わが子の体重が増えませんでした。生後4ヶ月まで驚異的な勢いで増えていた体重が、なんとその後は5ヶ月間も増加ゼロなのです。
母乳100%で育てていましたが5ヶ月間も体重増加がないので、異常があるのではないかと心配したこともありました。
同じように赤ちゃんの体重増加がないことを心配している親御さんもいるでしょう。しかしわが子の体重増加がないことには理由がありました。
体には何も問題ないのに長期にわたって体重増加がないこともあります。自分のお子さんの体重増加がなくて悩んでいる方も、わが子と同じパターンであれば心配することはありません。
そんなわが子の例を紹介します。
目次
体重増加がぴたりと止まる
生後1ヶ月までは赤ちゃんの体重増加はとても激しく、1日に25g~35gほど増えていくと言われています。それが3ヶ月からは体重増加が緩やかになり、1日の増加量は15g~20g程になります。
わが子はそのころから1日の増加量が減るどころか、ぴったりと止まってしまいました。嘘のような話ですが、その5ヶ月間は何回測っても常に体重は8,000gなのです。(正確には7,950gから8,100g)
妻はあまりにも体重が増えないわが子について、「ミルクにすれば太ると言われているから、母乳をやめてミルクに変えよう」と言い出す始末です。
1ヶ月程度は体重が増えなくてもあまり気にしませんでしたが、それが2ヶ月3ヶ月と続くうちに、これは何かがおかしいのではないかと思うようになりました。
インターネットで情報を集めると、1ヶ月とか2ヶ月間体重増加がないことを心配する情報は見つかります。しかしわが子の体重増加がなかったのは5ヶ月間もの長期間なのです。増加がほんの少ししかないのならばまだマシで、わが子はその期間は増加がゼロだったのです。
こんな経験をした人の情報をどこにも見つけることができませんでした。
心配だが様子見した理由
体重が増えないことはもちろん心配でしたが、病院で検査してもらうことはしませんでした。理由は母乳をよく飲んでいましたし、どんな赤ちゃんよりもよく動いていると思うほど元気だったからです。
顔色もいいのでいつか体重も増えるだろうと考えていました。
(搾乳して哺乳瓶で母乳を与えています。哺乳瓶でないと、授乳できなかったからです。その経緯は 赤ちゃんの体重が増えない対策 哺乳瓶を使ってみましょうという記事をお読みください。)
体重が増えない原因判明
今まで撮りためた子供の写真をパソコンで整理している時に、びっくりしてしまいました。生後4ヶ月目のわが子はとんでもなく太っているじゃないですか!!
わが子は驚異的な授乳量で体重が増え、成長曲線の上限ぎりぎりの大きさでした。普通では考えられない太さなのです。
どうでしょうか。すごく太い太ももですよね。
赤ちゃん用の椅子であるBumbo(バンボ)を使うとき、わが子の足が太すぎて座らせるのに大変な苦労をしていました。無理やり足を通す部分を広げて座らせると、足を締め付けて血が通わなくなってしまいそうでした。
わが子を見た人は、みんな太ももの太さにびっくりしていました。私の姉は「病気じゃないか」と言うくらいでした。
それでも私たち夫婦は「確かにわが子の足はちょっと太いかもしれないけど、普通の赤ちゃんだ」と思い込んでいました。しかし他人から見れば異常な太さだったのですね。私たち夫婦はわが子がかわいいと思うあまり、わが子の太さが異常だと思う気持ちがほんの少しも湧いてくることがなかったのです。
このような太すぎる状態の時期から、わが子はズリバイやハイハイをするまでに成長して、運動量が増えたことで痩せていきました。
体はしっかり成長はしているので、骨や筋肉などが大きくなって重くなったはずです。しかしそれとちょうど同じ量だけ脂肪が減っていったようで、そのために体重がまったく増えなかったのです。
ハイハイレース会場で
毎月行われている赤ちゃん本舗のハイハイレースにエントリーしてみました。
会場にはたくさんの人がいて、熱戦(?)が繰り広げられていました。
エントリーされているのは生後8ヶ月から13ヶ月の赤ちゃんでした。
わが子は高速ハイハイを会得して毎日たくさん動き回っていましたから、とてもスリムになっていました。8ヶ月のわが子をレースに出ている他の子と比べてみると、明らかに一人だけ体型が違います。腰にくびれがあったのはわが子だけでした。
腰が一番細くて腕が一番太かったです。足の太さは普通くらいでした。それに生まれついての頭髪の剛毛が加わると、わが子一人だけ(体の大きさを除けば)、赤ちゃんではなくもっと成長した子供みたいに見えました。
わが子の腕が太いのは、すさまじい量のハイハイをするので筋肉が付いていると思われます。腰が細いことで、脂肪が他の子よりも圧倒的に少ないことがはっきりわかりました。つまりわが子は筋肉量は多いですが、脂肪がとても少ないアスリート体型(笑)のようでした。
この時にわが子の体重が軽くても心配いらないと確信しました。
体重が増えなくても心配いらない
わが子のように体重がまったく増えなくても、場合によってはまったく心配いらない場合があります。あまり動かない3ヶ月までの赤ちゃんは、たくさんのミルクや母乳を飲めば驚異的に体重が増えます。
その後にハイハイなどで運動量が増えると、脂肪が減っていくので成長しても体重が増えないのです。
赤ちゃんが元気であれば、体重は増えなくても心配いらないことがほとんどだと思います。
子育て支援広場に行きました
私たち夫婦は妊娠中に家が完成し、引っ越しをしました。そのために今の街に慣れておらず、子育て支援広場があることを知りませんでした。
しかし調べてみると、歩いていける距離に無料で使えるところがあったのです。すぐにそこに遊びに行ってみました。
そこにいた赤ちゃんたちの中に、わが子と同じくらいの月齢の子もいました。その子はやはり腰が太くて腕が細かったです。
わが子よりも2ヶ月先に生まれた子もいましたが、まだハイハイができず、ゆっくりとズリバイをしていました。ただしつかまり立ちはしていました。
その子に比べてわが子は体が相当細かったですが腕はやっぱり一回り太かったです。
平均体重以下になってしまったわが子ですが、他の子と同じように普通に脂肪が付いていれば、平均以上の体重にはなっているでしょう。他の子供と比べてみると、わが子は脂肪が少ないだけで立派に成長していることがわかりました。
その後の体重
生後9ヶ月になったその日に体重を測ると、8,180gになっていました。8,100gをついに超えたのです。おむつを替えたばかりでうんちも大量に出したばかり、母乳も飲まない状態ですから間違いなく体重を測るベストな条件です。久しぶりの体重増加に夫婦で飛び上がって喜びました。
5ヶ月間も体重増加がなかったことは余計な脂肪が取れたことによるものと理解していても、体重が増えないことは気にしていたので本当にうれしかったです。
その後は2歳になっても、体重は成長曲線では下限に近い位置が続いています。しかし2歳前の子供にしては走るのはものすごく速いですし、ストライダーに乗って走るのもおそらくほとんどの2歳児よりも速いでしょう。
いつも動き回っている元気な子供なので、体重が少ないことはまったく気にしていません。
運動量の多い幼児は、脂肪が減っていくことで体重は増えないこともあるようです。