運動0~2歳

【足抜き戻し】をさせる方法  幼児期にできるようするやり方と注意点

2歳2ヶ月のわが子が、鉄棒遊びの「足抜き戻し」をするようになりました。

足抜き回りができるようになると、鉄棒遊びもぶら下がるだけよりも楽しくなるようで、わが子はいつも鉄棒に向かうようになりました。その結果、上半身がしっかり鍛えられました。

上半身を鍛えることは、幼児期にはとても大切なことです。歩くようになると足は鍛えられていますが、上半身を使って遊ぶ子は少ないのです。バランスよく体を成長させるためにも、お子さんには幼児期に足抜き戻しをさせてみましょう。

目次

足抜き戻しとは?

鉄棒遊びの「足抜き戻し」とは両手で鉄棒にぶら下がり、鉄棒に足を通してまた元に戻って着地することです。

幼児には鉄棒にぶら下がることができたら、「足抜き戻し」か「豚の丸焼き」が、最初にできる遊びとなることがほとんどです。

足抜き戻しは両手でぶら下がったまま、自分の力で足の裏を鉄棒の位置まで持ち上げなければなりません。腹筋が強くないと、足を持ち上げられないのです。

わが子は2歳1ヶ月の時に、足抜き戻しにトライしてできなくて泣いたこともありました。

コツがつかめないと、腹筋力が足りない幼児にはなかなかできないこともあります。

足抜き戻しができる条件

鉄棒にぶら下がることは、腕力が付けば多くの子ができるようになります。

ただし足抜き戻しは、掴まって状態で10秒くらいはぶら下がり続けることができないとできません。長くぶら下がることができないのに足を上げることに集中すると、手が疲れて鉄棒から手を放してしまうかもしれません。その場合は腰から地面に落ちることになり危険です。

そして足を持ち上げるだけの筋力があることは必須です。

足を持ち上げるには、おもに腹筋を使います。腹筋がないと足が持ち上がらないので、足が途中で下がってしまいます。腹筋を始めとして、ぶら下がったまま足を上げる筋力が必要です。

もう一つとても大切なことは、ぶら下がった状態で足を上げている最中に、手を離さないだけの危機管理能力が備わっていることです。安易に手を放すことがないことを見極めなければなりません。

私は布団を何枚も積み上げて、頭から落下してもいい状況にしてから足抜き戻しをさせました。これで手を離すことがなかったため、布団なしで足抜き戻しをさせたのです。

親御さんご自身の納得いく方法で、お子さんの危機管理能力が備わったかどうか見極めてから、足抜き戻しにトライさせる必要があります。

これらの条件がそろえば、足抜き戻しに挑戦させてみましょう。

豚の丸焼きとの違いは?

私は足抜き戻しは、豚の丸焼きの次のステップだと考えています。

豚の丸焼きとは、鉄棒にぶら下がり、足を上げて鉄棒に足を絡める遊びです。

豚の丸焼きは体が鉄棒に対して平行になるため、足を持ち上げるのに、鉄棒の支柱などを使うことができます。わが子も家庭用鉄棒の支柱に足を掛けて、鉄棒まで足を上げていました。

それに対して足抜き戻しは、自力で鉄棒まで足を上げなければなりません。その点では豚の丸焼きよりも少し難易度が高いものになります。

鉄棒遊びは、以下の順番ですることをお勧めします。

  1. ぶら下がり
  2. 鉄棒の支柱を使った豚の丸焼き
  3. 足抜き戻し

わが子が足抜き戻しに挑戦

わが子は2歳1ヶ月の時、【足抜き戻し】に挑戦して、失敗して泣き出しました。

一度足抜き戻しができるようになったのですが、次にやった時には足が鉄棒まで上がらなくなってしまったのです。

何度もトライしているので、体にも疲れがたまり、ますます上がらなくなっていきます。それでも何度も何度も挑戦し、どうしてもできないので悔しくて泣き出したのです。

何度かトライしている時、一回だけ足の先が鉄棒に一瞬だけ触れたことがありました。その時はすぐに私たちの所に来て、今は鉄棒に足が当たったと懸命にアピールしてきました。その真剣な様子がうれしかったです。本気で頑張っていたことがよくわかりました。

足抜き戻しができなくなった理由は、何度もやっているうちに疲れがたまったこともありますが、大きな理由はやり方が悪かったことです。

ここで足抜き戻しをするためのテクニックを紹介しておきます。

足を伸ばした状態で腹筋だけで足を上げようとすると、大変な力が必要です。疲れていない時はわが子もそのやり方で足抜き戻しができるのですが、疲れて来ると足が上がらなくなります。

下の画像時には、足をほとんど曲げずに上げようとしていますから上がらずに失敗しました。

 

足全体を伸ばしたまま持ち上げるのは大変です。楽にできる方法は、ぶら下がった状態で足を曲げて、太ももを体に付けるようにして持ち上げます。太ももが持ちあがったら膝を伸ばして鉄棒に足を付けるというやり方を教えましょう。

画像では少しわかりにくいかもしれませんが、足を曲げて膝を体に近づけながら足を上げています。

なかなか足が上がらないお子さんには、親が見本を見せるといいでしょう。全体を足を持ち上げるのではなく、最初に腿を持ち上げる感覚です。

このやり方をわが子は習得して、いつでも簡単に足抜き戻しができるようになりました。

足抜き回りをさせる場合の注意

足抜き戻しができたら、足抜き回りはができるまでもう少しです。通した足に重心を移していけば、自動的に回転して足抜き回りが完成です。

おそらく足抜き戻しをしているうちに、足抜き回りまでやってしまった子もいるのではないでしょうか。わが子もすぐに足抜き回りをやってしまいました。

しかし足抜き回りは、お子さんによってはとても危険なことがあります。

足抜き回りをして一回転したら、足が床や地面に着地できた場合以外は、必ず手を離さなければなりません。手がねじれてしまうので、最後は必ず手を離す必要があるのです。

しかし子供ですから、初めての足抜き回りは途中で手を離すのが怖かったので、いつまでも鉄棒を握っていました。一回転した時に肩の関節がねじれて痛かったようです。

そのため足抜き回りをする時は、なるべく早く手を放したくなったようです。そしてなんと回転中に(さかさまになった状態で)すぐに手を離すようになりました。つまり真っ逆さまに頭から落下するということです。

私たち夫婦はこれが怖かったので、布団を積み上げて足抜き回りをさせていたのですが、手を離すのが早すぎて高確率で頭から落下するのです。

布団があっても頭から落下し続けたら、首を壊してしまいそうです。そこですぐに足抜き回りを禁止にしました。わが子は布団がなければ足抜き回りをしないよう見えたので、布団を鉄棒の下にセットするのを止めました。

ところがわが子は、なんと布団なしで足抜き回りをして、しかも布団がある時と同じく回転中に手を放し、頭から床に落下しました。

すごい音がして二階にいた私は、慌ててLDKに駆けつけました。幸いジョイントマットがあったので頭も首も無事で、事なきを得ましたが、わが子のように、途中で手を放してしまうような行為をするため、足抜き回りをあまりさせない方がいい子もいます。

足抜き回りをしそうになったら、わが子のように頭から落下しないように注意してください。

頭から落下したわが子は、その後は足抜き戻しはしますが、回転することを絶対にしなくなりました。そのかわり回転することに快感を覚えたようで、親の手を掴んで親の体を駆け上がり、一回転して楽しんでいます。

足抜き戻しの効果

足抜き戻しをするには強い腹筋の力が必要で、繰り返しやっているうちに腕だけでなく腹筋も鍛えられます。

また頭が体の真下に来る体勢を取ることで、鉄棒遊びの恐怖感を克服できます。これが前回りや逆上がりなどの回転する遊びができることにつながると言われています。

足抜き戻しができるようになると、わが子はとても楽しそうに、いつも鉄棒にぶら下がるようになりました。

鉄棒遊びのメリットは、冒頭でも書きましたが、腕や腹筋などの上半身の筋肉がしっかり鍛えられることです。

走り回ることが大好きなわが子ですが、それだけでは下半身しか鍛えられません。今では鉄棒でしっかり腕も鍛えているので、体もバランスよく育っています。

鉄棒遊びは、やりたいときにすぐにできることが大切です。わが家では家の中の遊び場であるLDKに鉄棒が置いてあります。このおかげで、鉄棒遊びをする頻度がわが子はとても多いのです。

使わない時は場所を取らないように折りたたんでいます。折りたためる鉄棒は、置き場所に困らず使い勝手がとてもいいですよ。

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