて書いています。その点はご了承ください。
それでもやっぱり走るのは速かったので幼稚園年少のかけっこでは6人中トップでゴールしました。
3歳までのわが子にさせてきたこと
わが子の3歳10ヶ月までの走りの成長を簡単に紹介しておきます。
わが子が走り始めたのは1歳1ヶ月のころです。その時期には走って片足で踏み切り両足を浮かせたジャンプもしていました。
走るのが速くなったのは1歳3ヶ月です。
この時はおそらく2歳の子には負けないスピードで走っていました。
2歳7ヶ月で、立ち幅跳びは最高で75cmでした。これは1歳以上年上の子の平均を上回っていました。
このような成長をしてきたためわが子は3歳児としてはかなり速いスピードで走ります。
このようになったのは素質よりも育て方も大きいと思っています。
子供の脚の成長についてですが一般的には最初はO脚になりその後でX脚になり、最後にまっすぐな脚になると言われています。それが普通だと考えられているのですが私はそれを信じませんでした。
最初からずっとまっすぐな足にしたいと思い早く立たせないようにしましたし、履かせるシューズにも気を使いました。
このことは以下のリンク先に記事がありますから是非ご覧ください。
赤ちゃんのファーストシューズはこれで決まり! ASICS(アシックス)ファブレ(FABRE) FIRST SL 3
早く立たせると足の骨が変形するかもしれないと思い立ち上がるのを遅らせました。
このことは子供を早く立たせるとO脚や蟹股になるのが心配で、私はハイハイをたくさんさせましたという記事を書いています。
1歳の時からわが子は足がまっすぐだったため普通で走れない1歳1ヶ月くらいから走ることができました。
このことが足の速い子になった理由の一つだと思っています。
もう一つ大切なことがあります。
あくまで私の個人的な意見ということで読んでいたたげるとありがたいのですが、3歳前に速い動きをしておくと速く動くための筋肉が少なからず付くでしょう。
もし3歳までに速く動かないと付けることができない筋肉や運動能力があったとしたらその後の運動にプラスになります。もちろんそんなことは世界中どの専門家も言っていないと思います。
しかし研究が進んで実証されていないだけで私の考えが正しいかもしれません。
でも私はちょっとだけ根拠がある話だと思っています。その根拠とは私の脚の筋肉の付き方です。
私の足は筋肉の付き方がちょっと違います。とても細いのですが発達している筋肉が普通と少し違います。
向こう脛の筋肉が発達しています。前脛骨筋(ぜんけいこつきん)という筋肉です。
向こう脛(足の前側)が筋肉で盛り上がっているのをわかってもらえるでしょうか。
この筋肉が付いているのが原因かどうかはわかりませんが、細い脚なのに陸上部の短距離選手に負けないスピードで走ることができていました。
私は中学になるまで本格的にスポーツをしたことがありません。それでも特殊な筋肉の付き方をしているのは幼少期に動き回っていたことに関係がある気がするのです。
多動気味の私は幼少期にいつも休むことなく動き回っていたようです。山の中の一軒家だったため平らなところがありませんでした。いつも幼児期から斜面を上り下りしていました。
この前脛骨筋は斜面を上る時やつま先で歩くときに硬くなっています。そのような運動をすることで鍛えられるのだと思います。
しかし私以外の人は中学生くらいからそのような運動を繰り返しても前脛骨筋が発達することはありません。私は3歳までに前脛骨筋を使う運動をしたので前脛骨筋が育つベースができたのだと思っています。そしてその後にほんの少し鍛えただけで見事にこの筋肉が発達したのではないかと思うのです。
それを考えて私はわが子が歩き始めたらなるべく多くの運動をさせています。斜面も歩かせていますし走ったり跳んだりすることも止めずにやらせています。
少しでも早い時期に斜面を歩かせたり速く動くことをさせてもデメリットはないと思います。それならばやらせてみてもし効果があれば儲けものだと考えました。
そしてそのように運動させてきたわが子は見事に走るのが同学年では誰にも負けないくらい速くなったのです。
4歳を過ぎて確認してみると私と同じように足に前脛骨筋が付いているように思えています。
3歳以降からでも走るのは速くできる
ここまで3歳までにわが子に行ったことを紹介してきました。
赤ちゃんの時から速く走れるように考えて育てたところわが子は走るのが速くなりました。しかし3歳を過ぎた子供でも足を強くすることで走るのは速くできると思います。
わが子には3歳後半までとにかくたくさん歩かせています。速く走れるようにするためには3歳~4歳になっても足を使う運動をすることが効果的だと思うのです。
わが子は歩くのが大好きでいつも散歩をしたがります。わが子が歩きたいと言い出した場合は私たち夫婦は絶対にわが子に付き合います。そのためわが子の歩く距離はとても多いのです。
健康のためや運動能力の向上を期待してわが子を歩かせているのですが、街を歩いていても子供と一緒に散歩している家族を見ることはとても少ないです。実際には3歳くらいの子供に付き合って歩く親御さんはあまり多くないのでしょう。
もし外を歩きたいとお子さんが言い出したらできる限り付き合ってあげることをお勧めします。そうすることであまり歩かせていない子と差が付くのではないと私は信じています。
しかしあまり歩くのが好きではない子もいると思います。歩かせるためには歩くのが楽しい気持ちにしなければなりません。
わが子は歩くのが大好きですがその理由は以下です。
- 親が大好きで親と一緒にいられることが楽しいので、親が散歩するというと一緒に行く気持ちが強い。
- 子供が興味を持つ場所を見つけて、そこに行こうと誘う。
- 途中で何かに興味を持って見入ったら、気が済むまで見せる。
こんなことを考えてわが子が歩くのが楽しいように工夫しています。
これらのことは2~3歳の子に長い距離を歩かせる方法とその効果を紹介しますという記事を書いていますのでぜひご覧ください。
0歳から3歳までなるべく足を使う運動をさせてきたことでわが子が速く走れるようになったことは間違いありません。