意識と悩み3~4歳

個人レッスンのピアノ教室の選び方を経験をもとに紹介します

わが子の通うピアノ教室はわが子にぴったりです。本当にいいピアノ教室を見つけることができました。

グループレッスンではなく1人の先生が1人の生徒を教える個人のピアノ教室です。

いいピアノ教室に出会うことができたのは選ぶポイントをしっかり考えておいたことが大きいと感じています。

ピアノ教室を決めた時の感想としては、3歳4歳5歳くらいの幼児に通わせるピアノ教室を選ぶのはとても難しいということでした。

どのようなところを重視するかしっかり考えをまとめておくことがとても大切だと実感しました。

私がわが子のためにピアノ教室を選んだ経験からどのようなことを重視したのかポイントを紹介します。

目次

3歳~5歳の子のピアノ教室は先生の指導力が重要

この記事は個人レッスンのピアノ教室を選ぶ時に必要な情報をまとめたものです。

ピアノ教室を選ぶ場合は個人レッスンのピアノ教室かグループレッスンのピアノ教室かどちらかを選ぶことになります。

どちらにするのか漠然と決めてしまうと後悔することにもなりかねません。

子供のピアノ教室はグループレッスンと個人レッスンのどちらがいいの?という記事を書いています。

どちらを選ぶのかはっきり決めていない方や、ピアノ教室選びについて多くの情報を集めたいと思っている方はとても大切なことを書いていますのでぜひご覧ください。

私がピアノ教室を選ぶ時に最初に取った行動はインターネットで情報を集めることでした。

そしてどのサイトも内容がとてもよく似ていると感じました。

謝礼の金額や自宅からの距離などの条件から先生の指導力まですべて同列で紹介されていることも多かったです。

確かにどんなことも大切と言えば大切なのですが指導力の違いで子供の上達速度も大きく変わります。

私は他の条件は二の次にして指導力中心でピアノ教室を選びました。

実際にピアノ教室に入ったわが子のレッスンを見ていて一番大切なのは先生の指導力だと確信を持っています。

先生の指導力を中心としたピアノ教室選び

体験レッスンを受ける時の考え方

ピアノ教室を選ぶ時、多くは体験レッスンを受けることになると思います。

私もわが子にピアノ教室の体験レッスンを受けさせました。

そして体験レッスンをする前に子供の特徴を先生に正確に伝えておくことがとても大切だと感じました。

わが子は一般的な3歳児よりはピアノを習うための適性と成長の早さがあると思っていたので、具体的な例を交えてそれを素直に伝えました。

その甲斐があったのかわが子の体験レッスン30分間はすべて椅子に座ってピアノを弾くレッスンでした。

というよりもわが子の特徴を先生に最初に話したところ3歳だったわが子の年齢を5歳と勘違いしてレッスンしてくれたので、普通の3歳児では到底できないような内容の体験をさせてもらうことができました。

ピアノ教室では3歳児や4歳児(もちろん2歳児も)にはピアノをほとんど弾かせずに、リトミックと言われる歌を歌ったり打楽器を使ったりすることが主流のレッスンになることがあります。

自分の子供の能力が把握できない場合でリトミックではなくピアノを弾くことを最初から教えてもらいたい希望がある場合は、体験レッスンでもピアノを弾く体験をさせてもらうようにお願いすることも必要です。

最初からリトミックのみの体験レッスンになってしまったらピアノが弾ける能力があるかどうかもわかりません。

ピアノを弾かせてもらってダメなら途中からリトミックにしてもらうような体験にしてもらうほうがいいのです。

先生の指導力を考える

ピアノ教室の体験レッスンを受けることは絶対にすべきだと思いますが、その時になるべく体験レッスン終了後に先生と話す時間が取れるように私は考えました。

体験レッスン終了後にすぐに次の生徒が来る場合だと先生とお話しすることができません。

私の経験では体験レッスンを終えた後に10分でもお話しできる時間があるか確認して体験レッスンの日時を決めました。

先生と話をすることで先生の性格やピアノを生徒に教える思いが伝わってきました。

ほとんどの方が自分の子供には最初からピアノを弾かせてくれることを望むと思います。

それでもリトミックから始めることになってしまった場合、先生と話すことで納得することもできるでしょう。

私が選んだピアノ教室は今までの実績もあることがわかりましたし、生徒の技術を伸ばす強い意志も感じられました。

そして「もし他にも体験レッスンをされてそちらのほうがいい場合はそちらに行ってもらっても問題ありませんよ。もしいろいろなピアノ教室で体験レッスンを受けてそれでもうちがいいと思ったなら連絡してください」とおっしゃってくれました。

面倒だから当たり障りなくわが子の入会を断っているようにも見えませんでした。

話していると先生の本音と人柄がわかります。

とにかくレッスン内容だけで判断せずに先生とお話しして波長の合ったピアノ教室を選ぶことを強くお勧めします。

 

そして肝心の指導力についてです。

ピアノは順調に上達していても壁にぶつかることがあるようです。

初心者のうちは「譜面を見てすぐに弾けない」「左手で弾けない」「両手同時に弾けない」などのことで躓くかもしれません。

この時に効果的な解決方法を教えてくれるなどのことをしてもらえると上達は早くなります。

それができるかどうかは先生の実力です。

これをピアノ教室での体験レッスンで見極めるのは極めて難しいです。

それでも私は先生とたくさん話をして、レッスンに対する熱意が強く感じられたピアノ教室を選びました。

(親がとても甘いので)ピアノ教室では厳しく指導してもらいたい気持ちもありましたし、何と言っても教えることに意欲を感じられる先生がいいと思っていました。

しかしそんなことは体験レッスンを受けた短い時間ではわからないと思われるかもしれません。

私がわが子のピアノ教室を選んだ理由は以下のような会話によるものでした。

私「これからピアノを買おうと思っているのですが電子ピアノではダメでしょうか。」

先生「電子ピアノでも問題ないですが音量を下げ過ぎる生徒がいます。オンラインレッスンもしているのですが、生徒にもっと音量を上げて!と言ってもなかなか上げてくれないことがあります。その場合はなかなか大切なことが身に付かないこともあります。」

先生「どうしても住宅事情で音量が上げられない場合もあると思いますがあなたのお宅はいかがでしょうか?」

私「窓は3枚ガラスで防音性能は最高レベルですからおそらく問題ないと思います。」

先生「それなら大丈夫ですね。」

このように書くと普通の会話のように思えるでしょう。

しかし話をした私には、生徒にどうしてもそこで音量を上げてピアノを弾かないととても大切なものが身に付かないと先生は思い、それを一生懸命指示した様子が浮かんできました。

大切なところでは妥協しない。

そして住宅事情で音を上げられないという事情があることは理解しながらも、生徒のために無理を承知で指示している気持ちの強さを感じました。

きっとその場にいないとわからない印象なのでしょうが、私はこの先生なら生徒のために真剣にレッスンしてくれると思えました。

話をしていれば「ピアノ教室の仕事はビジネス」と考える割合が高いか、それとも「生徒がピアノを弾く技術を身に付け、弾くことの楽しさを教えてあげたい」と思う気持ちが強いかは何となくわかることがあります。

私は体験レッスンで受けた印象を信じてそのピアノ教室にわが子を入れました。

そして結果的には大成功だったのです。

レッスン開始から3ヶ月目の4歳1ヶ月で、わが子にも先生から課題が出されました。

ある曲について元気よく弾き過ぎなので寂しそうになるように弾くようにすることと、一呼吸おくべきところはしっかりと一呼吸おいてから次の音を出すことでした。

単純な指摘ですから次のレッスンで1度聞けばすぐに課題を克服できているかわかると思います。

しかし先生はわが子の弾いた曲をしっかり録音してくれました。

そしてその録音の音を聞いたうえで細かなところまでじっくりと弾き方を教えてくれたのです。

上級者なら音を録音して繰り返し聞いて欠点を見つけ出す必要があるのかもしれません。しかし4歳になったばかりの子供なら弾き方を録音までする必要はない気がします。

それでも先生がわが子の演奏を録音して確認してくれたことで幼児と言えども真剣に生徒を教える気持ちを持たれていることがわかり、このピアノ教室に入れてよかったと心から思いました。

ピアノ教室選びで先生の性格や能力を判断させていただくのは体験レッスンで受けた印象のみでした。

それでも私は体験レッスンの時に受けた印象でピアノ教室を選び満足しています。

体験レッスンでは時間がある限り先生とたくさんの話をすることをお勧めします。

何気ない会話でも生徒を教える思いや性格が何となくわかることがありますよ。

レッスン内容以外の選ぶべきポイント

指導力はとても大切ですが、もちろんそれ以外にもピアノ教室を選ぶポイントはたくさんあります。

指導力以外のポイントを紹介していきます。

レッスン時間はどのくらいか?

わが子のために選んだピアノ教室はピアノを弾くレッスンが30分で、譜面を読むレッスンが15分あります。

つまり45分のレッスン時間があります。

この3歳の子にも45分のレッスン時間があることはわが子のピアノを弾く技術をかなり向上させてくれています。

譜面を覚えるレッスン時間が15分もあることはとても贅沢だと思います。

この効果によりわが子は3歳11ヶ月から譜面を見ながらピアノを弾いています。

これは実はとてもすごいことだと思います。

3歳で譜面を見ながらピアノを弾けることは実際にはほとんどないようです。

わが子は今4歳2ヶ月ですが両手弾きの曲でもすべて完全に譜面を見て弾いています。

譜面がないと弾けないくらいです。

これはピアノ教室で毎回15分間も譜面を読む練習をしてくれるからです。

30分のレッスンのピアノ教室では譜面を読む練習をする時間がほとんどないこともあるようです。

これでは譜面が読めるようにはなかなかなりません。

幼児に45分のレッスン時間があるピアノ教室はなかなかないと思いますが、私の経験から30分のピアノを弾くレッスンに加えて15分の譜面を読む練習があるピアノ教室は最強だと確信しています。

月謝はいくらになるか?

月謝についてはとても安いところで4,000円ほど。高いところで8,000円くらいになるそうです。

大手のピアノ教室は月謝が割高になり個人レッスンのピアノ教室は割安だと言われています。

わが子のピアノ教室は月謝が7,150円です。

一般的な個人のピアノ教室に比べて高い気がしますが、普通は30分しかレッスン時間がないのにわが子のピアノ教室は45分間のレッスン時間です。

30分で計算すると約4,767円となりとても割安なのです。

月謝はレッスン時間と合わせて考えた方がいいです。

また1ヶ月のレッスン回数ですがこれもピアノ教室によって違いがあります。

月に3回の教室が多い印象ですが、わが子の通うピアノ教室は水曜日が祝日にならない限り毎週水曜日にレッスンがありますから月に4回のことが多いです。

同じ月謝でもレッスン回数が多い方が当然お得になりますから、月のレッスン回数は必ず確認しておいたほうがいいでしょう。

追加でどんな費用がかかるか?

私は体験レッスンを受けてすぐに入会するのではなく、一度家に帰って費用などを冷静に確認しました。

ピアノ教室は月謝が必要ですが、それ以外に入会費、譜面代金なども別にかかります。

施設維持費や駐車場料金が加算されることもあるようですが、わが子のピアノ教室はこの項目はありませんでした。

音楽発表会の参加費用を月割りで月謝にプラスされることもあります。

この場合はもし音楽発表会に出る気持ちがない方には余計な出費となりますので注意が必要です。

これもわが子のピアノ教室にはありませんでしたのでとてもありがたかったです。

また習い始めは月謝が安くてもレベルが上がると月謝が上がることは普通です。

それらも含めて費用がどのくらいなのか確認しましょう。

音楽発表会には出たいか?

わが子の通うピアノ教室には音楽発表会を開いてくれます。

私は最初は音楽発表会に参加することはそれほど興味はありませんでした。

しかしわが子が上達していくのを見ていると発表会で元気にピアノを弾くわが子の姿を想像してしまうようになりました。

音楽発表会があると親子ともにモチベーションが上がるので、今となっては音楽会に参加できるピアノ教室を選んでよかったと思っています。

個人経営のピアノ教室では音楽発表会の設定がない所もありますのでその点もしっかり考えておく必要があります。

個人レッスンのピアノ教室を選ばれる方は音楽発表会に興味のないことはほとんどないと思います。

でも私みたいに最初は興味がなかった人間でも自分の子供がピアノを弾く技術を向上させていくと、きっと音楽発表会に出る姿を楽しみにすることになりますよ。

駐車場があるか?

わが子を通わせているピアノ教室には駐車場がしっかりあります。

自家用車で子供を乗せてピアノ教室に通わせるわが家の場合は駐車場があることは必須でした。

幼児の場合はレッスンに付き添ったり隣の部屋で待機したりすることになります。

もし付き添えない場合はピアノ教室のそばに時間をつぶせる場所(スーパー、ショッピングモール、本屋など)がそばにあると付き添いの人も退屈しないで済みます。

子供に対する態度は良好か?

わが子が通うピアノ教室の先生はわが子にとても良くしてくれます。

子供も大好きなようです。

ピアノ教室の先生の中には生徒のピアノを弾く技術を上げることに熱意を上げる人がいます。

そのような人は幼児の低調なレベルのレッスンがあまり好きではないことがあります。

そのため幼児に対するレッスンにあまり乗り気ではない人もいると思います。

好き嫌いが激しい先生は子供のおふざけが許せないと感じることもあるかもしれません。

体験レッスンで子供が好きかどうかも態度で確認しておくといいでしょう。

また子供を褒めることができない先生もいるようなことをインターネットの情報で見たことがありますが、わが子の先生は褒めるべきところは絶対に褒めてくれます。

わが子はなんだかんだ言ってお調子者です。褒めてもらえればやる気が出ます。

幼児期はやる気を出し続けることが重要ですから、褒めてやる気を出させるようなレッスンをしてくれるかどうかは重要なことです。

購入するピアノにこだわりはあるか?

私はどんなピアノを購入するのか徹底的に検討しました。

その結果わが家ではハイブリッドピアノと言われる電子ピアノを購入しましたが、このピアノを購入することを入会前に先生に相談したところ先生は問題ないと言ってくれました。

ピアノを習うには家での自主練習が必要です。

家で使うピアノについてこだわりを持っている先生もいます。

もちろん最初からグランドピアノを買うように言ってくる先生はいないとは思いますが、最低でもアップライトピアノを買ってほしいと先生に言われたという話をインターネットの情報の中で見たことがあります。

電子ピアノを購入する予定だったのにアップライトピアノを買うように言われけてしまうと、予算や騒音の問題や置き場所の問題などがあって困ってしまうことがあります。

自分は子供にどのくらいの費用でどんなピアノを買うつもりかを考えておき、そのピアノでも問題ないかを確認することも必要な場合があります。

レッスンの曜日を途中で変えることができるか?

わが子特有の問題かもしれませんがわが子には複数の習い事をさせています。

他の習い事と調整するためレッスン日が変えられることが望ましかったです。

わが子は最初は水曜日の3時45分からのレッスンでしたが、ピアノを習い始めた後から、英会話、サッカースクール、体操教室に入りました。

たまたまピアノ教室の時間と他の習い事が被らなかったためにピアノ教室の日時変更の必要はありませんでした。

しかしもし後から習わせたい習い事ができた場合は日時を変えたくなることがあるかもしれません。

それが可能かどうかを確認しておくといいと思います。

ピアノ教室の先生との相性

私は体験レッスンを受けて、そして今まで書いたことをすべて総合的に考えてピアノ教室を選びました。

ちょっと驚いたのは最初から「3歳の初心者にこんな難しいことをさせるの?」と驚くようなレッスン内容だったことです。

ピアノの鍵盤の位置を弾きながら理解させるレッスンですがこのペースがとても速いのです。3歳児に付いていけるとは思えないスピードでした。

しかしわが子はそんな無理難題に頑張って立ち向っていました。

ずっと30分間集中していなければできないことばかりですので少々の戸惑いは感じられましたが、それでも音を上げずにやり切っていました。

初期にはわが子もピアノ教室のレッスンはつまらないと思っていたのだと思います。

しかしそれに1ヶ月くらいで完全に慣れてから上達スピードは一気に上がり、とても楽しそうにレッスンを受けるようになりました。

こんなところを見ているとわが子と先生は相性がいいのだろうなあと思っています。

もっと上達するときっととても厳しい先生だと思います。

生徒に対する要求も高くなるでしょう。

そもそも3歳児に45分のレッスン時間を設ける時点で普通ではありません。

そんな普通ではないレッスンをする先生は、わが子の能力を最大限引き出してくれています。

体験レッスンをさせていただけたのは、先にも書いた通りわが子が5歳だと思っていたからのようです。

わが子が3歳と知っていたら体験レッスンもさせてもらえず入会は不可能だった気がします。

教室にリトミックの道具などがカスタネットくらいでほとんど見当たらず、そもそも幼児にピアノを教えることに力を入れていないピアノ教室なのではないかと思います。

ちなみにわが子は生徒の中で最年少のようです。

そんなピアノ教室に入れたことは偶然もあったのでしょうが、3ヶ月通ってわが子も私たち親もこのピアノ教室に入れて本当に良かったと思っています。

わが子はビアノを習い始めて2ヶ月足らずで簡単な曲なら片手ずつ交互にメロディーを弾くことができるようになり、すぐに両手演奏になりました。

そして4ヶ月目には両方の手の同時演奏にも入りました。

わが子にピアノを習わせた理由は、ピアノを経験させることでサッカーで瞬間的な判断をする能力を磨くことができるのではないかと考えたからです。

そんな理由で始めさせたピアノなので最初はわが子がコンクールや音楽発表会に参加するなんて一切考えたことがありませんでした。

しかし今ではわが子が思いもよらぬ成長を見せてくれています。

しっかり教えてくれるピアノ教室の先生、そして家でピアノを覚えながらわが子に教える妻がいれば、幼稚園の年長になった時にはコンクールにも参加できるのではないかと思うようになりました。

毎日わが子のピアノの上達がとても楽しみになっています。

そんな気持ちにさせてくれたピアノ教室の先生と妻、そしてわが子には感謝以外の言葉がありません。

もし今のピアノ教室の先生に出会わなければわが子のピアノを弾く技術の上達は大きく遅れていた可能性があります。

ピアノ教室選びは本当に大切だと感じます。

皆さんもぜひいいピアノ教室を見つけてくださいね。

 

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